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Ep.1 【学生と社会人の違いは】ルールの捉え方にある

どうも!若手の研修兄さんこと、海先輩です!

このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!

「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!



就職活動をしていたときによく議題で出てきたのが、
「学生と社会人の違い」というもの。

実際に社会人になると、この議論で正解を出そうとしたり、
「いかに周りを納得させられる鋭い意見を言えるか」を
考えるのは意味がないなと気づきました。

そういえば、企業のインターンに参加したときに
この議題について話す機会があったのですが、
様々な意見が出ていましたね。

例えば、「学生はお金はないけど、時間に余裕があり、
社会人はお金はあるけど、時間がない」や、

「学生は自分の成長のために学習に励み、
社会人は自分の経験を活かし社会に貢献する」

「学生は責任の範囲が狭いが、社会人は広くなる」

どれが最もな意見ということはなく、
どれも正解だと思います。

大事なのは自分なりの学生と社会人の違いを持つことで、
社会人になる心構えを持つことです。

■今日のお話は── 社会人と学生の違いについて

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただきありがとうございます。

今日は、【学生と社会人の違いは
“ルール”の捉え方にある】というお話です。

冒頭でも話した通り、学生と社会人の違いはたくさんあり、
どれが1番正しいといったものはありません。

大事なのは自分は学生から社会人になるにあたって、
何を大切に、そして何を意識するのかを理解することです。

ちなみに僕は学生の頃に読んだ京セラの創業者である
稲盛和夫さんの著書に書かれていた、「利他の心」を
社会人として仕事をする上で大切にすることにしました。

「人が喜ぶことは何かを考え、それを提供すること」が、
ビジネスパーソンの基本だと考えたからです。

まだ完璧にできているとは到底言えないですが、
この気持ちを忘れずにこれからも頑張りたいと思います。

■社会人は── ルールを作る人が偉い

学生と社会人の違いに1つの正解はないという前提のもと、
今日は1つの観点をお伝えしようと思います。

それが「評価の違い」についてです。
学生と社会人では評価をされるポイントが
全く逆なんですよね。

学生生活を思い出してみてください。

テストでは答えが唯一となる問いに対して自分の知識の中から
絞り出し、回答する。それが正解していれば褒められます。

また、学校の校則を従順に守る人も偉いと言われますよね。

しかし社会人になる一変し、「みんなが納得できる
ルールを作った人」が偉いと言われるんです。

ルールを作ると言うのは「会社規則を定める」ことではなく、
上司や他部署の人を“うまく”利用し、プロジェクトの
方向性を決めるということです。

■社会人はルールを作り── 大きな成果を生むことがミッション

なぜルールを作る社会人が褒められるか。

それはルールを作ることが大きな成果を生むことに
繋がるからです。

社会人がルールを作るとは、具体的には、プロジェクトや
業務の方向性を決定し、適切なリソースの配分を行い、
チーム内外のステークホルダーを巻き込んで目標を達成する
戦略を構築することを指します。

それって単に指示に従うだけでは実現できませんよね。
主体的に環境を形成し、変化に適応し、問題を解決する
能力が求められます。

これは、高いレベルの創造性、先見性、
そしてリーダーシップも要求される作業であり、
組織にとって不可欠な価値を持っています。

ルールを作っていくことで、新しい機会を創出し、
リスクを管理し、組織全体をより良い方向へと導く。

そりゃあ褒められるわけです。

■ルールを作るとは── 方向性を決めること

これまでの話から、「それってマネジャーとかの話でしょ?」
と思った方もいるかもしれません。

ルールを作るとはもっと抽象度を上げて言うと、
「方向性を決めること」で、これは若手社員でも可能です。

例えば若手社員が主導することができる一つの改革は、
「ミーティングの効率化」です。

「全員が会議の前にアジェンダを確認し、
必要な資料を準備する」というルールを提案し、
実行すれば、これは立派なミーティングのルールづくりです。

これにより、ミーティングはより目的に沿ったものとなり、時間の浪費を防ぐことができます。

大きな成果を生むために必要なミーティングという手段で方向性を定めたと言えるでしょう。

初めは自分と直属の上司の間だけのルールで始めるのも
良いかもしれませんね。

■まずは自分に出来る範囲で── 小さく小さく始めることが大切

何事もそうですが、まずは小さく小さく始めてみることが
大切な一歩になるんですよね。

「ルールを作れ!」「方向性を定めよ!」と言われても、
「いや海先輩、若手じゃ無理っしょ…」と言いたくなる気持ち
すごく分かります。

大事なのは抽象度を上げて小さくやってみること。

プロジェクトの方向性を決めるのはマネジャーの仕事ですが、
そのプロジェクトで使う資料の管理方法や共有方法、
ミーティングのルールなどは若手が提案し実行することも
全然ありますよね。

目的を理解した上で、自分の影響できる範囲を認識し、
小さくトライアルを実施、うまくいけば横展開や拡大、
といった流れです。

言われたことを忠実にこなして褒められるのは学生まで。
自分に出来る範囲から、自分のペースで問題ないので、
普段のお仕事でぜひ意識してみてください!


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