第18章 ソーダライトの守護者(Sodalight) ~オーラを浄化する「石の精霊の叡智」Michael Katz(著)
ソーダライトのガーディアンと会う約束をしていた。時間が近づくにつれ、ガーディアンに引き寄せられるような感覚を覚えた。いつものようにジェムストーン・ガーディアンと会うための内なる世界へ行こうとしたが、うまくいかなかった。やがて、自分が見当違いの方向を見ているからだと気づいた。ソーダライトはアースストーン。だから私は地球で彼を見つけるべきなのだ。
注意を地球に向け、この魅力の源を探し求め、そしてすべてを手放した。次の瞬間、気がつくと、岩山のふもとに立っていた。ソーダライトのガーディアンが岩の上に座って待っていた。短い黒髪に深い青灰色の目をしており、年齢は三十代くらいに見えた。ロイヤルブルーのズボンとシャツは、ローブと見間違うほどゆったりしていて、見た目はかなり人間的だった。もし普通の服装をしていたら、人ごみの中で彼を見つけることはできなかっただろう。彼はまた、大きな重荷を背負っているようにも見えたが、彼の存在には清々しさがあった。
マイケルはすぐに私たちに加わり、別の大きな岩の上に座った。他の聴衆は来なかった。私はガーディアンに、ジェムストーン・ガーディアンのオーラに入るのと同じように、彼のオーラに入るべきかどうか尋ねた。すると、ただ彼の隣に座って目を閉じるようにと言った。私は言われたとおりにして、ソーダライトが見ているものを見、彼のハートが感じているものを感じ、彼が知っていることを知ることがどんなことなのかを想像し始めた。その時、私たちのオーラが互いに溶け合い、ガーディアンが話し始めるのを感じた。
こんにちは、友よ。あなたのパートナーは、私の話を伝えるために別のテクニックを使っています。これは私の波動が宝石のガーディアンの波動と異なるために必要なのです。
研磨されていないソーダライトが大気にさらされると、地球をよりクリーンで心地よい場所にすることができます。その効果は、大気中に溜まった生命の妨げとなる不要なエネルギーを吸収することによって発揮されます。球体にした場合、身につける人のオーラを浄化し、調和のとれた空間を作り出します。まさに地球が大気の中で生きているように、人間もオーラの中で生きているのです。
この星に対する私の愛を、皆さんにお伝えすることができれば、私の目的をより深く理解していただけるかもしれません。眼下に広がる青緑色の谷と、上空に点在する雲が浮かぶ真っ青な空を見ていると、私の心は愛で満たされます。
皆さんも、地球が生きた存在であることを繰り返し聞かされてきたことでしょう。地球が成長していく過程で、大気のバランスを維持するため将来何かが必要になると認識したとき、地球は「ソーダライト」と呼ばれる石の化学構造を作り始めました。そしてソーダライトは地球上の多くの場所で成長し始めました。それは岩石のようなもので、最初は地球が自分のためだけに必要としていたのです。
サイキック汚染
人々が進化するにつれて、彼らは本能的で肉体的な視点ではなく、思考と感情を用いるようになりました。この新しい考え方や感じ方は、人々に表現の自由を与えましたが、それに伴う責任感はまだ十分に育まれていませんでした。その結果、人々の思考や感情が制御不能となり、否定的なエネルギーとして地球の大気に放出されることになったのです。
地球は、人々が無意識のうちに無責任に投げかけるネガティブなエネルギーによって、大気のバランスが崩れていることに気づきました。また、ソーダライトが人々のオーラからネガティブな思考を浄化し、大気中に放出されるのを防ぐ可能性があることも理解していました。しかし、それを実現するためには、ソーダライトが球体に加工される必要があったのです。しかし、地球は人々の意識がその準備を整えるまでには、何千年もの時間がかかることにも気づいていました。
その間、地球は大気を守り、バランスを保つためにできる限りのことをしなければなりませんでした。つまり、ソーダライトそのものが変化しなければならなかったのです。ソーダライトは振動数を上げ、人々の思考の振動数に近づける必要がありました。その結果、ソーダライトは岩石のような存在から、宝石のようなものへと変化しました。この変化により、ソーダライトは大気中に放出されるネガティブな思念や不調和なエネルギーをより効果的に吸収する力を得たのです。
