可愛い?『ファービー人形』
10~24歳の男女585人を対象に、我々大人たちを恐怖のズンドコに叩き落すなんとも無慈悲なアンケートが実施されていました。
選ばれし10の猛者たちがこちら。
1位:PHS
2位:MD
3位:フラワーロック
4位:フロッピーディスク
5位:生徒の住所と電話番号が記載されている卒業アルバム
6位:8センチCD
7位:カラオケの歌本
8位:コンポ
9位:ワープロ
10位:ビデオテープ(VHS)
確かにどれも十代の若人には通じなそうです。
ビデオテープ(ベータ)なんて意味不明でしょう。
このラインナップを見て、おや? と思いました。
アイツがいない……。
それは『ファービー(人形)』です。
1999年、時はまさに世紀末。
突如として来日し、一世を風靡したあの奇妙で不気味なおもちゃ。
コミュニケーションをとると、徐々にしゃべれる言葉が増えていくという愛くるしいペットっぷりに当時の老若男女はメロメロ。
どこもかしこも売切れで、今だったら確実に転売ヤーの標的になっていたはずです。
めちゃくちゃ流行ったのに、なんで今回のアンケートにいないのか不思議でしたが、調べて納得。うん、そうか。
1999年に初代発売後、2005年に『2』、2012年に新モデル発売と何気に新作が出ていました。
2012年ならば、ギリギリ十代のシャバぞ……もとい若人たちも知ってそうです。
かく言う私は初代発売当時に「なにこれ怖い」と買わなかったので、まさかその後に新作が出ていたなんてまったく知りませんでした。
一発屋じゃなかったのかファービー……。
いや、今見ても十分怖いんですけどね。
このモンスターがいきなりしゃべりだして動き出すなんて恐怖でしかありません。
もしかしたらキッズたちのトラウマとして記憶に刻まれていたから、今回のアンケートに出てこなかったのかもしれませんね。