Ep.57 【読書】読んですぐ実践!も良いけど、引き出しに入れることが大事
どうも!若手の研修兄さんこと、
海先輩です!
このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!
「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!
■はじめに
僕は毎月15冊〜20冊ほど本を買って読むんですが、「内容覚えられるの?」と質問されることが多いです。いいえ、覚えていません。ですが、「なんとなくこういうこと書いてるな」というのは覚えています。しかも隅から隅まで読んでいるのではなく、ざっと流し読み程度です。
待てよ、となると「毎月20冊本を読んでて〜」ってドヤ顔して良いのだろうか。自分で自分の首を締めるようなことを言ってしまいました。でも読書ってそんなもんです。小説ならしっかり読みますが、ビジネス書や実用書は流し読みで全然OKです。お金を出す価値はあります。
■今日のお話は──「読書」について
おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。今日は【読書】についてのお話です。
社会人になって、上司や先輩から「読書はしたほうがいいぞ〜」と言われたことがある人も多いでしょう。これは僕も同感で、もちろん読まなくても何もマイナスなことは無いですが、思考力を高めるなら読書に勝る手段はないでしょうね。
今やYouTubeやPodcastでも教養やビジネススキルは学べますが、本の良いところは、目で追いながら読むことで、頭を動かすことにあります。動画や聞き流しだと、ぼーっとしてちゃんと頭に入っていないことがあるんですね。
一方読書は自分の意識でしっかり読み進めないといけないので、間違いなく頭を使うことができます。従って頭の動かし方が身につくんです。
また、これは本を出版されている方に聞いたお話なのですが、本を書くとなると、ブログやコラムを書くときと意識が違うそうです。やはり良いものを書こうという気持ちが高まるとのことでした。
なので、内容の密度がものすごく濃いんですね。YouTubeやPodcastがダメということは決してなく(僕もやってますし)、学びの濃さがあるということで、本はおすすめですね。僕のイメージは「YouTube→派手、Podcast→深い、本→濃い」とこんな具合です。
僕は毎月20冊読むんですが、多ければ多いほど良いのかというと、そうでもありません。1冊を大切に読み込むのも良いと思います。僕はほとんど流し読みですが、数冊自分の人生のコアにしている本があり、それは定期的に読み返しているんです。
このように正解はもちろんありません。その上で今日の内容をお楽しみください〜。
■実践しないと意味ない──ということもない
めちゃくちゃ読書をしていると時々言われるのが、「そんな読書しても実践してないと意味ねーじゃん」的なやつ。要はディスられてるわけです。
隠す必要もないので言いましょう。僕は読書で学んだこと。9割はやってません!でもよく考えてください。毎月20冊読んで毎日全部実行してたら、神になります。
もちろん「これは良いな!」と思ったものは試したりしますが、だいたいは知識に止めています。でもこれは決して無駄にしているわけではありません。
読んだ内容は「自分なりに咀嚼し、引き出しに入れる」これがめちゃくちゃ大事です。
僕は元々インプットして気に入ったものがあったら、そればかりに集中してしまう癖がありました。例えば「今の政治は〇〇がダメだ!」という本を読んだら、もうそれを鵜呑みにしちゃうみたいな。
でもそれだと視野が狭くなってしまい、本当に選択すべき道が見えなくなってしまう恐れがあります。最も大事なのは今自分が選択すべきことは何か?です。
そのためには本で読んだ内容は、まず自分の引き出しとして持っておき、必要なときに出してくる、という感覚が大事です。
本を読んだらすぐ実践しろという人がいますが、読んだ上で今の自分に必要かは分かりません。まずは弾として持っておくだけでも良いと思います。
■読書を習慣にするコツは──数冊一気に買うこと
僕も高校生くらいまでは読書は全くしていませんでした。大学の就活時期くらいから本を読むようになりましたね。
そこから読書の習慣がついたかと思いきや、飽きてサボって。また読み始めて。社会人1年目くらいまではそんな感じでした。
そして社会人2年目からあることをしてから、毎月10冊以上は読めるようになったんですね。それが、数冊一気に買って、同時に読むということ。
