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音大卒業直後に何をする!?
みなさんこんにちは!
サクソフォン奏者の石津誠也です。
第1回を投稿してからかなりの時間が経ってしまいました。
あまり変化のない毎日を過ごしているもので、、、
これからは月2〜3回投稿を目標に頑張っていきたいと思います!
さあ、第2回となる今回の話題ですが、何を書きましょう。
第1回から今回までに起こった(?)出来事と、大学卒業してしばらく経ったフリー(笑)音楽家の私的現状について少しお話ししてみようかと思います。
特に、4月から6月ごろまでの出来事は音大を卒業してすぐに音大生時代の実績の貯金によってできることなので参考になるかと思います。
そんな感じでぬるっといきましょう。
・4月から6月までの出来事
まず、私がどのような人間で、どのような経歴を経てこれを書いているかは、前回の記事をご覧ください。
さて、4月に第1回として自己紹介をしてから5ヶ月が経ちました。
新卒で就職された方々は仕事に慣れて、会社に完全に溶け込んだことでしょう。
そんな中私は仕事の無い音楽家に馴染んでしまいました。
とはいえ、ずっと何もなく練習のみをしている引きこもりをしているわけではありません。
ありがたいことにまだ仕事なしで生きていることをかろうじて許していただいておりますので、その身分を利用して今できることをやっておこうスタンスで生きています。
ますは4月から6月の出来事ですが、この時期は音大生時代の貯金(ここではお金ではなく、実績やその他学生時代に築き上げたもの)で演奏ができる時期でした。
音大卒業後の演奏機会で一番手っ取り早いものとはなんでしょう。
そう、新人演奏会です。
年度はじめ頃によくポスターが流れてきますよね。
新人演奏会とは、この度音大等を卒業した、または近年卒業見込み、卒業済みの若手演奏家に与えられる演奏会です。
様々な地域、団体、楽器店などで様々な大学の出演希望者が出演します。
この新人演奏会出演について、なぜ「実績の貯金」と関係しているかと申しますと、
確かに、出演申し込みをすれば出演できる、というものはあります。
しかし、それだけでは無いのが新人演奏会。
多くの新人演奏会には、音大卒業時の成績などが関わってくるものがあります。
例えば、私の通っていた大学ですと、卒業試験の成績の上位者に大学推薦によって出演できる3つの新人演奏会のオーディションの権利が与えられます。
そのオーディションから、各演奏会の定員枠人数分が推薦されます。
私の学校の場合は、大学合同の演奏会、県主催の新人演奏会に楽器混合で各数名ずつ、ヤマハ新人演奏会に管楽器から一人が推薦されることになっています。
さらに、サクソフォンのみなので、オーディションはありませんが、サクソフォンクラスから一人、が大学関連の新人演奏会となっていました。
もうお分かりでしょうが、卒業試験の成績上位者である上に、その中からさらにオーディションを経て選ばれる演奏会です。大学時代の様々な努力や、実力が必要となってきます。
これがゴールというわけでも無いですし、これを最終目標に目指して大学生活を頑張るというものでは無いですが、卒業後も演奏機会を得るためにはかなり大事になってくるものでは無いでしょうか。
卒業後も他の演奏家たちと出会う大きな機会にもなりますしね。
私はありがたいことにこれら全てに出演させていただくことができましたので、
4月からコンスタントにほぼ毎月演奏機会がありました。
さらに、ドルチェ楽器のデビューコンサートにも応募しておりましたので、
合計5回の演奏機会をいただいておりました。
4月から6月まではこれらですね。このありがたい貯金を元になんとか「音楽やってる人。」をしていました。
・新人演奏会等が全て終わってからの期間。
さあ問題のその後の期間です。
貯金が尽きてしまいました。
実は、私は大学生時代からずっと留学をしたくて、留学を目処に入れてきました。
海外の大学と日本の大学では年度の始まりが違いますので6月、7月ごろはその結果を待っていました。
まだその先(進学)が目前にあると思っていたため、精神的にはかなり明るく生活していました。
結果は、ドイツの音楽院の留学生コースに合格しました。
よし!留学も決まって事前準備だ!と思った矢先に大きな壁が現れます。
学費が思った以上に高い!
そう、超超超円安の影響で学費が爆上がりしていました。
そして、合格通知が来て、進学準備の要項に想定外のことが書いてありました。
ドイツに留学する学生は、定められた一年間の生活費以上をドイツの銀行に一度納めておかなくてはならない。
これは完全にサーチ不足による思わぬトラップでした。
それらを含めて合計金額を計算すると、なんと年間400万前後!
留学経験者の方々にはそれぐらい払ったよ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、
私にとっては高い!高すぎる!
ということで、せっかく受かっていた学校ですが、泣く泣く進学を断念し、
ついに本当にフリーになってしまいました。
(まあ、今年度の進学を諦めただけで次年度に他の学校も受けますよ。)
いわゆる「浪人再び」です。(大学浪人もしているので)
これにより、少しメンタルがやられてしまいました。
これがその後の出来事です。
留学目指してるみんな!よくよくよーく調べてから行動しなよ!
・現状。
そして今に至ります。
結局今年中の進学は無くなってしまったわけですから、
今は次年度の国内外の進学を目指して勉強、練習中です。
私は家で楽器が演奏できない民なので、練習場所には難儀していますが、今はでくることをやるのみです。
あとバイト始めないと、、、。
・まとめ
いかがだったでしょうか
みなさん、調べるのは大切デスヨ。
かなり調べたつもりでも思わぬところに抜け穴はあるものです。
調べ尽くしましょう。
そして、現役音大生の諸君!
練習が楽に自由にできて、演奏機会がいっぱいあるのは今のうちだぞ!精一杯頑張ってください。
私が音大生やってた頃から頭の中にある言葉があります。
全力で生きているか。
別に音楽に限ったことではありません、全ての事象には自分を試してきているタイミングがあります。
常に世界から自分は試されて生きています。
楽で怠惰な方向に流されていないか、たまにの休憩が常に変わりつつないか、など
今はもうちょっと「大学生」エンジョイしておけばよかったかなと思うこともありますが、大学生の間にもっと努力しとけばよかったみたいな取り返しのつかない後悔はほぼありません。
楽しく楽な時期こそ自分を改めて客観的に見直せる良い機会です。
それは多少の心的ストレスが伴うかもしれませんが、
私も同じように今とても苦しいです、
そんな時が良い変化を起こしている時期なのかもしれません。
ぜひ一緒に頑張っていきましょう!
それではまた!