石を積み始め、パーティに行く。
今日はマウリツィオが住んでいるGhescという村で石を積み始めた。この集落にはマウリツィオの家族しか住んでいない。近くの集落も4人しか住んでおらず、associazione canovaとマウリツィオが廃屋を何軒か購入し、修復を進めている。ほとんど一人で作業しているそうだ。
Ghescに行くには車を300mほど離れた駐車場に停めて歩いて向かう。
今回積むところは元々石積みがなかったところだが、農業をするための平地をつくるために石を積んでいく。いわば生業をつくるための作業。
石を積む手順は、まず石を積む基準をつくるためにやり方をつくり、水糸を張る。基本は日本の方法と同じだが、杭も釘が大きい。また水糸を簡単に上げられる針金を遣り方に付けているところも違う。勾配は15%で、もう少し高い壁の場合は20%にするとのこと。
薄い石が多いので、水平に石を置く。積むときに気をつけることは、まず2つ以上の石に当たるように置く。そして正面から見ると水平に置く。そして石の奥側が少し下がるように置く。さらにツラをきちんと水糸に合わせる。最後に矢尻と呼ばれる薄い石でしっかり石を固定し、積み石の裏にグリ石をしっかりいれる。
お昼ご飯にクスクスのトマトソースパスタとバーベキューをいただいた。
石積みの作業を夕方に終えた後、最近移住してきた若いカップルの家を訪れた。この辺りの広大な土地をたくさんいる地権者から購入した後、造園の仕事で使う苗木を植えたり、段畑で野菜を育てたり、動物を買う予定で家を改修している。
夜はVeglioという村に行き、夕食をいただいた。
ちょうどプライベートパーティが開催されていた。石造りの一室をクラブにして地元の若い人がたくさん集まっていた。めちゃくちゃかっこいい。
クラブに行った後は教会に行き、夕食をいただいた。