【シャニマス】コメティック、WING感想!
enza版で羽那とはるきのWINGやっての感想。ルカのWINGもだいぶ前にやったのでついでに感想書く。
コメティック全体
コメティックの3人にはそれぞれタイプの違う現代っ子病を感じて、明るいシーンでも哀愁を感じてしまう。この現代っ子病の性質がキャラとしての魅力を引き上げているので、アイドルとして売らせるならこの現代っ子病を克服させずに寧ろ悪化させた方がキャラが濃くなって売れるかもと思ってしまう俺がいる。
もちろんそんなことしたら、精神面に影響が出て長くアイドルは続けられないだろうとは思うけども、元々アイドルは寿命が短いと考えるなら使い潰す覚悟でやった方が良いかみたいにドライな俺が囁く。やりすぎるとアイドルを病ませる事務所って悪評たっちゃうけど、放クラとかノクチルあたりが隠れ蓑になってくれるだろうからいける気がする。
あとで3人それぞれについて語るけど、彼女たちの現代っ子病を治してしまったら人間としては魅力的になるけど、アイドルとしては面白みがなくなりそうと感じる。また、彼女たちの幸せを考えるなら治してあげた方が良いだろうけど、アイドルとしての成功を考えるのなら治療は先送りにした方が都合が良いかもとも。というかコメティックの3人ってアイドルとして長続きしなさそう過ぎてヤバイ。すぐに解散してそれぞれの人生歩みそう。
シャ二P大変だなあ。でも俺たちのシャ二Pなら両立してくれるんだろうきっと。
鈴木羽那
羽那のWINGは当初俺がコメティックに期待していた、ファンの理想をアイドルに押し付けることに触れていたな。シャ二Pがプロデューサじゃなくてファン側に最初から落ちかけているあたりも面白い。羽那のWINGだけではなくシャ二PのWINGでもあるかもしれない。
俺の中の羽那の最初のイメージは自分にも他人にも無関心で自律的なタイプに思っていた。何事にも無関心だからこそ普通だったら言うのが照れ臭いようなことでも、相手のご機嫌を取る為なら平気で言えるんだろうなと思った。
しかし、どうもそうではなさそうに感じ始めてきた。無関心などころか愛情に飢えていてあの手この手で相手からの好意を引き出そうと必死に良い子をやっているって感じに見えた。試し行動も多いし孤独感じているな。
冬優子にも似たようなところがあるけど、冬優子は比較的自律的。だけど、羽那は依存的。冬優子にとって良い子を演じるのは手段だけど、羽那はそれが目的(生き方)になっている感じがする。それが素直とか純粋と言えば聞こえは良いけどどうなんだろうか。(冬優子は裏表のない素敵な人です!)
人から無関心な扱いをされることにものすごく怯えている。そういうキャラに見えた。
現代っ子にこういう子多い気がする。周りから可愛がられすぎて逆に愛情が少しでも途絶えると不安になっちゃうタイプ。苦労せずに他人からの好意を得られてしまうが故に、自分から好意のストロークを得る自信がいつまでもつかない。だから、誰よりも周りから愛されているのに本人はいつかこの状態が終わってしまうかもしれないと一番不安に思っている。
少子化で家族や親戚からの愛情が集中しやすい現代っ子ならではって感じの症状。羽那はこの症状を抱えているおかげで他人からの好意を得る行動を積極的に行い、そこに天性の人たらしの才能も加わりアイドルとしての魅力は高い。と思っている。
この症状を克服してしまったらアイドルを続ける動機とか、人から好かれようと努力する動機を失ってしまってしまうのではないかと、俺がプロデューサーなら懸念してしまう。さらに言うと、愛情に飢えて媚びている感じが男の征服欲を満たすみたいなところもあるので、羽那が自信をもってしまい「もう人から嫌われることに怯えて他人に媚びるようなことはしません!」ってなったら、純白領域ナーフしちゃう気がする。
