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24 魔女みたいな女

Albert Heijn というスーパーに仲のいいJelle(ホストファミリーの息子さん)と行ったときにある女性に絡まれました。

「あなた!日本から来たの?
日本好きなの!
ちょっと話そうよ、日本に行ったときの写真見してあげる」
と興味津々だったので、少し話を聞いてあげようとしましたが、
なかなか日本の話にならないし、日本の話になったら働き方がどーのこーのと言われ、ずっと同じ話をして引き止めてきます。
挙げ句の果てには、ちょっと座ってお話ししましょうと道端に座り始めたり、こちらにもスキンシップをかましてきたりするので、2人で逃げ出しました。

その時の対応がオランダ人と日本人では違いました。

Jelleはリスペクトを示し、親切に話を聞いてあげようとしました。
Jelleは相手の話を聞くことは大事だと習ってきたし、自分が相手の立場だったら、まずは話を聞いて欲しいからそうしました。
オランダでは何でも直接伝える、逆に言わなきゃ伝わらないから対話を大事にする文化が出ているんだろうなと感じました。
また、それと同時に相手を刺激しないように努めていました。

僕はというと、早くお家に帰りたかったし、早々に相手が本気ではないと見抜いたため、とにかく理由をつけて早く立ち去ろうとしました。
そして、特に海外では、イレギュラーに対する警戒心は高くもつようにしているので、話している隙に貴重品を狙われていないか常に警戒をしていました。

まあ、どちらも正解だと思います。
その場を丸く収めるのも、早くその場を離れようとするのも…

ただ、僕からすると、Jelleに目線で合図を送りながら、人が待っているから行こうとしていたのに、なかなか動かないJelleにもどかしさを感じました。

とにかく、うちらにとっては気味の悪い女性で、最後うちらが立ち去るときには「イッヒッヒッ」と声高々に笑っていたので、魔女みたいな女(腹痛が痛いみたいやな
)と名前がつけられ、2人で「イッヒッヒ」とお家に帰ってからも魔女ごっこをしていました。

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