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29 Relative
先日、とても仲の良いホストファミリーの息子さん(20歳)と文化の違いについて語り合いました。
私が、「オランダの直接的な表現は分かったが、直接的でも言っていいことと、悪いことがあるだろう、それで嫌な思いをした」と相談したからです。(具体的な相談を抽象化させてもらいました。)
表現が直接的なのは全く問題ありません。伝え方が違うだけで、間接的な日本人と言いたいことは変わりません。と僕は感じています。
本題はここからです。
そこで、友達が「relative」というのを教えてくれました。
relativeを日本語に直訳すると「相対性」です。
relativeの意味としては、人それぞれバックグラウンドがあって、影響しあっているということです。小さなストレスでも、溜まれば大きなものとして現れてしまうこともこれで説明がつきます。
人生の中で、嫌なこと、面倒なこと、理不尽なことはたくさんあると思う。
いつか、それが爆発してしまうかもしれない。
もし、自分に対して爆発されたときには、「相手には色んなバックグラウンドがあって、たまたま自分に対して表に現れただけだろう」
と、相手のことを推し量り、あまり気にせずスルーするのが大切だと教えてもらいました。
自分も爆発してしまうかもしれないが、そうならないように、普段から自分でリフレッシュしてコントロールするのが大事だとも教えてくれました。
こうやって、相手の背景を読み取って、感情をコントロールする、日本では大人な対応をするでしょうか?
ことは世界的にも難しいですが、頑張ってやっていこうと。
とにかく、まあ人生あれこれあるし、相手のことを完全に理解するのはできないし、嫌なことがあっても気にせず生きていこうという結論になりました。
本当に相談してよかったなと思います。
そして、直接伝える文化のオランダで、おそらく相手の気持ちを汲み取るのが苦手なオランダで、まだ20歳の子が、こういった考えを持って生きていることに本当に感銘を受けました。
素敵な友達であり、素敵なオランダの家族です。