ソーダライトが進化するにつれて、さらに新たな変化を必要とする別のニーズが生まれました。人々がより多くのインディゴレイを必要とするようになったのです。この新たなニーズに応えるため、地球上のソーダライトの一部は真の宝石へと変化し始めました。そして、宝石に近づくほど、この新しい宝石はより多くのインディゴレイを運ぶ力を持つようになりました。その結果、この宝石の振動数は、次第に地球のソーダライトの振動数から離れていったのです。ご存じのとおり、この新しい宝石は「インディゴ」と名付けられました。
現在、インディゴの宝石はまだソーダライトと同様に、大気からネガティブなエネルギーや不調和を吸収する役割を果たしています。しかし、インディゴがインディゴレイをより純粋に運ぶようになるにつれて、そのような吸収能力は次第に低下していくでしょう。インディゴの宝石は、インディゴレイが人々にもたらす変化を促し、その変化を通じて人々をサポートする役割を担うようになります。
今のところ、私はまだインディゴという宝石を担当していますが、ブルーサファイアのガーディアンがインディゴのガーディアンの育成を担当しています。インディゴのガーディアンはまだ少年ですが、彼が成長し、準備が整い次第、役割の分離が起こります。その後、彼がインディゴの宝石を完全に管理するようになり、私はソーダライトにエネルギーを集中させることになります。
ソーダライトはアースストーンとして、インディゴとは異なる独自の進化を続けています。真のソーダライトの波動は、地球にとっても、それを身につける人々にとっても、ますます強力で効果的なものになってきています。ソーダライトは、大気や人々のオーラから不調和やネガティブなエネルギーを吸収する力を一層高めているのです。
人間の基準やニーズからすれば、真のソーダライトが運ぶインディゴレイは、ほとんど取るに足らないものに思えるかもしれません。しかし、人々がその石を見つめると、そのインディゴ色が、澄み渡る青空を守りたいという私の願いを共有し、そのインスピレーションを与えることができるでしょう。そうなれば、人々の直感が開かれ、ソーダライトをもっと採掘しようという意識が芽生えるかもしれません。ソーダライトの採掘量を増やすことは非常に重要です。なぜなら、ソーダライトは大気に触れることで初めて、大気の浄化に貢献することができるからです。
「大気汚染のことを指しているのですか?」
その通りです。しかし、大気汚染には、物理的な汚染物質だけでなく、不調和な思考エネルギーも含まれることを忘れないでください。私は、インディゴレイを通じて大気の透明性と健康を維持するために働いていますが、物理的な汚染物質を直接吸収するわけではありません。まず、空気がそれを分解し、処理しなければならないのです。これは、人間の体が食べ物を咀嚼し、消化する過程に似ています。空気は汚染物質に即座に働きかけ、そのプロセスを助けるために、さまざまな自然の力を活用します。例えば、地球は森林火災の煙や火山ガスに含まれる成分を利用して、汚染を分解し、バランスを回復させることがあります。
加工されていないソーダライトは、人々が発するネガティブな思考も吸収しますが、物理的な汚染物質とは異なり、それを吸収するまでには空気がさらに長い時間をかけて「咀嚼」しなければなりません。空気は、人々が発する思考の振動数を、ソーダライトが吸収しやすいレベルまで下げる努力をする必要があるのです。そのため、一酸化炭素などの物理的な汚染物質を分解するよりも、ネガティブな思考形態を分解する方が、より多くの時間を要するのです。
オーラを浄化する
惑星の健康にとって清浄な大気が重要であるのと同様に、人間の健康にとっても、オーラから不調和なエネルギーをできるだけ取り除くことが不可欠です。クリーンなオーラは個人のバランスと調和をサポートし、ネガティブで不調和なエネルギーに覆われたオーラは、個人に負担をかけます。実際、心の不調和がオーラに溢れれば溢れるほど、心そのもののバランスも崩れてしまい、さらなる重荷となります。しかし、心が自ら作り出した負担から解放されれば、より簡単にバランスを取り戻すことができるのです。
