石鎚夏のこどもキャンプレポート(8/1~8/2,8/4~8/5)
こんにちは!石鎚ふれあいの里の田村です。
いよいよ8月も終盤、夏も終わりの空気を感じさせるようになってきましたね!暑さに耐えるのももう少しといったところでしょうか?(山基準でしょうか…)
ふれあいの里は少し落ち着いたもののまだまだ大忙し、8月末までたくさんのご予約いただいております。残念ながらスタッフの間でコロナ感染が続き、療養中の者もいるため8月の新規予約停止中です。ご迷惑おかけしてすみません💦
さて、そんな8月も少しはじめの頃を思い出して石鎚夏のこどもキャンプを振り返る、それが今回のNOTEのテーマです!石鎚こどもキャンプも今回で3回目。冬、春とやって夏キャンプも初めての試みです。今までとは違う短い1泊2日の日程&虫多い&暑い熱い夏の中でみんな楽しめるかな?大丈夫かな?と毎度のことですが不安に思うネガティブマン田村です。しかしそんな不安は秒で吹き飛ばす子どもたちのパワー。山あり谷ありドラマをピックアップして田村所感も交えながら書いてみたいと思っております。
ロケットスタートをきめる最初の遊び
キャンプの最初はオリエンテーションや昼食など決まったプログラムをやります。「はやく自由に思いっきり遊びたい」というこどもたちの気持ちが最初に解放されるのが受付からキャンプ開始までの時間、昼食後の自由時間です。どちらも15分程度の時間ですが、この時間がシンプルで純粋で私は好きです。鬼ごっこ、水風船、ボール遊び、絵を描くなどなど
A日程では目の前の水に我慢できずに服のままプールに突入、一人入ったらもう止まらない、全員ずぶ濡れになるまで水をかけ合いました。(荷物の準備・片付けなど保護者の皆さまのご協力あってのキャンプです。濡れる予定のない靴や服がびちょびちょで申し訳ないという気持ちもありつつ、そういう瞬間が普段と違って一番解放的でまた学びがあるんじゃないかと思いやってしまいます😅)
夏はなんといっても川遊び!
加茂川の清流は本当に青くて透明で・・・しかも前日までの雨で増水していたので、キャンプ期間は今年一番きれいだったのではないでしょうか?
泳ぎ、水をかける、魚を探す、ちょっとした沢登り、石でダムをつくる、水切り、釣り、、、シンプルな川遊びが最高に豊かな時間です。
生き物と向き合う
夏はそこら中に生き物がいる。川遊びをすればアブが寄ってくる、普通に生活しているだけで蚊は飛んでくる。目の前を通り過ぎるトカゲやカナヘビ。トラップを仕掛けたら色んな虫が遊びに来た!好きでも嫌でも生き物の方から寄ってきます。生き物とのふれあいはかけがえのない時間。
虫が苦手だった子も、「もう慣れた」といって虫をみせてくれたことに感動。それぞれの生き物との向き合い方に確かな変化を感じます。
魚のつかみどりも!
あまごを放流してのつかみ取りですが、魚は水の中でははやい!流れに逆らって泳ぐ、岩の下に隠れるなど気づきがたくさんあります。無事掴みとった魚は地域の方々に協力していただいて捌いて塩焼きに。
おいしいね~
夜の時間
1泊しかないので夜は1回だけ。でもやりたいことはたくさんある。虫のライトトラップ、星空観察、キャンプファイヤー、きもだめし、花火、マシュマロ焼き!やりたいことは全部やった!部屋に戻ってからは枕投げしたんだろうね~
煙が目に染みるって笑
夏祭り
2日目のお昼の時間帯は塩焼きした魚を中心に、ポテト、焼きそば、かき氷などが食べられるお祭りタイム!それぞれが自分の担当を持ってみんなに食事を作ったり配ったり、食べる担当だったり思い思いのお祭りを楽しんでいました。
ドラム缶風呂も!4人もよう入ったな。
キャンプ全体を通して
恵まれた環境に改めて感謝
改めて石鎚の自然の中で遊べることがなんて豊かなことかと感じた1泊2日です。きれいな川、澄んだ空気、多様な生き物、ひとつひとつ本当に素晴らしいです。ありがとうございます。子どもたちにとってどんな経験になったんだろう。これからの人生を少しでも照らすものになったら嬉しいな~。
1泊2日の面白さ
正直子どもたちには2泊以上して欲しいという気持ちはあります。泊数が長くなればなるほど経験できることは増えていきますが、特に0泊と1泊と2泊は違うでしょう。丸一日親と離れる中日、初めて会うお友達と仲良くなって楽しく遊べるようになれる3日目、があるのが2泊です。
ただ今回、1泊だからこそ安心して子どもを預けることができた保護者の方も多かったのではないかと感じました。初めての母子分離の宿泊体験という子が最初は不安な面持ちでも、冬・春と参加している子どもたちが全開で遊ぶ様子に引っ張られてどんどん遊びにのめりこんでいきます。そのようなコラボが起きるのもの1泊ならではと思いました。
キャンプはもとよりきっかけづくりに過ぎないと思います。自然体験の経験が少ない子がどんどん積極的に自然遊びに集中していく姿がもっと見られるように私たちも日々鍛錬です。(1泊2日でいろんな体験をしてもらわなきゃ!と少々焦りがありました💦)
気持ちの自由
石鎚キャンプでは基本的にやりたい遊びができます。本当に色々なことが何でもできる夢のような時間だからこそ、たった数日の中で何をやるか選ぶことに責任が伴います。後悔せずに楽しむ選択を自らしていく。大人は子どもたちの本当の気持ちがでやすい環境をつくり、話を聴き、選択を支援します。
一方で、体調面や資材面など様々な都合により本人がやりたいと言う遊びができないこともあります。できないことに落ち込む様子もありますが、そこから別の遊びに切り替えて思いっきり楽しめるようになる、これもまた自由になっていく瞬間なんじゃないかと思いました。例えば川遊びではライフジャケットを脱ぐことは絶対に許しません。けど潜りたい、ライフジャケット脱ぎたいという子もいます。できないことにしばらく落ち込みますし、何度もやっぱり脱ぎたいと言ってくることもあります。しかしどこかのタイミングで気持ちに折り合いをつけてライフジャケットがある中で楽しもうとする。もちろん普段お家でもそういった場面は何度もあるかと思いますが、自然の中で、初めて会う学校も学年も違うお友達との関係の中ではより顕著にでてくるのではないでしょうか。これがだめならこうしたらいいんじゃないか、子どもたちの湧き出る感情をコントロールすることなく、自由な気持ちを引き出せるような声掛けをもっとできるようになりたいですね。
さいごに
開催にあたってお子様の荷物の準備片付けや体調管理などご協力いただいた保護者の方に改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。
また、B日程の後、スタッフ内でコロナ感染が相次ぎご迷惑ご心配おかけして申し訳ございません🙇お子様は皆様健康ということでなにより安心しました。スタッフはキャンプ最終日以降も同室で寝食を共にしていたことや心身の疲労が蓄積していたことが原因と思います。県内で感染拡大が止まらない中での開催でしたので、どれだけしっかり検査や体調管理をしていても持っている人はいる、次回以降そういった前提にたって感染対策や健康維持に努めます。
次回は12月26日~28日、1月4日~6日の2泊3日を予定しております。また雪降ってほしいな~。詳細は決まり次第ご連絡いたします。ではまた!