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短編小説「見出し画像を登録することで、より記事が読者に見つけられやすくなります!」
なぜですか?
なぜあなたはそんなことを言うのですか?
私を困らせたいのですか?
そんなこと、わかっているんです。
そうした方がいいだなんて、わかっているんです。
でもそうしたくないんです。
何もいらないんです。
私はただ、私でいたいだけなんです。
私を放っておいてくれませんか?
お願いですから、私を放っておいてください。
私を自由にさせてください。
ブログにタイトルはいらないんです。
日記にタイトルはいらないんです。
私は私なんです。
私を自由にしてください。
こんな私はわがままですか?
はい、わがままです。
ごめんなさい。
わがままなんです。
だから、許してください。
どうか私を許してください。
どうか、怒らないでください。
これが私なんです。
私は私なんです。
私を探さないでください。
ごめんなさい。
嘘です。
どうか私を見つけてください。
見つけにくい私を、見つけてください。
おわり。