ファン目線だったら、「羽那には負けない!」って言ってカワイイカワイイしていればいいんだけど、これプロデューサ目線だったら頭抱える。特にシャ二Pってアイドルとして売れればそれでいいってドライなタイプじゃなくて、アイドルたちにとっての幸せは何かとかも考えるタイプだからどうすんだろこれって今から楽しみ。
俺だったら「羽那すまん。事務所の売り上げのためにお前には娼婦の道を進んでもらう。」って内心で決意して、羽那にはめいっぱいの愛情を注ぐのとそっけなくするのを交互にやって自分に依存させるルートを取ってしまうと思う。自分でやると後で刺されそうだから社長の立場でプロデューサにやらせよう・・・にへへ。
羽那の課題は現状「美しい」しか取り柄がないだろうな。「美」は飽きるんだ。極上の美は特に飽きが早い。さらに「美」は劣化する。羽那を見ていると「○○年に一人の美少女」で一時盛り上がってすぐに廃れる感じがしてしまう。現実では広告に金かけてその盛り上がりが鎮火しないようにするんだろうけど、283プロはその体力なさそうだし、「羽那から見た美しさ」がうんぬんとか青臭いこと言っているからどうなんでしょう。ユニット売りで延命させて、そこから良いキャラ作り出来ればって感じかな。
羽那に関してはリアルでの評価の方に興味がある。今は「羽那には負けない!」で盛り上がっているけど、これがいつまで続くのか。露骨に魅力的なムーブしているから最初はドキッと来ても毎回されれると陳腐に見え始める。かと言って純粋売りをしているから少しでもシリアス入ると結構くる人多そう。
シーズなんかの重いリアル路線好きなんで期待。でもサポートコミュなんかではほっこりする奴プリーズ。
郁田はるき
はるきはおおよそ推測していた通りのキャラに感じた。俺は実はシャニソンやっていない勢なので、はるきについては公式ホームページの紹介とYoutubeのプロモーションビデオと切り抜きを少し見たくらい。なのに、ビジュアルと声だけで性格をだいたい読めるってのはシャニマスの実在性の高さに改めて驚愕。
羽那とルカが分かりやすく依存体質で、はるきは比較的自律しているキャラではある。他二人よりは現代っ子病の症状としては軽い。しかし、やはりこの子もしっかり現代っ子病って感じた。
今更ではあるけど、現代っ子病っていうのは良い子ちゃん病のことである。はるきは羽那とは違った良い子ちゃん病を抱えている。羽那は人から好意のストロークが欲しくて良い子をやっているけど、はるきは人からストロークをもらいすぎてはいけないと遠慮するタイプの良い子をやっているように感じる。そういうタイプなので自律傾向ではあるんだけど、やっぱり人からのストロークは欲しいと内心では思っている。そういう孤独の感じ方をするタイプ。
こんなタイプの子に初対面から「どうにもならない人の心より君自身の心を動かしてーーー」とかいうクリティカルヒットぶちかますシャ二Pはやはり化け物。
共働き世代の子供ってこういう子多いよね。親が忙しくてあまりかまってあげられなくて、子供もそれを察しているから強く求められない。強制的に頑張って良い子ちゃんになるしかないんだけど、それで良い子ちゃんになると「はるきちゃんはしっかりしているから大丈夫ね」とか言われてますます甘えられなくなる。良い子になれば少しは見てもらえると思ったのに・・・的なパターン。
まあ、シャ二Pはそんなはるきのガードを初っ端からやぶったのではるきはWINGでは結構甘えているね。なので、メンタルも安定していてなんだか智代子を彷彿とさせる完成度合である。メタ読みで智代子とキャラ被りさせないようにするには智代子の逆パターンをやりそうな気はする。つまり、メンタル安定から甘えられるシャ二Pを失って不安定になるというパターン。そして、真の自律を掴むという流れかな?
