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具体的な補強候補リスト、2B/3B編 (1/2)

どうもこんにちは。
今回は2Bと3Bの具体的な補強候補について書いてみようと思います。

まずはFAの補強候補です。
赤色の✔︎マークが付いているのは、獲得の噂がある選手。
濃いグレーで表示しているのは、2023年にマリナーズに在籍した選手になります。

2B/3BのFA補強候補

先日、Josh Rojas がDFAされたことには、少なからず衝撃を受けました⋯。
確かにオールスター後のwRC+は(リーグ平均を100として)わずか72でしたから、
仕方がないとも言えます。

ただ、故障者が続出した内野陣にあって常時出場し続け、
3Bの守備力もDRSは+7(MLB全体で4位)、OAAは+6(同6位)と健闘。
1WARあたり約8Mが相場だとして、年俸3.1MでWAR1.9でしたから、
コスパ的にも優れていたのは事実です。

それでも40名ロースターから外されてしまったのは、
前述の打力不足に加え、調停予想額の4.3Mを削らざるを得ないほど、
マリナーズの財政状況が厳しいというのもあるのでしょう。

ともあれ、DFAした以上は、そのJosh RojasのWARを上回る選手の獲得が
必要になります。
ただし、表中の上位3名と契約できるような予算は無いと思われますので、
考えられるのは Brendan Rodgers、Jose Iglesias、Thairo Estrada、Amed Rosario あたりではないでしょうか。

Brendan Rodgers はGG賞を受賞した2年前のオフに、
マリナーズがトレードで獲得しようとした過去があります。
ネックになるのは打力で、キャリア通算のwRC+がホームで102、
アウェイに至ってはわずか71です。
ホーム球場が打者有利のCoors Field から投手有利のT-Mobile Park に変われば、さらに打撃で苦戦するのは避けられません。

今年MLBに復帰し、大活躍したJose Iglesias はコンタクト能力に優れ、守備力も安定しています。
投手有利のCiti Fieldで好成績(wRC+189)を残したこともプラス材料でしょう。

Thairo Estrada はまだ28歳と若く(来年は29歳ですが)、SBのスキルがあります。
また、SSを守れる点も魅力的です。
今年はBABIPがキャリア通算(.291)よりだいぶ低かったので(.249、ちなみに昨年は.331)、バウンスバックが期待できると思います。

Amed Rosario もEstradaと同じ年齢で、マルチポジションをこなせます。
使い勝手は良いのですが、フリースウィンガーで、どのポジションでも守備力は平均以下です。

他にも期待できそうな選手を挙げるとしたら、
それは Nickey Lopez と Enrique Hernandez でしょう。

Nickey Lopez は打力不足ですが、BB%はまずまず高く、守備力は優秀です。
そして、何よりSSを守れるということが大きいです。

“Kike” Hernandez は運動能力の高いユーティリティプレーヤー。
名門LADに長く在籍し、優勝経験も豊富。
メークアップにも長けており、Justin Turnerと同じように、
チームに良い影響をもたらしてくれるはずです。


という訳で、選択肢をいろいろ挙げてみましたが、
最有力候補と言えば、やはり Hyeseong Kim になるのかも知れません。
すでにマリナーズが興味を示しているという報道が出ていますし、
何より Justin Hollander GM自身が、「今オフの最重要課題は2Bの補強」
と明言しています。

しかしながら、FAで Gleyber Torres や Ha-Seong Kim を狙っているという噂は
全く聞かれません。
Ha-Seong Kim については、手術により来年前半戦の出場が困難と見られていることから、Cole Young を早期に昇格させるつもりがないと表明済みのマリナーズにとっては、そもそも候補から外れている可能性があります。

Hyeseong Kim は、打撃面ではMLBのリーグ平均を下回ると予想しますが、まだ26歳と若く、高評価されている守備と走塁面に期待が持てるので、
Ha-Seong Kim には及ばないまでも、1.5WARくらいを記録できるなら充分お買い得だと思います。

Hyeseong Kim のポスティングは今週中に行われるようなので、マリナーズファンは特に注目したいですね!!

次回は「具体的な補強候補リスト、2B/3B編 (2/2)」について書こうと思います。
ではまた。

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