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28 デジタルノマドとワーケーション

日本の仲の良い先輩にヨーロッパだと、デジタルノマドやワーケーションなどフレキシブルな働き方が流行ってきているから、現状を教えて欲しいというリクエストがあったので、仲の良いホストファミリーに聞いてみました。

まず、デジタルノマドとワーケーションについてです。
・デジタルノマドとは
ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末などを使い、Wi-Fi環境のある喫茶店やコワーキングスペースなど、通常のオフィス以外のさまざまな場所で仕事をすること

・ワーケーションとは
「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた言葉。観光地やリゾート地でテレワークを活用し、働きながら休暇をとる過ごし方。
と一般的には言われています。

オランダのホストファミリーのデジタルノマドに対するイメージは、スウェーデンなど自然の豊かなところに行って、そこでしかできない仕事(農作業など…)をして心身をリラックスすることだと言っていました。
スマホやパソコンなどは持っていかず、完全に現世から解放されて、落ち着いた時間を確保するということだそうです。

次に、ワーケーションは、主に若者がカリブ海の国に行って、そこのレストランやホテルで働きながら、休暇を楽しむことだと言っていました。
仕事をしながら休暇というより、休暇をしながら必要なお金のために仕事というイメージでしょうか。
研修先の会社でも、若者は冬になると仕事がないので、ニュージーランドに行って2ヶ月農作業、1ヶ月バケーションを楽しむと言っていたので、それに近いのかなと思いました。

若者の中でフレキシブルな働き方を求める風潮があって、デジタルノマドやワーケーションといった働き方はあるが、オランダではそこまで普及していないのが現状だそうです。
北欧の方に行くと、また働き方は違うかもしれません。

ホストファザーはサラリーマンで、毎日仕事に行っています。
自宅で仕事をすることも選べますが、自宅に仕事部屋がないこと、会社に行くことでメリハリがつくことから毎日出社しています。

特にオランダ人は、直接的にものを伝えるし、言葉で伝えることを重要にしている。また、分からないことはすぐ人に聞くことが多いので、みんなが出社して、コミュニュケーションが取れる環境で仕事をする方が効率的なのかなと思います。

ホストファザーもその点については賛成していました。
研修先のボスは取引先や協同体の人と毎日ずっと電話をしているような感じです。

会社側がフレキシブルな働き方に対応しておくのは良いことだと思いますが、実際会社に行くのが一番効率の良い働き方だと僕は思っています。

ただ、日本は通勤時間が長いので確かに会社に行くのは面倒だなと思います。オランダは、家からの近さは仕事を決める上で大事なポイントなので、この点においては日本とオランダでかなり違います。
あまりにも通勤時間が長いと、自宅で仕事をする方がいいのかなと思いますが、個人的にはなぜ日本人は家から遠い場所を職場にするのか不思議です。


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