人がソーダライトの球体を身につけると、私はその人の心が生み出す不調和の雲を取り除きます。不調和の原因自体を吸収したり取り除いたりするわけではなく、ただその雲を消し去るだけです。オーラや頭がクリアになることで、心は解放され、自分が何をしたのか、そしてなぜネガティブなエネルギーを発してしまったのかを理解できるようになります。一度、雲が消え去り、その理由が明らかになると、その人は自身の内面で必要な変化を起こし、不調和を生み出さない力を得ることができます。しかし、その人が変化を拒み、ソーダライトを身につけるのをやめてしまうと、最終的にはオーラは再びソーダライトを身につける前と同じように汚染されてしまうでしょう。
さらに、ネガティブな精神エネルギーだけでなく、オーラには生存に必要のないさまざまなエネルギーが蓄積しがちです。これらのエネルギーは、人々の思考や内面の成長を妨げる要因となります。ソーダライトはこれらの蓄積を吸収し、スピリットの光が個人の内面を通してより鮮明に肉体に届くように促します。この効果は、雲が晴れて太陽の光が地球をより明るく照らすような現象に似ています。
オーラが浄化されると、自己認識が高まり、自分の長所や短所、そして人生の方向性がより明確になります。こうして理解が深まることで、長所をさらに伸ばし、短所に向き合い、人生の目標や進むべき道をよりはっきりと定めることができるのです。これらはすべて、ソーダライトによるオーラ浄化の副次的な効果といえるでしょう。
ソーダライトを身につけることで最も恩恵を受けるのは、特に理由もないのにしょっちゅうテンパったり、重荷を感じ続けている人たちです。私はオーラからゴミを取り除きますので、私を身につけた人は、自分の本当の考え、感情、目標、夢をより簡単に認識できるようになります。そのため、自分自身の考え、感情、目標、夢と、他人によって投影されたものを区別するのが難しい人にとっても、私は特に役立ちます。
また、私は他人から向けられた否定的な思考や感情、その他のエネルギーからも個人を守ることができます。これには、歓迎されない祈りや黒魔術といったものも含まれます。私を身につけることで、これらのエネルギーがオーラに入る前に吸収され、ブロックされます。
ソーダライトのオーラは、その物理的なサイズの数百倍の範囲を取り囲んでおり、まるでスポンジのように機能します。そしてオーラの中にある不調和な精神エネルギーに対して、強い磁力を持って引き寄せます。この吸引力により、ネガティブなエネルギーがあなたのオーラからソーダライトに流れ込みやすくなります。ただし、身につけている人は、私の行っている浄化のプロセスを意識することはありません。私の仕事の結果だけが意識的に感じられるのです。
私の第一の目的は地球のためであることを忘れないでください。しかし先ほど説明したように、人々が球体のソーダライトを身につけると、オーラの中のネガティブなエネルギーの多くが、地球の大気に放出される前に吸収されます。そのため、多くの人が私を身につければ身につけるほど、地球が対処しなければならない汚染が減少するのです。
「あなたはアースストーンと呼ばれています。それは地球固有のものということですか?」
そうです。私はソーダライトの守護者として、地球のためだけに働いています。他の惑星のことを気にすることなく、この惑星のバランスを保つことに専念しています。
ソーダライトを採掘しすぎるということはありません。むしろ、いつか地球の大気圏に入るかもしれない不調和な思考や周波数、事態の急変に備えておくことは賢明なことです。ソーダライトが地球上の人々の間に広く均等に分散されることで、最も効果的に私の使命を果たすことができるでしょう。
ソーダライトは、他の宝石に比べて地味な色合いをしているため、その価値が十分に認識されないことがあります。しかし、ソーダライトは地球の生命にとって極めて重要であり、その存在を見過ごすにはあまりにももったいないのです。もし人類が大気を汚染し続け、散乱した精神エネルギーが広範にネガティブなままであるならば、ソーダライトの重要性は特に理解されるべきです。ソーダライトの助けがなければ、さまざまな力が地球を襲い、人類の生活、ひいては地球の生命そのものが脅かされる可能性が出てくるのです。
