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それでも『歯並び』は許されない

”自分らしいバービー人形を見つけられるため”

そのような意図のもと「ダウン症のバービー人形」が発売されました。

これまでも、「白斑がある」「車椅子」「義肢」「補聴器を付けている」などのバービー人形が発売されています。

1959年の発売当初のバービー人形は、”長い脚に細いウエスト、そして長いブロンドの髪”という、ステレオタイプな”憧れのモデル体型”でした。

”憧れ”から”自己投影”へと、時代の流れと共に変化したバービー人形。
ユーザーの選択肢が増えることは良いことだと思います。

しかし、このニュース内で気になったことがありました。

それは、今年加わったという「歯列矯正のバービー」です。

欧米では『歯並び』の悪さは人生において日本とは比べ物にならないほどマイナスに働き、仕事はもとより恋愛にも大きく作用するとのこと。

欧米の映画やドラマには歯列矯正をしている子供をよく見かけます。
将来を左右することなので、ごくごく当たり前の情景なのでしょう。

ですが、ちょっと待っていただきたい。
『歯並び』は持って生まれたものであり、個性の一つです。
それを矯正させるというのは、多様性を認めようという動きに逆行していませんか?

さんざん、容姿を理由に差別や偏見、不当な評価をする「ルッキズム(外見至上主義)」を止めようと言っておきながら『歯並び』のことは例外のようです。

多様性のボーダーラインって難しいですね。
素人にはさっぱりです。

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