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カード鑑定について②トレカ鑑定の現状

トレカ鑑定の現状

 こんばんは、石川です。
 今回はトレカ鑑定の現状について軽くお話をできればと思います。
 先日NHKのクローズアップ現代でもトレカ投資(主にポケカ投資)についての特集が組まれました。
 その際にもPSA日本支社のアラム氏がインタビューを受けていました。今のトレカ投資では鑑定が必須項目に近い様な状況になっております。
 では、鑑定はどれだけ人気になってきているのかというと、PSA鑑定含めてた様々な鑑定会社の知名度が広まってきて、人気が安定してきている状況になっていると思います。
 私の印象としてはPSA日本支社が設立された当初は米国の人気同様にBBM等のスポーツカードを主なターゲットにしているように見えました。 

 では、なぜPSAが一躍スポーツカードのみならず、トレーディングカードゲームの方まで普及したかというとSNSやYouTubeの力が大きいかと思います。
 YouTubeでは人気YouTuberさんが遊戯王のカードを鑑定に出して、高点数のカードの価値などを紹介したり、SNSでは人気ショップがPSA品を高値で販売し始めたことにより、カード鑑定が幅広く認知されるようになりました。筆者の印象としては、当初はポケモンカードというよりは遊戯王のPSA品が多かった様に感じていました。
 その後、元々人気であったポケモンカードのトレーナーカードについて希少性や状態保全を目的に急激に鑑定が増え始めて希少価値が急激に上がっていった様に感じます。

 幅広い層にカードの鑑定が認知されたことは、市場も活発になるし個人的にはとても嬉しく思っております。
 しかし、その人気の勢いが一時期凄すぎた感じがありました。
 カードを鑑定に出すには専用スリーブにカードを収納して鑑定に出すのですが、専用のスリーブはトレーディングカードの中でも主にスポーツカード専門の販売店でしか取り扱っていませんでした。また、スポーツカード勢の中でも鑑定に出す人は限られていたため在庫は各店舗とも少量のみだったこともあり、販売店の専用スリーブの在庫は直ぐに無くなりました。一時期は1枚20~30円程度の専用スリーブが10枚で1,000円近くで転売されることもありました。
 スリーブが高額転売されるような状況になったため、初めて鑑定に出す人たちの中ではカードの鑑定に対する期待が自然と大きくなり、それがSNSで拡散されることにより、さらにカード鑑定の知名度を上げていったのだと思います。

 その影響もあり、2021年の春以降カード鑑定の人気が高まったことで各社鑑定のスピードが追いつかず、鑑定期間が徐々に延び始めたり鑑定カードの受付期間が制限される事態が起きており、今もその状況は続いております。
 今ではPSA日本支社や販売店の専用スリーブの在庫が充填されはじめ、専用スリーブの枯渇はなくなってきましたが、カードが徐々に鑑定されて戻ってきたことにより、前の記事で紹介した⑤、⑥の様な意見がSNS上で増えてきました。
 今までも⑤、⑥のような問題は少なからずあったのかとは思います。
 しかし、鑑定の母数が増えたことと、スポーツカードのコレクターより発信力や影響力のあるトレーディングカードゲームのコレクターが発信したことにより、一気に話が広まったことと、それに対する噂や推察も凄い勢いで広がってしまったのかと思います。

 個人的な感想ですが、現在も日本国内ではPSA鑑定は人気の真っ只中だとは思います。
 ですが、その人気の中でも鑑定に出そうとしている方々に様々な情報が入ってきて、少しずつ冷静な感じになってきている様に感じます。
 個人的に感じているのはトレーディングカードゲームコレクターの中ではカード鑑定は希少性の高いカードの少量の依頼若しくは投資用として大量に鑑定依頼、スポーツカードコレクターは今まで通り自身の無理のないのペースで出している印象があります。

 今は鑑定から帰ってくるまで7~9ヶ月ほどかかりますが、コレクションや状態を保つことを目的として鑑定に出すのであれば、鑑定に出すタイミングはレートに波のあるカードでなければ好きなタイミングでいいかと思います。自分のお財布と相談して、最適なタイミングで鑑定を楽しみましょう。
 
 次回ですが、同人誌で記載していた章ではトレカ投資や儲かるのかを書いた記事になっていました。同人誌ではそこを目玉にして力を入れておりました。また、同人誌は当たり前の様に金銭を頂いていたため、その内容については少し検討をして掲載するか判断できればと思います。

以上、最後まで呼んでいただきありがとうございました。

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