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#07 HARD CORE PUNKの実体験

人物、バンド名等説明
ランディ内田:GISMのギタリスト。ソロプロジェクトでR.U.G(ランディ内田グループ)でも活動。
THE CLAY:1980年代に活動していた日本のHARD CORE PUNKバンド。
KAZUSHI:THE CLAYのギタリストで、のちにTHE TRASHのギタリスト。
横山SAKEVI:GISMのボーカリスト。

#07 HARD CORE PUNKの実体験

 バンドを組もうとする前、まだ高校に辛うじて通っていた末期に、L,S,D,と我殺のドラムである立君から「お前もGIG(ライブのことをPUNKの世界ではGIGと呼ぶ)に来いよ」と言われた。
「こいつ来てもやられねぇよな?」
「大丈夫だろ」
 立君と、もうひとりの先輩は意味不明なことを言っていたのだが、GIGに行ってみたら全てが理解できた。

 そして「俺が出るから観に来いよ」と言われて、渋谷屋根裏のに行った。ライブはL,S,D,で出演すると言っていたはずなのに、出演していたのは我殺だったような気もするし、そもそも出ていなかった気もするが、それよりも、初めて来たHARD CORE PUNKのライブの恐ろしさに緊張しまくっていた。

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30年以上に渡るバンド活動とモヒカンの髪型も今年で35年目。音楽での表現以外に、日本や海外、様々な場所での演奏経験や、10代から社会をドロップアウトした視点の文章を雑誌やWEBで執筆中。興味があれば是非サポートを!