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「いじめ」という犯罪を減らす有効な手段

「いじめ」という犯罪を「いじめ」と言っている間は、いくら対策を取っても撲滅するどころか減少させることも難しいでしょう。

それでも諦めず、成果を出している方々もいらっしゃいます。

以前から「何故被害者が転校したり不登校にならなければならいのか」と憤りを感じていました。
「加害者の出席停止」、犯罪者として加害者が裁かれないのであれば現状できる最優の手段でしょう。
すべての学校で導入すべき制度だと思います。

ですが、実現するためには先生に動いてもらうほかありません。
ただでさえ現状キャパオーバーの先生たちにこれ以上求めるのは酷という声もあることは重々承知しています。
しかし、現場で働いている先生たちにその気がなければどうしようもない。

そんな先生たちに動いてもらう、もしくは動きやすくするために必要なことは「先生たちの待遇改善」です。
ブラック企業も真っ青な職場環境にもかかわらず、それに見合っていない給料、待遇。
少しでも改善しようと部活の顧問は外部に委託するなどの試みがされているようですが全然足りません。

一番の問題は圧倒的な人手不足。
そもそも一人で数十人担当するなんて無理にもほどがあります。
昔はもっと大変だったと言われそうですが、昔は体罰で加害者を叱ることができましたし、モンスターペアレンツも今ほど多くありませんでした。
それでも根絶できなかった「いじめ」という犯罪を、数々の規制のおかげで先生の権威がそがれてしまった現在で同じように対処するのは困難です。

ではどうすればいいのか。
それは「先生の給料を上げる」こと。
年々教師志望の数が減少しているのは疑いようのない事実です。
希望をもって先生になっても心身ともにボロボロになって辞めざるを得ないという話もよく聞きます。
解決策としては、応募が殺到するほどの高給にして先生の数を増やし一人一人の負担を減らすしかない。

清貧こそが尊い?
バカ言っちゃいけません。
ならば何故国民の代表たる国会議員の皆さま方は何千万も給料をもらっているのですか?
政治家たちはよくて、先生たちは駄目という理由はありません。
未来を担う子供たちを教育するという立派な、そして責任ある職業が薄給であるほうがおかしいと思います。
現代での清貧という言葉は給料を払いたくない奴らの都合のいい言葉でしかない。

お金目当ての先生なんて信用ならない?
とんでもない。
好待遇な状況を維持するために全力で先生を務めてくれる人が大半なのではないでしょうか。
もちろん、隠ぺい体質な現在とは真逆の「いじめ」という犯罪を積極的に報告した場合は評価が上がるといった制度作りもセットで必要です。

安易に数を増やして質の低下が心配?
今だってろくでもないことをしでかす先生はいます。
悪い事をする人はどんな状況でも悪い事をする。
適性検査を厳格にして教育者になるための訓練も強化すれば大丈夫だと思います。
むしろ現在の「現場で学べ」というやり方のほうが理不尽でしょう。

国際的に見ても、日本は「加害者」は守られ「被害者」は守られないというかなり歪な国です。
現状を変えるためにも政府には大手広告代理店のような中抜き企業を通さず、教育現場へ直接税金を投入してもらいたいものです。
「いじめ」という犯罪の心配がなくなれば少子化対策にもなるんじゃないでしょうか。
早急な対応を願います。

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