『人は、いつも考えている色に染まっていく』
◆今回は「勝手な原理原則」を書かせていただきます。
これは自分が気づいた「人の行動や性質に関する原理原則」を勝手に書かせてもらうものです。
全般的には違うけど
「何となくあるかも・・」と思っていただける部分があれば幸いです^ ^
◆「人は、いつも考えている色に染まっていく」という勝手な原理原則があります。
1つのコップの中に濁った水を入れ続けていくと、水はどんどん濁っていきます。
逆にきれいな水を入れ続けていくと、濁った水はあふれ出し、どんどんきれいになっていく、そんなイメージです。
濁った水を多いのか、きれいな水が多いのか、によってその時のコップの中の水の状態は変わっていきます。
自分が何を注いでいくかによって、状態は変わっていくのです。
◆ 普段どんなことを考えていますか?
「あなたは普段どんなことを考えていますか?」
突然そんなことを訊かれても…と困ってしまうかもしれません。
いろいろなことを考えていると思いますが、どんな傾向にあるでしょうか。
ポジティブか、ネガティブか、フラットか
もちろんその時々でも変わると思いますが、普段の自分はどのような傾向にあるでしょうか。
よく、ネガティブはよくないから、ポジティブで考えようと言われます。
ネガティブ感情はよくないものというイメージが持たれがちですが、人として生きていくには、ネガティブ感情も必要な感情なんです。
だって、「にんげんだもの」(笑)
そんな気分の時もありますよね。
それを否定して、その思考や感情にフタをし続けるとどこかで無理が生じてしまいます。
◆ 人は常に考えていることを脳に刻んでいる
人は、いろんな思考や感情を持っています。
そして、それらは生きていく上で必要なものですが、注意が必要なのはネガティブが恒常的になってきた場合です。
「人は、イメージした方向に進んでいく」という言葉もあり、人はいつも考えていることを頭に刻んでいきます。普段から考えている色に染まっていく様なイメージです。
特に影響が大きいのは、不平や不満です。
日々の生活が忙しく余裕がない状態だと、仕事や家庭のことでストレスが溜まりイライラやムカムカが大きくなって、愚痴の1つも言いたくなるものです。
それを我慢して自分にフタをし続けていると、過剰なストレスになって心身に大きな負担がかかってしまいます。その前に適度に出すことはセルフケアの観点では大切なことです。
しかし、それが常に愚痴など不平不満を言うような状態になっていると注意が必要です。
あなたの周りに常に不平不満を言っている人はいませんか。
人や出来事のあら探しをして、不満や文句を言うのが癖になっている場合があると思います。
特に対象が知人の場合で、共通の話題がある時は、かなり盛り上がると思います。
しかし、いつもその人のあら探しをして話題にしていると、いつの間にかそれが癖になって、マイナスのイメージを頭の中に注ぎ続けている状態になってしまうのです。
「グチは酒のつまみ」とも言われることもありますが、愚痴は必要最小限に留めておく。
常に話題にし続けることは、周りのためにも自分のためにも避けた方がいいのではないでしょうか
◆ 人は否定形を理解できない
「ピンクの象を想像しないで下さい。」と言われても、ピンクの象を想像してしまいます。
人は、聞いた言葉をそのままイメージしてしまうのです。
「絶対にイメージしないで下さい。ピンクの象を」と順番を入れ替えても、聞いた時点でイメージしてしまいます。
よく言われるのは、「廊下を走るな」「遅刻をするな」です。
そのような行動をしないために注意喚起をするつもりが、「廊下を走る」「遅刻する」というマイナスのイメージを与えて、強化することになるのです。
それよりも「廊下は歩きましょう」「時間に余裕をもって行動しましょう」という言葉を使うとプラスのイメージを強化していくのです。
また、否定や禁止などのマイナスなイメージは、不安や緊張を脳に刻み込み、無意識のうちにストレスを生じさせる場合があります。
そして、そのストレスが蓄積され大きくなると、発散させるために衝動的な行動につながってしまう場合があります。
◆普段からの言葉やイメージの使い方には、気を付けた方がいいでしょう。
日々生活しているといろいろなことがあります。
時には、ネガティブな濁った水を注ぎ続けてしまう場合もあると思います。
大切なのは、その時の自分の状態に「気づく」ことです。
今の自分の状態が濁った色に染まっていると気づいたら、濁った水を注ぐことを止めたり、透明な水を注いだりする対処に意識して変えていきます。
・愚痴は控えめに
・プラスイメージを強化する言葉を使う
日々の自分の状態に気づき、対処することができれば、自分の状態を穏やかでフラットに保つことができるのではないでしょうか。
◆ まとめ
・「人はイメージした方向に進んでいく」というように、いつも考えていることを頭に刻んでいく
・否定や禁止などのマイナスなイメージは、不安や緊張を脳に刻み込み、無意識のうちにストレスを生じさせることがある
・普段の自分の状態を意識して、自分の過ごしたい方向に合っているか振り返ることも大切