ISHIYA私観ジャパニーズ・ハードコア30年史外伝〜「失った右手が掴んだもの」マサミ伝〜あとがき
ISHIYA私観ジャパニーズ・ハードコア30年史外伝〜「失った右手が掴んだもの」マサミ伝を購入して購読してくださったみなさん。本当にありがとうございました。
この物語を書くにあたり協力してくれた諸先輩方と友人、購入してくれたみなさんのおかげで、無事書き終えることができました。
書いている最中、取材しながら聞けるマサミさんの話もさることながら、当時のハードコアシーンの話は非常に面白いものばかりでした。事情により書けない話が山のようにありますが、それが世に出るとすれば、遠い未来の話になるでしょう。
しかし書けない話は、腹を抱えて笑ってしまうものも多く、世に出せないのを非常に残念に思っています。
この連載を行っていたために、聞けた話もたくさんありました。その中でも物語に重要なものや、当時の雰囲気が伝わる話は、この連載がタイトルを変え書籍として2022年4月30日にbulueprintから刊行されることとなった「ISHIYA私観ジャパニーズ・ハードコア30年史 番外編 右手を失くしたカリスマ MASAMI伝」に、加筆分として書かせてもらいました。
書籍紹介
https://realsound.jp/book/2022/04/post-1006415.html
この書籍には、note連載には書いていなかった話を加筆したほかにも、X JAPANのYOSHIKIへの電話インタビューと、ザ・クロマニヨンズ、元ザ・ブルーハーツのヒロト君の特別インタビューが入っています。
YOSHIKIにはL.O.X時代の話やハードコアとの関係などを聞いていて、ヒロト君にはザ・ブルーハーツの楽曲「僕の右手」についての話も聞いています。
表紙は前作「ISHIYA私観ジャパニーズ・ハードコア30年史」でも描いてくれた、日本を代表する世界的俳優の浅野忠信君が描いてくれました。
noteでの連載とは話の順序を変更し、幼い頃から順にマサミさんの生涯を追う展開にしました。その上で修正や加筆などもありましたが、出来上がる本はかなり面白いものだと自負できる作品となっています。
貴重な写真も満載で、掲載しきれなかったものもたくさんありました。中でも流しの写真屋と言われた故・渡辺克巳氏の撮影した新宿トラッシュでの写真は、現在入手困難となっている渡辺克巳写真集「新宿」などにも掲載されたもので、歴史的な価値もある写真になっています。
MASAMIさんに関するフライヤーも掲載しているので、当時を知る方も知らない方も楽しめるのではないでしょうか。
しかし、noteの連載を購入してくれた方々は、書籍化による加筆修正や写真、特別インタビューなどもあり、書籍を待てば良かったと思われる方もいるでしょう。
そんなnote連載購入者のために、購入者特典のような形で書籍化にあたり収録しなかった話やこぼれ話、書籍化されたことにより当時を知る人から聞ける話などを、書きたいと思っています。
「note連載を購入しておいて良かった!」と思えるように頑張りますので、書籍共々よろしくお願いいたします。
書籍の方は、出版元であるblueprintから購入していただくと、僭越ながら筆者である俺、ISHIYAのサイン本になります。
購入はこちらhttps://blueprintbookstore.com/items/624cf72b23c2aa26d7bbd3b9
発刊記念イベントなども考えている最中ですので、もしよければ足を運んでいただけると嬉しいです。
全30話に渡って購読してくれた皆さん。長い間本当にありがとうございました。
前回のnote連載「ISHIYA私観平成ハードコア史」全4章に、前著作「ISHIYA私観ジャパニーズ・ハードコア30年史」と、今回の連載「失った右手が掴んだもの」マサミ伝」に、書籍化される「SHIYA私観ジャパニーズ・ハードコア30年史 番外編 右手を失くしたカリスマ MASAMI伝」で、創成期から現在までの日本のハードコアパンクシーンが、基本的にはわかると思います。
こんな世界が現在でも実在しているという事実を、少しでも多くの人に知ってもらうことにより、日本のハードコアパンクシーンが盛り上がって行くことを望みます。
皆さん本当にありがとうございました。
ISHIYA
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「失った右手が掴んだもの」マサミ伝第2章
ISHIYA私観ジャパニーズ・ハードコア30年史外伝〜「失った右手が掴んだもの」マサミ伝の第2章。
30年以上に渡るバンド活動とモヒカンの髪型も今年で35年目。音楽での表現以外に、日本や海外、様々な場所での演奏経験や、10代から社会をドロップアウトした視点の文章を雑誌やWEBで執筆中。興味があれば是非サポートを!