SYSTEMATIC DEATHインタビュー「SHOW THE FLAG」〜後編
このインタビューが行われた2016年当時は、まだ現在のベーシストであるYUZUKAが加入しておらず、ちょうどベースが辞めてしまう時期であった。
しかし活発な活動を止める意思が全くないメンバーたちは、海外ツアーやライブをガンガン入れている状態であった。
ツインギターから現在のRYU1人になる過程や、復活してからのシステマが色濃く語られたインタビューになったと思う。
メンバーチェンジが激しくとも、バンド活動を止めない秘訣のとは何か?なぜ10年の時を経てシステマは復活したのか?現在に繋がる第二期システマの過渡期とも言える時期に行われた貴重なインタビューである。
※RYUのことをみんなは安藤と呼ぶので、安藤=RYU
SYSTEMATIC DEATH
Vo.SHIGERU/Gu.RYU/Dr.CAPTAIN KOBA
インタビュー/文 ISHIYA(FORWARD)
後編
「KOBA ある日何も言わずにTAKASHIの兄貴が「新曲つくってきたんだけど」って(笑)。」
—じゃあもう復活して8年もやってるんだ。(2016年時点)復活してからの方が長いんだな。KOBAがBASTARDやってるときはかぶってないの?
KOBA かぶってない。システマの最後のギターが藤井君(ZIGYAKU。Ex.GUDON、SYSTEMATIC DEATH、BASTARD、JUDGEMENT Gt.)じゃん?
—おぼえてるよ。「B.B」って曲あったじゃん。藤井の曲で、システマらしからぬ曲でさ。
KOBA あったっけ!おぼえてねぇなぁ。
RYU それって音源化されてないんですか?
—されてないと思う。
KOBA 藤井君もおぼえてねぇんじゃねぇか?俺もおぼえてねぇ。シゲさんおぼえてる?
SHIGERU いや。でもなんかあったような。
RYU もったいねぇなぁ。
—藤井の曲で、システマらしからぬちょっとダークな曲で、たしかプロレスラーのブルーザー・ブロディが死んだときぐらいにできた曲じゃないかな?それでブルーザー・ブロディに捧ぐってことでB.Bだったと思う。
KOBA どうせ歌詞はシゲさんでしょ?
RYU 音源に抜けてましたね。
—やればいいじゃん(笑)。
—それで、1回だけじゃなくて続けてやるから新曲とかもつくったんだ。
KOBA それはまた別な話で。とりあえずワールドツアー行ったはいいけど、そのあとにライブ入れてて「1本ぐらいいいだろ」って、そのライブを待ってる間に海外で世話になった連中が「日本に行きたいんだけど面倒見てくれ」ってなって、さすがに断れないじゃん。それで「やるしかねぇな」ってなって、どんどん活動が止まれなくなってきて。そしたらある日何も言わずにTAKASHIの兄貴アニキが「新曲つくってきたんだけど」って(笑)。
30年以上に渡るバンド活動とモヒカンの髪型も今年で35年目。音楽での表現以外に、日本や海外、様々な場所での演奏経験や、10代から社会をドロップアウトした視点の文章を雑誌やWEBで執筆中。興味があれば是非サポートを!