ニューヨーク駐在記録「２度目のハロウィーンパレード」

２０１８年１０月。再びハロウィーンの時期がやってきた。
昨年の息子の姿がトラウマではあったが、学校生活を知るためには見に行かないわけにはいかない。でも、今年はちょっとだけ自信があった。というのも、息子は新学年が始まってから習い事などの予定がない日は学校近くの公園に寄って、同じ学年の子と遊んだり、新しいクラスメイトのクリスチャンにプレイデートに誘われたりすることが何度もあったからだ。
私は「今年こそは独りぼっちじゃありませんように！」と祈りながらパレードに向かうと、ちょうど息子たちのクラスが校舎の外に出たところだった。去年に引き続き忍者のコスチュームに身を包んだ息子はだいぶリラックスした表情をしていた。
パレードが始まり、息子は一人で歩いているときもあったが、クリスチャンと一緒にいる時間もあった。全く独りでいるわけではなかったのだ！それでも若干ドキドキしながら見守っていたのだが、パレードが終わってジムに戻った時、私はようやく胸をなでおろすことができた。なぜなら、今年もジムで親たちから寄付されたクッキーやカップケーキがもらえることになっていたのだが、昨年は訳も分からず列に並び、欲しいお菓子すら伝えることができなかった息子が、今回は難なく欲しいお菓子を手にしていたのだ。そして、プレイデートをしたことのない、私の知らないクラスメイトと楽しそうに談笑していたのだ！これぞ見たかった光景！！私はうれしくなって証拠写真を撮り、安心して帰路についたのだった。