アニメやゲームが歌舞伎になるのは当たり前!?
ゲーム『ファイナルファンタジーX(10)』が歌舞伎化決定!
というニュースにびっくり仰天。
アニメを題材にした新作歌舞伎も当たり前になりつつある昨今、ついにゲームまで歌舞伎になってしまいます。
現在までに歌舞伎化されたアニメ作品は「ワンピース」「NARUTO」「風の谷のナウシカ」。
『スーパー歌舞伎II ワンピース』
初演日2015年10月7日。
『新作歌舞伎「NARUTO-ナルト-」』
初演日2018年8月4日。
『新作歌舞伎 風の谷のナウシカ』
初演日2019年12月6日。
そして2023年春、TVゲームから『ファイナルファンタジーX』。
『ファイナルファンタジーX』はドラゴンクエストと双璧をなすロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズのナンバリングタイトル十作品目。
2001年7月19日にPlayStation 2(PS2)専用ソフトとして発売された本作ですがその人気は今なお絶大で、NHKの番組で行われた「全ファイナルファンタジー大投票」で作品部門の第一位に輝きました。
「ファイナルファンタジー」シリーズとしては珍しく東洋風なイメージがあるので歌舞伎との親和性はありそうです。
魔法や召喚獣などが入り乱れるド派手なバトルをどのように表現するのか、もしくはバトルをばっさりカットして主人公ティーダとヒロインユウナの物語を重点的に描くのか、興味は尽きません。
歌舞伎を観たことがない層を取り込む起爆剤として期待されているであろう今回の演目。
はたしてどうなるか、要注目です。
最初にこのニュースを聞いた時はびっくりしましたが、よくよく考えると歌舞伎は大衆の娯楽で江戸の昔は新作歌舞伎が当たり前だったんですよね。
古典だ伝統芸能だと言われているのはあくまで現在の姿で、アニメやゲームなどの流行りものを取り入れて新作歌舞伎を作る方が本来の姿なのかもしれません。