「ガンプラ宇宙へ」 その後
前回の記事を執筆中、ふとガンプラが宇宙に飛び立ち衛星軌道からオリンピックを応援するという企画があったことを思い出した。
ガンダムとシャアザクのプラモ(1/200)を搭載した超小型衛星「G-SATELLITE」を2020年3月中旬にISS(国際宇宙ステーション)から宇宙空間に放出し、東京2020大会の開幕前から期間中にかけて、地球周回軌道を飛行しながら、大会への応援メッセージを地球に向けて発信するという計画。
続報がなかったのですっかり忘れていた。
調べてみるとプロジェクトのページに以下の報告があった。
「超小型衛星G-SATELLITEは、東京2020大会を応援すべく2020年4月28日に宇宙空間に放出されました。
地球低軌道を飛行しながら、応援の準備のため各機能を立ち上げていく過程で、格納状態のガンプラ2体の状態を確認する写真撮影、その画像の地球への送信は成功しました。
しかし、ガンプラ2体の宇宙空間への展開、および電光掲示板の稼働が行えず、復旧を試みましたが衛星内電子機器の不具合により稼働しないことが発覚しました。」
残念ながら失敗していた。
「宇宙から応援を送るという本プロジェクトの意志は変わらず、超小型衛星G-SATELLITEはガンダム、シャアザクを載せて今も地球低軌道を周回飛行し続けています。」
放出後1~2年ほどで地球大気圏に突入し燃え尽きるとのことなので、まだ周回飛行中なのだろうか。
ガンダム単機で大気圏突入し地球に帰還するというミラクルな原作再現が起きたら神様信じる。
兵器であるモビルスーツが、平和の祭典であるオリンピックの応援とはこれいかに?というのは無粋なのでやめておこう。