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テレビが復活するために必要なこと
ジャニーズ問題の反省とはいったいなんだったのでしょうか。
各局「このようなことは二度とないように~」と言っていたのはやはり口だけだったみたいです。
週刊誌から始まり、ネット上では大々的に取り上げられている『中居元メンバー&フジテレビ問題』をテレビではどこも報じていません。だんまりスルーを決め込んでいます。お得意の「報道しない自由」ですね。でも出演番組は次々と中止され差し替えられているという矛盾。もうみんな知ってるでしょ?とでも言わんばかりです。報道番組は飾りですか?
それこそテレビ全盛期であれば、自分のことは棚に上げてここぞとばかりに他局がこの問題を取り上げフジテレビに集中砲火を浴びせていたことでしょう。社長や役員たちはもちろんのこと、社員や出入り業者に至るまで突撃取材をしまくっていたはずです。社屋の入り口や関係者宅の前で張り込み取材もしていたはずです。
でも今はシーンと微動だにしません。どこの局もジッと嵐が過ぎ去るのをひたすら待っているようです。視聴率を稼ぎ、ジャニーズ問題の汚名返上する好機にもかかわらず。いったい何をやっているのでしょう?
どの局も同じような慣習があり藪蛇になるからヘタに動けないと自白してるようなものですが。
今回の一件で、地に落ちていた信頼がさらに落ちて地面にめり込んでしまったテレビ業界。このままだと消滅する未来しかありません。テレビ業界の自業自得とはいえ、テレビで育った世代の私としてはあまりにも悲しい。
というわけで、テレビが復活するためにはどうすればいいかを考えてみました。
その一、テレビ各局の個性を出す
同じような番組、同じようなキャスト、同じ相手に忖度と現在のテレビ局にはまったくもってその局の色というものがありません。個性がありません。
「キャストは他局に出演してはならない」「スポンサーは1つの局にしかCMを出せない」などの規定を作れば自然と変わってくると思います。「吉本興業は○○テレビ」「元ジャニーズはテレビ○○」とか。
政治に対するスタンスにしても「極右」「極左」「やや右」「やや左」「中庸」とするだけでも5パターンの個性が出せますね。
その二、他局は親の仇と思え
現在は各局馴れ合いすぎです。横並びでみんな仲良くしようねーって、ゆとりか! 少しでも他局より面白い番組を作ってやろうという気概が感じられません。
「年間視聴率最下位の局は翌年1年間業務停止にする」などの規定を作れば必死になると思います。他局の粗探し合戦になることで結果的に自局の引き締め効果も期待できるでしょう。
その三、韓国ゴリ押しをやめる
あたかも日本を含めた全世界で大人気のように取り上げてますが、実際にはそこまでじゃありません。KPOPを大々的に起用した一昨年の紅白は最低視聴率、ちょっと数を減らした昨年は二番目に最低視聴率というのがいい例ですね。大衆に求められていないものをプッシュしたって視聴率が上がるわけがない。
テレビ全盛期だったらテレビ主導のブームを作ることもできたかもしれません。しかし影響力の低下が著しい現在では不可能です。ゴリ押しは逆効果です。「嫌なら見るな」「はい、よろこんで」。
2025年はテレビ局の存亡をかけた一つのターニングポイントになりそうな年です。勝ち組の集まりという幻想を捨て去り、オワコン待ったなしという現実を受け入れ、悔い改めて視聴者の意見に耳を傾けられるかどうか。
……まあ、無理ですね。