しくじり就活。【私だから言えることってあると思ったんです。だから言いました。】
(note書かなさすぎじゃない?と思った方申し訳ありません。ただの怠惰です。)
4回にも渡って書いてきた私の就活話だが、
このへんで終わりにしたいと思う。
誰しも仕事でストレスは溜まる。
それは好きなことを仕事にしていようとしていなくても、同じことだ。
大事なのは、仕事内でそのストレスを発散できるかどうか。
例えば、私は大学時代演劇をやっていたのだが、
演劇なんて正直ストレスのオンパレードだ。
常に稽古で顔を合わせていると、
脳内で主宰を3回は刺したし(私も主宰をやった時は、誰かに脳内で刺されてたんだろう。物理的に刺されなくてよかった!ミンナアリガトウ)、
バイトは出来ないからお金は無いし、
動くから腹は減るし、
時間かけても全く上手くならないし……
ストレスマシマシ。
そんなものをなぜ4年近く続けられたのか。
やっぱり芝居をやる中でそれらのストレスが
解消されていたからだろう。
台詞に思いを託し、役と自分がオーバーラップするような感覚や、
座組での飲み会、本番前の気入れ等。
何にせよ私は演劇で得たストレスを、
演劇の中で晴らしていたに違いない。
今の仕事にその感覚はほぼなく、
現に入社した当初より
出来ることは確実に増えているのだが、
正直疲労感の方が多い。
そんな甘えたこと言ってるからダメなんだと
お偉いさんはいう気がするし、実際そういう部分もある。
しかし「仕事の憂さは仕事でしか晴らせない」。
最も核心を突いているこの理屈に基づいていると思うのだ。
だから、今就活をしている人、そこで苦しい思いをしている人、
また、自分が何をしたいのかまだ分からない、就活を始める前の人に
私は伝えたい。
何が自分の心を晴れやかにしてくれる存在なのか、
それが全く見えないうちは、焦って就活しない方がいい。
「やりたいこと」は正直その次ぐらいに大切で、
最も大事なのは「自分が楽しくなれること」なんじゃないか。
接客の仕事で嫌なことがあっても、
大好きな服や化粧品、おもちゃ、その他諸々に囲まれていれば
店舗という現場での仕事はその人にとって最高の環境になる。
不規則な生活を送っていても、自分が手がけた作品が
世の中に出る瞬間が何よりも嬉しい。
そんな人はクリエイター向きだ。
(知識が乏しいから例が多用できない。悲しい)
一度就職したら、
本当にやってみたい仕事が見え、
挑戦してみたくなったとしても、転職扱いになる。
第二新卒という言葉が一般化している現在でも、
「退職」というのは必ず職歴に傷をつける。
三年未満の早期退職であれば尚更だ。
ポテンシャル採用という、新卒にとっての一番の武器がないというのは、想像以上に辛いもの。
未経験の職種に挑戦する場合は特に。
であれば、まだ社会に出る前に
「自分に合ってるもの」「これがあれば頑張れるもの」を
明確にしておくべきだし、
それらが見えていなかったり、「早く内定が欲しい」という焦りで
見失われるくらいなら、
就活を途中で辞めたっていいと思うのだ。
私はまさに、自分にとって何が大切かというのを、
「内定」という言葉欲しさに見失って、
今後悔している人間だ。
だからこそ、「立ち止まっていいんだよ」と
伝えることが出来る気がする。
就活中のあなた、就活を始める前のあなた、不安を抱えているあなた。
どうか焦らないでほしい。
たとえ遠回りでも、自分にとって何が大切か、
何が自分を幸せにしてくれるのか、
それを見失わないでほしい。
もし、「就活」や「内定」という言葉に怯えて、
それらを見つける余裕がなくなっているとしたら、
いったん立ち止まっていい。
大事なのは、初めから正しい道を選択することではなく、
後悔しない道を選択をすること。
選んだ道を、後から「正しい選択だった」といえるように
未来を作っていくこと。
一度は後悔した私も、この先は
自分の未来を妥協しないように
ゆっくり、だけど確実に進んでいきたい。
最後に。
ここまでの私の就職活動記を、
今苦しんでいる(であろう)知り合いに捧げたいと思う。
人生、たぶん何とかなるって、
信じてるからさ、
また一緒に酒が飲みたいです。