幻の一手 後編 2020手合い①‐2
間が空いてしまいましたが、1月9日の対局「幻の一手」後編です。
前編はコチラ。って一ヵ月経ってるがな・・・
私が温めに温めたこの一手。
実戦では現われませんでしたが、会心の読み筋・・・
だったはずでした。
確認しようとAIに聞いてみると・・・・
30%落ちた orzOrz・・・・
そ、そんなはずはなあああああああい
と、違うAIに聞いてみると・・・・・
50%落ちた・・・・・(ノД`)・゜・。(;一_一)
正しくは黒1と切ってこのような進行を目指すべきと。
いちいちごもっとも すぎる ・・・・
人間が闘う囲碁。私たちプロ棋士は子供のころから何万局か対局をしてきた。
相手の狙いを察知したり心理を読んだり。
自身では盤上の読みに没頭しているつもりでも
無意識のうちにお互いの心理を読み合っているだろう。
勝負師としてはポーカーフェイスがベストだと思うが私は
表情に出てしまうタイプだと思う。
このときももしかして自信満々に「幻の一手」を打ちたいオーラを出していて秒読みに追われる河野貴至八段は咄嗟にそれを感じ取って回避したの・・かもしれない。
この碁は運よく勝った
「悪手への愛がとまらない。」
と言ったら妻に
「だから強くなれないんだよ」
と言われた・・・・・
いちいちごもっとも すぎる
今年はがんばろう。