『人は、まずスッキリしたい』
◆今回は「勝手な原理原則」を書かせていただきます。
これは自分が気づいた「人の行動や性質に関する原理原則」を勝手に書かせてもらうものです。
全般的には違うけど
「何となくあるかも・・」と思っていただける部分があれば幸いです^ ^
◆人は、悩みやストレスが溜まって苦しくなった時には、どうしたらいいでしょうか。
自分の力では、どうしようもなくて、どうしたらいいか分からなかったとしても、
・人に助けを求めてはいけない
・自分で解決しなければならない
・人に話しても何の解決にならない
などと自分で何とかしようとしがちです。
あるいは、悩んでいる人が身近にいた場合、何とかしてあげたいとアドバイスや解決法を与えたくなります。
悩んでいる時には、「解決」ということだけに視点が向きがちですが、その前にまずやることがあるのです。
◆ 人は、まずスッキリしたい
解決するために、いろいろ考えたり、悩んだりすることも大切ですが、悩みやストレスが大きくなってくると、苦しくなってどうしようもない状態になることがあります。
悩みやストレスが溜まって、苦しくなった時には、パンパンにふくれ上がった風船のようになっています。
そして、苦しくなってガマンの限界までに達した時には、ただ1つのことしか考えられなくなる「視野狭窄の状態」になります。
先ほどのパンパンにふくれあがった風船であれば、パンパンになって張り詰めた緊張状態から、「解放されたい、楽になりたい」ということしか考えられなくなります。
まだ余裕がある状態であれば、いろいろな考えができると思いますが、パンパンにふくれあがって限界が近づくと、溜まった空気を出すことしか考えられません。
あるいは、通勤電車における朝晩のラッシュ時の状態です。
電車の中に押し込められて、ほとんど身動きできない状態になった時に考えるのは、「早く駅に着いて欲しい。電車から解放されたい」それだけです。
人が悩んで苦しくなった時も、同じような状態になっています。
そのようなガマンの限界にある時には、「解放されたい」「楽になりたい」以外の他のことはほぼ考えられない状態になります。
また、そのような苦しさの限界状態の時に人からアドバイスされたとしても、とても聞き入れることができません。
いくら相手のためを思った真剣なアドバイスだったとしても、今すぐの行動が伴わないアドバイスであれば、聞く耳がもてないはずです。
まずは出すこと、スッキリすることが最優先なのです。
◆ 人は話すことでスッキリする
先ほどの風船の例にもあったように、人はまず自分にとって安心安全な状態になることで、スッキリします。
そして、その後に自分に意識が向くようになるのです。
危機的な状態や不安や恐怖を感じさせるところでは、自分の安全を保ための意識が第一優先で働きます。そのような状態では、自分で考えを深めることができなくなります。
自分にとって、安心安全な状態を作り出すために有効なのは、「外に出す」ことです。
人が悩みやストレスで苦しくなった時には、「話す、書く」などアウトプットすることでスッキリします。
なかなか「話す、書く」経験がなく、自分で溜め込む傾向にある人は、イメージが湧きにくいかもしれませんが、経験してみるとスッキリすることが分かるはずです。
なぜ話をして、聞いてもらうとスッキリするのかは、以下の記事を参考にしてください。
◆ まとめ
・人が悩んで苦しくなっている時は、パンパンにふくれ上がった風船のようになっている。
・まずは溜まったものをだして、スッキリすることが大切
・人は安心安全な状態になることで、自分に意識が向くようになる