子供と大人で捉え方が変わる歌詞
2000年代に放送されたテレビアニメ「あたしンち」、僕は世代的にど真ん中です。
今回はその「あたしンち」のオープニングテーマに起用されていた、キンモクセイの「さらば」という曲の歌詞について書こうと思います。
当時から子供ながら素敵な曲だと感じていたのですが、ふと大人になってから久しぶりにこの曲を聴いたとき、歌詞の意味が当時と違う感覚で捉えられる気がしたんです。
以下歌詞になります。
僕が幼少期の頃は「放課後、子供が無邪気にお友達と遊んでいて、日が暮れてきたからそろそろお家に帰ろうか」という印象でした。
しかし今改めて聴くと、「大人の切ない恋愛」にも感じられると思ったんです。
曲中で繰り返し出てくる挨拶の並ぶ歌詞ですが、2人の男女が出会い、付き合い、別れるまでをたった一文で表しているようにも取れます。
そしてとくに印象深いのが次の歌詞。
「たとえ最初で最後の夜でも あなたと居た事は忘れません」
一夜限りだったあの人とのデートや、名前も知らない人とのワンナイトを思い出しちゃった方もいらっしゃるかもしれません。
昔何気なく聞いていた曲を久しぶりに聞いて、懐かしく感じることはよくあると思います。
ただ違った印象で胸を打たれたことは、あまり無かったのでとても感動しました。同じ曲でも聴くタイミングによっては異なるメッセージに感じることが、他の曲でもたくさんあると思います。
皆さんも改めて、昔好きだった曲や何気なく耳にしていた曲を聴いてみてはいかがでしょうか?