自称INTJによるポケモンで学ぶ人間分析~3章 わざとタイプ~

ポケモンのわざとタイプ

ポケモンには4つまで「わざ」を覚えさせることができる。攻撃技はもちろん、バフ・デバフ効果をもった補助技や回復技などもある。
ポケモンにはタイプがある。ほのおタイプ、みずタイプといったものである。これらタイプには相性があり、それによって打つ方、打たれる方ともに技の威力に影響する。

リアルでのわざとタイプ

リアルでもスキルと呼ばれる「わざ」を習得することになる。ポケモンでは4つまで覚えることができ、それ以上覚えたいとなっても今覚えているわざのどれか一つを忘れないとけない。リアルでも本人のキャパシティはもとより時間的な理由でも全てのスキルの習得は出来ない。自分が習得する価値があると思えるスキルを選択しなければならない。

ポケモンでは自身のタイプと使用する技のタイプが同じだと威力が1.5倍になるという仕様がある。リアルで当てはめると自分の得意分野だと同じスキルでも他の人よりうまく使えるといった感じだと思う。

では自分の得意なタイプのわざだけ覚えればよいかというと、そのタイプのわざが通用しない相手を前にした時に、手も足も出なくなる。だから、別のタイプのわざも習得させておく必要が出てくる。人生において、得意なことだけ、好きなことだけやっていてはうまくいかないというのはこういうことだと思う。

覚えられないわざもある

ポケモンが覚えられるわざはそのポケモンの種類によって決まっている。人も同じで生まれ持った才能によって向き不向きは存在する。

どんなにレベル上げを頑張っても覚えられないわざを覚えようとしても無駄なので、諦めて他の人に頼るというのも大事であると思う。

また、ポケモンあるあるで小学生はフルアタ(全て攻撃技)構成が好きというのがある。強いわざ=高火力の攻撃技という安直な発想ゆえにこうなるわけだが、リアルでも同じようなことは起きている。玄人になってくると補助技も多用し、また、パーティメンバーで役割分担させるなどするようになる。強い攻撃技が覚えられないからイコール弱いではない。自分の覚えられる技をどう活かすかが重要である。

めぐまれた環境はわざマシンの量

ポケモンでは「わざマシン」を使って、わざを覚えさせることができる。通常新しいわざを覚えるためには一定のレベルまでレベル上げしなければならないがそれをスキップ出来る。また、わざマシンでしか覚えられないわざもある。

めぐまれた環境とはわざマシンが多く使える環境であると言える。自己流であれば一生をかけて習得しなければならないようなスキルでも、例えば金を使って教育者を雇いマン・ツー・マンで指導を受けるなどすれば早い段階で習得できるであろう。

めぐまれた環境であることは有利には間違いないが、それ以外にも多様な要素が存在するのでそれだけでは決まらない。どんなに素晴らしいわざマシンがあっても本人の適性がなければ覚えられないということもある。

真剣に覚えるわざを考えろ

覚える価値のあるわざは人によって異なる。自身の適性やタイプはもちろん自分や周りの能力値、環境などにも左右される。

戦う相手は何なのか、それに対して自身のステータスはどうなのかを見極めて習得するスキルを取捨選択していくことが人生ゲームの攻略には重要である。


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