『制約があるから、自由が生きる!』
◆「制約」と聞くと、どんなイメージがありますか?
制約という言葉には、「制限、不自由、ガマン」など、マイナスイメージをもってしまいがちだと思います。
私もこれまでは、そのように感じていました。
しかし、最近になって思うのは、「制約はあった方がいいのではないか」ということです。
なぜならば、制約や条件があった方が、自由の濃度が増して「自由が生きる」のではないかと感じるようになったからです。
以前は、「自由」というと、自分の好きなことを好きなだけ、好きなように制限なくやれるというイメージでした。
制約があって、我慢するくらいなら、自由じゃないと思っていました。
◆「制約」があるものといったら、どんなものを思いつきますか?
時間、お金、資源・・などが、浮かんできます。
それらのものが潤沢に存在し、際限なく使い放題の状態であれば、気分がいいし、安心できます。
その反対に、存在しているものが「無くなる、不足する、終わる」ことを考えると、不安や恐怖、寂しさや虚しさなどを感じます。
これまでは、そんな心配がなく、いつでもどこでも自由に使える状態が、うらやましいと思っていました。
しかし、最近は「制約」があるからこそ、「その価値が生きてくる」のではないか、という考えが浮ぶようになってきました。
◆例えば、普段使っている「水」が、制限なしの使い放題だったとします。
飲み水や調理、入浴や洗い物、植木の水やりなど水道料金などを気にせず、際限なく使えることは、ストレスなく快適な生活に感じられると思います。
その反面、好きな時に好きなだけ使えると思うと、大切に使おうとする気がなくなっていきます。そして、しまいには流しっぱなしも当たり前という状況も起こるかもしれません。
改めて考えてみると、飲用にも使える安心できる水が好きなときに好きなだけ使えるのはありがたいことです。国によっては、供給されている水が飲用には適さない場合や今でも水を汲んで運んでいる場合もあるかもしれません。
一般的には気にせざるを得ない水道料金への意識もありますが、良質の水が好きな時に使えるのは有り難いことだという「感謝の気持ち」があればこそ大切に使おうとする気持ちにもなるのではないでしょうか。
その他、使い放題によって、意識が低下すると思われるものを列挙してみます。
丁寧、配慮、思いやり、感謝、工夫、忍耐力、集中力…などがあると思います。
もちろん、使い放題の自由な状態であっても、しっかり管理することによって、意識の低下を防ぎながら満足感を得ることはできると思います。
しかし、人は「当たり前」が続いていくと、「感謝」の気持ちが薄れていくように、だんだん慣れて感じなくなってしまうのが人間の特性でもあります。
◆これらのことは、「時間」「おカネ」「ダイエット」についても、言えるのではないでしょうか。
「使い放題」とまではいかないまでも、好きな時に好きなだけ「制約なく」使ったり、食べたりしていては時間やお金は浪費し、体重が増えていくのは無理もないことです。
これまでの生活を改善する必要があるのであれば、ある程度「制約」条件を設定する必要がでてきます。
「時間を大切に使いたい」「お金を貯めたい」「痩せたい」などの目的を達成したければある程度の「制約」は必要なものなのです。
◆「制約」という一定の枠組みの中で、考えたり、工夫したりすることで新たな考えや知恵が生まれてきます。
あまり窮屈過ぎると苦しくなってしまいますが、制約の中で工夫することが楽しめるようになれば、だんだん自由度が増してくるのではないでしょうか
自分の努力や工夫で成果が出はじめると自分の力で何とかできるという、自己有能感や自己効力感が上がります。
そして、さらに工夫したくなる「プラスの好循環」も生まれてきます。
「制約があるから、自由が生きる」
制約について意識が変わると自由に対する考え方も変わり、生き方も変わるのではないでしょうか。
【今日のまとめ】
◆制約があるから自由が生きる
制限があるから感謝が生まれる
◆一定の枠組みの中で「工夫する力」がつけば、新たな考えや知恵がさらに湧いてくる
◆「工夫する力」が強くなると制約・制限を楽しみや生きる力に変えることができる
今日もありがとうございます!
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