幸いなことに、時間は忙しい人のために広がっているようです。というのも、私自身、今後ますます忙しくなることを予感しています。私に関して言えば、まだ最盛期に達していないと考えています。地球が私を必要としている速度で、私が経験する力の成長が同じスピードで進むことを願うばかりです。
球体の宝石が持つ力
人間の意識が、宝石を結晶の形状から球体に加工することで発揮されるパワーを受け入れる準備が整ったのは、ほんの最近のことです。要するに、マイケル、あなたと私は、宝石の球体の効果を探究するパイオニアなのです。ただ、私のパイオニアとしての取り組みは、ソーダライトに集中しています。私の知る限り、球体をどのように応用するか、その全貌を知っている者はいません。球体は無限の方向にエネルギーを放射するため、使用用途もおそらく無限にあるのでしょう。
私自身、ソーダライトの球体が人間に与えるすべての影響を完全に把握しているわけではありません。それらの影響が明らかになり、感じられ、識別された時に、それを理解し、役立てることが私の責任です。ガーディアンとしての私の任務には、ソーダライトに関するデータの収集、記録、分類が含まれます。これには、ソーダライトの周波数が、さまざまな大気条件や天体、霊的な影響のもとでどのように変化するかのデータも含まれます。アースストーンは、宝石よりも太陽や惑星の位置の影響を受けやすいのです。これは、アースストーンが物理的な次元の振動数との親和性が高いためです。一方で、宝石は時として惑星の動きやその磁気エネルギーの影響をほとんど受けないこともあります。宝石の影響は物理的な領域を超えているからです。私はまた、ソーダライトのエネルギーを受け入れる準備ができている人々や、すでにソーダライトを身につけている人々と、夢の領域でワークしています。
「宝石やアースストーンを自然な形で身につけることについて、どう思われますか?」とマイケルが尋ねた。
“自然”という言葉を使うときは注意が必要です。あなたが言っているのは、宝石やアースストーンが地中から発見されたままの形のことを指しているのでしょうが、現代の人々にとって、球体の形で宝石を身につけることはごく自然なことです。彼らの意識は、球体を受け入れる準備ができています。宝石やアースストーンが球体の形になれば、そのエネルギーは、結晶や岩石の形では実現できない形で、身につける人に解き放たれるのです。
「多くの人は、宝石やアースストーンの形を変えることは悪いことだと思っています。」
ガーディアンがあなた方に伝えている情報は、波の頂点にあるものです。つまり、地球上のすべての人が球体の宝石の力を受け入れる準備ができているわけではないということです。とはいえ、幸いなことに、十分な数の人々が今、この情報を受け入れ、取り組み、実験し、そこから学び、成長する準備ができています。
多くの場合、人は自分が知っていることに固執し、過去にうまくいったことにしがみつきます。どうか、時間を与えてあげてください。波が岸に近づくにつれて、彼らの意識も少しずつ開かれていきます。結晶の形に執着することは、自分自身を制限することと同じです。しかし、もしそのこだわりを手放し、球体のパワーを体験できたなら、彼らは準備が整うよりも早く成長を遂げるかもしれません。ですから、思いやりと忍耐を持って、人々がそれぞれのペースで成長できるよう、スペースと時間を与えてください。
では、私についてきてください。この岩山をさらに登っていきましょう。これから、レパード・スキン・ジャスパーのガーディアンのもとへ案内します。洞窟に入り、山の中のどこかで彼に出会うことになるでしょう。ガーディアンの姿に驚かないでください。場合によっては、エネルギーの渦に遭遇するだけかもしれません。
旅を始める前に、少し休みましょう。
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►ソーダライト(Sodalight)の選び方、使い方など
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「石の精霊の叡智」マイケルカッツ(著)
"Wisdom of the Gemstone Guardians" by Michael Katz (Author)