【10分師匠】「兄・小林秀雄から学んだこと」〜高見澤潤子〜
どうも、伊志嶺海です。
このマガジンでは、10分間でサクッと偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。
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その人の考えていることは、その人ではなく思想でしかない。
これには衝撃でした。
確かに頭で分かっていても、なかなか行動できないことってありますよね。
お酒をやめた方がいいと思っていても、ついつい飲みすぎてしまう。
お菓子をやめたくても、ついコンビニで買っちゃう。
人を知るにはその人の生活様式を見るのが、1番です。
さて、今回の師匠は高見澤潤子さん。
高見澤さんは随筆家・作家としてご活躍された方です。
今回は、高見澤さんが尊敬してやまないお兄様の小林秀雄さんから学んだことをご教示頂きました。
それは、主に以下です。
高見澤さんは小林さんからたくさんのことを学んだそうですが、あまりにも知らないことが多く恥ずかしいと言ったとき、
「何もものしりにならなくてもいい」
と言ってくれたそうです。(なんて優しいお兄さん・・・)
そして、人が生きていくためには学問や知識も大事だが、それよりも物事を判断し、よく処理する心の動き、賢さ、生きていく知恵の方が大切と教えてくれます。
また、小林さんは理論よりも行動を重視していた方だそうです。
何かをせずにいられないという気持ちは、愛情や尊敬から起こるもの。
そのため頭で考えているだけでは、そういう気持ちにはなかなかなれないのだそう。
確かに頭で考えるよりもまず行動してみる方が、学びも大きいですよね。
そして最後に、高見澤さんは小林さんに結婚の相談をしたときの小林さんのアドバイスも的確でした。
人が人の良し悪しを見ようとするとき、その人の考えていることに注目しがちだが、それはその人ではなく思想だというのです。
その人を知りたければ、その人の行動や生活様式を見るべきとのこと。
要するに人間は頭よりも情緒や心の優しさが大切で、それは実生活の具体をしっかり見ることで分かるものだということです。
確かに頭でわかっていても、なかなか行動できないことってあると思うんですよね。
「お酒は体に良くないよね〜」と言っている人を見ると、健康的な生活をしている人かなと思うかもしれませんが、実際は毎晩ビールを飲んでいるとすると、その人は健康的とは言えないですよね。
その人がどのような人かは、やはり行動から汲み取るものです。
僕自身も本はよく読むものの、その内容を行動まで落とし込むことはまだまだできていないので、実行に移すことで人間力を高められるように意識したいと思います。