Ep.55 【モチベーション】あっても無くても良いが、目的だけは明確に
どうも!若手の研修兄さんこと、
海先輩です!
このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!
「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!
■はじめに
僕はよく「いつもモチベーション高いねー!」と言われます。が、内心実はモチベーションなんて無かったことも多いです。仕事なのでやっているというか。でもそれだと自分にストレスがかかっていた気がします。
自己分析をした結果、僕はモチベーションが無いとパフォーマンスが全然上がらないタイプだと気が付きました。そしてそのモチベーションは、自分の目指す目的と合致しているときのみに高まることも分かりました。
■今日のお話は──「モチベーション」について
おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。今日は【モチベーション】についてのお話です。
みなさん仕事のモチベーションについてどうお考えですか?僕はモチベーションが無いとまあ動けなくて。モチベーションというのは、自分の目指す目的に合致しているかということです。
ただ今までの会社の上司や、経営者にモチベーションについて尋ねてみると、「モチベーションという感覚は無い」と言うんです。
(俺は意識が足りないのか…)と思う反面、実はモチベーションの言語化が人によって異なるのでは?とも同時に思ったんです。
とある経営者の方は、「モチベーションというより“使命感”で仕事をしている」とのこと。これを聞いて僕は、その使命感こそモチベーションになるのかなと思いました。
「使命感=やらねば」という感覚かと思いますが、この「やらねば」は正確には「“私が”やらねば」だと思っています。「別に私じゃなくてもいいよね」と思ってしまうと、使命感は喪失してしまい、結果としてモチベーションも下がるのではないかと思っています。
ではどのようなときは「私じゃなくてもいいよね」なのか。僕の意見としては、自分の強みが発揮されていないと感じるとき。こういう場合は「なんで自分はこれをやってるんだろう?」と感じちゃうんですね。
自分の強みが発揮されていると自分の価値を感じることができるので、貢献している実感が湧き、それがもっと頑張ろうというモチベーション、ないし使命感になっていくんだと思います。
■習慣化においては──モチベーションに頼るな
仕事の話から離れて、私生活におけるモチベーションについて話してみようと思います。資格の勉強やジムなどの運動、ダイエット、禁酒など、習慣にしたいことがあるけどモチベーションが上がらずなかなか続かない、という方は多いです。
このようなときは、モチベーションに頼るという発想を無くす方がいいと思います。モチベーションではなく、環境によって行動させるようにするんです。つまり「仕組み化」ですね。
環境によって行動させるとはどういうことか。例えば資格の勉強なら、勉強する場所と時間を固定する方法があります。通勤の電車の中はスマホを見ずに参考書を読む。仕事帰りは〇〇のカフェに行って1時間勉強する、などです。
場所の持つ効果は意外と侮れません。勉強すると決めた場所に行くと、自然と勉強をするモードに切り替わっていくんですね。環境作りとして「専用の場を作る」はかなりおすすめです。
運動習慣においても環境作りは大事です。例えば朝ジムに行くと決めたら、ジムに行く前の日はウェアを着て眠ると、朝起きたときに自然とジムへ向かいやすくなります。「着替え」は運動習慣の1つのハードルになりやすいですからね。
ダイエットでジョギングを始めるのであれば、走る時間とコースを具体的に決めたり、前日にランニングシューズを玄関に出しておくというのも結構効果的ですね。ポイントはその行動起こすための壁になるものを予め取り除くということです。
逆に何かをやめたいときは、ハードルを上げてしまうと良いですね。仕事帰りにコンビニでお酒やお菓子を買ってしまうのをやめたい人は、コンビニを通らない帰り道で帰宅するだけで、悪習慣を断つことができます。
人間は弱い生き物なので、甘い方、楽な方に流されやすいです。なのでモチベーションが湧くのを待つのではなく、自然と行動に移せるような環境作りを心がけてみてください。
■行動を起こす秘訣は──目的の明確化
モチベーションについて色々話しましたが、人が行動を起こすための秘訣は目的を明確にすることです。モチベーションが無くても行動できるという人でも、必ずその行動をする目的は把握しているはずです。
そしてその目的は、最後は自分の幸せに繋がっていることが重要です。全人類の共通の目的は「幸せになること」ですからね。不幸になることを目的としている人はいません。
