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やりたいことを仕事にするより、今の仕事に『やりたい』を足していく

サラリーマンを代表するつもりはないけど、最近気になっていること。

サラリーマンの仕事は『やりたくないこと』で、フリーランスの仕事は『やりたいこと』。

やりたいことを仕事にしよう!

なんていう謳い文句で、サラリーマンからの抜け出しを支援する広告が目立つようになってきました(インターネット限定ですが)。

我々サラリーマンからすると、やっぱりサラリーからの脱却は、なかなか勇気がいる。

そして、フリーランスも決して甘い世界ではなく、やりたいことに付随するお金のこと、事務処理、クレーム対応(しかも思いっきり自分宛の)など、やりたくないことをそれなりにやる必要がある。

だから僕は、今の仕事の中で『やりたいこと』を見つけていくことを意識するようにしている。

やりたいことに力を注いだときに溢れ出るパワーは、淡々とこなすそれとは比較にならない。
自分でもビックリするようなアイディア、意外な組合せ、謎の行動力、そして日々感じる前向きな気持ち。

サラリーマンは、特定部門や管理職でなければお金の管理はしなくて良いし、クレームも一次受けは誰かがやってくれるし、
『やりたいこと』が、何らか会社の利益になるならば、やりたいことをやるには中々良い環境だと思う。

こういった話をすると、
『いやいや、サラリーマンなんてやりたいことばっかりやってたらクビだよ』とか
『うちの会社はそんな意見通らないよ!』とか、言い出すサラリーマンが出てくるけど、

やりたいことが、会社の利益になる。そんなことを伝えてNOと言われる会社ならば、それこそ早めに出ていった方が良いだろうし、

同じ社内に『やりたいこと』で生き生きしている人がいるならば、個人の訴求力や信頼の問題だろう。

人生を幸せにするために、環境を変えてチャレンジすることは、素晴らしいことなんだけども、
今の環境で最大限チャレンジしてみることの方が、(まともな組織であれば)成功確率は高い。

また、環境を変えて成功する人は、環境を変える前からそれなりに成功しているし、
今の環境に不満ばかり嘆く人は、新しい環境でもきっと、不満の種ばかり見つける確率は高い。

もし新しい環境に移ったときの成功を願う意味でも、できるだけ今の環境で、やりたいことを仕事にするトレーニングを、しっかり積んでおきたい。

だから僕は今の仕事の中で、日々『やりたいこと』を探し、足し続けています。

もちろん、現実はそれなりに大変だけどね。(笑)