あとは、「明るい未来を信じて突き進もう!」って感じなので、いつまでそれを信じられるかみたいな部分がテーマになりそう。伏線として、「WINGで優勝すれば世界が変わるかもしれないと思って・・・」的なセリフ。そのあとは「ボーっとしてしまって」で濁されていたけど、これが今は満足感だけど慣れてしまって退屈になった時はるきがどうなるか。あるいは世の酸いを見てきたルカパイセンが現実を見せてきて夢見れなくなった時どうするか。
本当にコメティックは構ってちゃんが多くてプロデューサ困っちゃうね。羽那がクレクレしてくるから付き合ってあげると側にいるはるきが孤独を感じる。自分もちょうだいが言えないからひっそり曇る。かと言ってはるきにベクトルを向けると羽那が「無視されちゃう・・・」って曇るので難しい。「ルカお前が何とかしろ」と言いたいがルカもルカで繊細さんだからなあ。裏で一人一人ケアしないとダメそう。
コメティックのプロデューサをやるには女を何股もできるメンタルと要領の良さが必要だな。あ、シャ二Pには最適か。
斑鳩ルカ
メンヘラで地雷女。ステレオタイプな現代っ子の申し子。283プロの中でも異色のキャラで問題児になるのではと懸念されがちではあるが、分かりやすく弱みを見せてくれる分対処のしようがあるし可愛らしいと俺は思う。
繊細で心の痛みが分かるってのは良いと思うよ。自称繊細さんは繊細を自称するくせに図太く自分の主張を押し付けてくるけど、ルカはガチで繊細すぎて、悪態ついたり、ツイッターでポエム書いたり、ライブで病んでいる演出したり(本人はガチだけど)しかできない。よわよわ神様ほんとに可愛い。
そんな繊細な性格で面倒見が良いっていうのはちょっと惹かれるよね。羽那とはるきの繊細な現代っ子病を癒してあげられる可能性を感じる。逆に移されるリスクも孕んでいるけど。
ルカも典型的な現代っ子病を抱えている。悪態をつく様は良い子には見えないかもしれないけど、ルカが良い子なのはシャニマスやっている人なら分かるだろう。
根が誰よりも善人なのに世の中ってのはルカの心のように美しくはないからね。それで、「世の中は間違っている!私が正す!」ってなればルカとしては楽なんだろうけど、ルカはそうはしないんだよなあ”良い子”だから。せめて「世の中は間違っているけど、私だけは間違わない」とでも思えれば楽なのに、世間の目とかに気にしい子だし、要領が悪いから悪い大人に利用されたり、気づけば自分も自分の思う悪に加担させられていたりして病む。
個人主義が叫ばれている現代ではルカみたいな症状抱える奴が多い。無自覚アプリオリの歌詞にもあったけど、「多様性を出せ。でも列は乱しちゃダメ。」これを真面目に受け止めちゃった奴(受け止められてしまった奴)が病んでる。
個人主義と全体主義の狭間で生きている現代っ子は大変だねえ。昭和くらいまでは全体主義傾向強かったから周りに従っておくのが正解で良かった。でも今はグローバル的には多様性を推し進めているけど、老人が支配する日本はまだ全体主義やりたい人が多いから「列を乱すな!」と言われる。俺はどっちが正しいとも思わないけど、”良い子”は両方の言い分を真面目に受け取ろうとして自己矛盾起こしてバグる。
たぶんなんだけど、コメティックは羽那とはるきがルカを救う物語だと思われていそうだけど、俺は逆な気がするんだよな。羽那とはるきをルカが救って自尊心を取り戻す物語になると思う。今は羽那とはるきはうまくいっているけど、一番最初に崩壊のきっかけに気づくのはルカだと思う。でも不器用だから警告をうまく伝えられずギスギスしてそう。神様の言葉を普通の人は聞けないんだよね。そこで預言者シャ二Pの登場かな。あるいはルカの福音書的にルカも預言者でパウロであるシャ二Pと協力するのか。後者の方がありそうだな。ルカが悪態つきながらコメティックのためにシャ二Pと協力する展開熱い。というかルカの福音書のルカって医師じゃん。やはり俺の推測である羽那とはるきを癒すのはルカ説はあっているな!(適当)
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