週に1回書店で3、4冊買っちゃうんですよ。そして毎日気分に合わせてちまちま読んでいくんです。僕がもともと飽き性というのもあるんですが、この方が楽しく読書を続けられるんです。
一気に買う数冊は近い内容のときもあれば、ばらばらのときもあります。これはその時々のフェーズで変えていて、特定のジャンルを集中して学びたいなら合わせて、視野を広げたいときはバラつかせて、としています。
本を3、4冊買うとなると5、6千円ほどですが最初は躊躇してしまうと思います。僕も読書が好きとはいえ、さすがに高いな…と思いました。
でもかれこれ2年くらい毎月20冊買い(=2万円)の生活をしていますが、一度も後悔したことはないです。特に僕のように会社とは別で副業をしているような方だと、パフォーマンスに数字として明確に影響が出ます。
いろんな要素はあると思いますが、たくさんの本を読んでいるということは、間違いなく仕事の質に貢献していると思いますね。
■おわりに
本を書くような人って、何かしらの功績があるような人が多いと思うんですが、人によって言ってることが真逆だったりするんですよ。起業前は徹底的に準備しろ!という人もいれば、思い立ったらすぐやれ!という人もいる、みたいな。
なので結局正解はどこにもないんだという意識を持った上で読むのが良いと思います。今の自分に必要な要素を抽象化して、自分のストックとして持っておくことが大事です。あとは本に書いてあることを間に受けず、決めるのは自分だというマインドですね。
■海先輩のおすすめ本コーナー
今日も記事を読んでいただきありがとうございます。ここからはおまけ。
このコーナーでは、年間200冊以上の本を読む僕が、最近読んだ本の中から「おもしろかった!」「ためになった!」という本を紹介していきます。
今回ご紹介するのは…
チャールズ・コン/ロバート・マクリーン(著)
『完全無欠の問題解決 不確実性を乗り越える7ステップアプローチ』
▼おすすめの理由は?
「仕事=誰かの問題解決」ですが、本書にはあらゆるパターンの問題解決のヒントが書かれています。問題解決のステップや、問題のカテゴライズなど、解決までの道筋が具体的に書かれているので、全てのビジネスパーソンに読んでいただきたい1冊ですね。
▼どんな人が書いた本?
チャールズ・コン
ハーバード大学、ボストン大学卒業、およびローズ奨学生としてオックスフォード大学大学院修了。ボストン コンサルティング グループでキャリアを開始した後、マッキンゼー・アンド・カンパニーのパートナー、ティケットマスター・シティーサーチ社の創設代表取締役、オックスフォード大学ローズ奨学金財団CEOを歴任。100年を超える歴史を持つ財団組織において、学者のための問題解決トレーニング・プログラムの開発を含む戦略と運営を刷新するための改革を成功させる。ほかにもパタゴニア、南アフリカのマンデラ・ローズ財団、アルカディア財団など、数多くの企業や財団の理事会、役員会に参加。ゴードン&ベティ・ムーア財団の上級顧問を務める。野生のサーモンの生態系イニシアティブとパルミラ環礁研究ステーションを含む環境保護プロジェクトに参加。
ロバート・マクリーン
マッキンゼー・アンド・カンパニー 名誉ディレクター オーストラリアとニュージーランド共同事務所の総責任者として8年間、マッキンゼー・アンド・カンパニー を主導し、グローバル・ディレクター委員会委員を務める。 オーストラリア経営大学院学部長、オーストラリア最大の慈善財団であるポール・ラムジー財団理事を歴任。 オーストラリアとアジア地域の自然保護区の管財人として、湿地での水質保全、貝類の種の回復、都市の緑地からもたらされる人間の健康の改善に取り組んでいる。 ビジネス、社会福祉、環境への貢献により、2010年オーストラリア勲章を受章。
▼何が学べる?
日常の問題(次に引っ越す街はどこにする?)から、社会問題(世界的な肥満流行の解決)まで、あらゆるシチュエーションの問題解決方法が考え方から、問題の分類、使う手法含め具体的に学べます。
▼読む前と後でどんな変化があった?
仕事で問題に直面した時にひるまなくなりましたね。本書では問題の不確実性を5つのレベルで表しているのですが、「今自分が向き合っているのは、レベルで言うとこれくらいかな?」とその大きさを測れるようになりました。何かを解く時に、その難易度を把握することは大事です。この感覚が身についたことは大きいですね。
僕が思考や習慣を変え、自分の好きなことができるようになったのも間違いなく読書習慣のおかげです。ジャンル問わずいろんな本を読んで、ともに人生に彩りを添えていきませんか?ご興味ある方は、↑のリンクからぜひ!
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