しかし実際は、幸せから少し遠ざかった日々を過ごしてしまっている人もいるかと思います。「何のために自分はこんなことをしているんだろう…」僕のそう思ってた時期がありました。
こういう気持ちになってしまったときこそ、目的を見直してみてください。どんな人生を送りたいのか、目的を具体的に書き出すんです。どんな家に住んで、どんな生活をしていて、どんなものを食べたいのか。絵に描けるまで言語化します。
するとその人生を歩むための行動ができているのか、判断ができるようになります。よくキャリアの話で「このままでいいのかな」とか「先が見えない」と言っている人がいますが、そもそも目指している先は見えているんですか?という話です。
明確にしてみると、「意外と今の道で行けるじゃん!」となるかもしれないですし、「今のままじゃだめだ。転職せな」となるかもしれません。
いずれにせよ人生の目的が決まっていないと、自分が幸せになるための手段(=人生におけるあらゆる選択)が選べません。
漠然とした将来の不安があるのは、目的が漠然としているわけです。ただ目的を明確にするのは小一時間でできるものではありません。何週間、何ヶ月もかけて具現化していくことが大切です。
■おわりに
世の中のあらゆる悩みのほとんどは、目的を見失っていることが原因です。目的を見失うと当然ながら手段も選べないので、迷走してしまう恐れがあるんですね。少しでも悩みが出てきたときは、「目的はなんだっけ?」と考える癖をつけると良いと思います。
しかし男性諸君。女の子とデートに言って向こうから悩みを話されたとき、「目的は?それはなんで?なんのために?」なんて絶対に言ってはいけません。僕みたいに引かれます。(Mさんごめん)
■海先輩のおすすめ本コーナー
今日も記事を読んでいただきありがとうございます。ここからはおまけ。
このコーナーでは、年間200冊以上の本を読む僕が、最近読んだ本の中から「おもしろかった!」「ためになった!」という本を紹介していきます。
今回ご紹介するのは…
チャールズ・コン/ロバート・マクリーン(著)
『完全無欠の問題解決 不確実性を乗り越える7ステップアプローチ』
▼おすすめの理由は?
「仕事=誰かの問題解決」ですが、本書にはあらゆるパターンの問題解決のヒントが書かれています。問題解決のステップや、問題のカテゴライズなど、解決までの道筋が具体的に書かれているので、全てのビジネスパーソンに読んでいただきたい1冊ですね。
▼どんな人が書いた本?
チャールズ・コン
ハーバード大学、ボストン大学卒業、およびローズ奨学生としてオックスフォード大学大学院修了。ボストン コンサルティング グループでキャリアを開始した後、マッキンゼー・アンド・カンパニーのパートナー、ティケットマスター・シティーサーチ社の創設代表取締役、オックスフォード大学ローズ奨学金財団CEOを歴任。100年を超える歴史を持つ財団組織において、学者のための問題解決トレーニング・プログラムの開発を含む戦略と運営を刷新するための改革を成功させる。ほかにもパタゴニア、南アフリカのマンデラ・ローズ財団、アルカディア財団など、数多くの企業や財団の理事会、役員会に参加。ゴードン&ベティ・ムーア財団の上級顧問を務める。野生のサーモンの生態系イニシアティブとパルミラ環礁研究ステーションを含む環境保護プロジェクトに参加。
ロバート・マクリーン
マッキンゼー・アンド・カンパニー 名誉ディレクター オーストラリアとニュージーランド共同事務所の総責任者として8年間、マッキンゼー・アンド・カンパニー を主導し、グローバル・ディレクター委員会委員を務める。 オーストラリア経営大学院学部長、オーストラリア最大の慈善財団であるポール・ラムジー財団理事を歴任。 オーストラリアとアジア地域の自然保護区の管財人として、湿地での水質保全、貝類の種の回復、都市の緑地からもたらされる人間の健康の改善に取り組んでいる。 ビジネス、社会福祉、環境への貢献により、2010年オーストラリア勲章を受章。
▼何が学べる?
日常の問題(次に引っ越す街はどこにする?)から、社会問題(世界的な肥満流行の解決)まで、あらゆるシチュエーションの問題解決方法が考え方から、問題の分類、使う手法含め具体的に学べます。
▼読む前と後でどんな変化があった?
仕事で問題に直面した時にひるまなくなりましたね。本書では問題の不確実性を5つのレベルで表しているのですが、「今自分が向き合っているのは、レベルで言うとこれくらいかな?」とその大きさを測れるようになりました。何かを解く時に、その難易度を把握することは大事です。この感覚が身についたことは大きいですね。
僕が思考や習慣を変え、自分の好きなことができるようになったのも間違いなく読書習慣のおかげです。ジャンル問わずいろんな本を読んで、ともに人生に彩りを添えていきませんか?ご興味ある方は、↑のリンクからぜひ!
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