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【#7】あまり知られていない? 三陸牡蠣の養殖の話。

こんにちは!石巻フーズのインターン生のリョウタロウです。
今回は石巻フーズ牡蠣の仕入れ先、牡鹿半島の荻浜で牡蠣養殖の漁師さんを訪ねに行き、色々インタビューしてきたのでまとめてみました!

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三陸の牡蠣の特徴は??

一言で表すと身入りが良いことです。
北上川から供給される東北の森林の養分と黒潮親潮がもたらすプランクトンで育つ牡蠣は大きいだけでなく身が締まっていて味が凝縮されています。今(冬の時期)は卵を待たず養分が体内に凝縮されている旬の時期です。

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どのように牡蠣を養殖しているんですか??

荻浜の牡蠣養殖は主に2年間かけて行われます。順に説明していきます。
1年目

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8月ごろに採苗と言われる牡蠣の幼生の採取が行われます。
1年目
沿岸部で育てます。
採取にはなんとホタテの貝殻が使われます。ホタテの貝殻を海につけると牡蠣の幼生が付着します。積算温度(時間*水温)が2000となるのを目安に海に沈めます。

その後、タナと呼ばれる場所で弱い稚貝を落とす作業をします。
潮の満ち引きで潮が満ちる時には海に沈み、引いた時には外気に触れるような高さに設置します。外気に触れ続けると弱い稚貝は死に海中に落ちます。こうして強い牡蠣だけ育てていきます。

2年目
5月にはより養分が豊富な沖に持っていきます。その際牡蠣の成長を考慮し別のロープに等間隔に牡蠣をつけます。
牡蠣の成長することで沈む樽 を見て樽を足したり成長の様子を判断したりするそうです。

下は樽の画像です。

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10月には牡蠣をとり剥く作業が始まります。漁師さん曰くこの作業が精神的には一番きついそうです笑

こうして剥かれた牡蠣が石巻フーズへ出荷されます。

この時期はどんな作業をしていますか??

冬の時期は牡蠣剥きが主な作業です。
7:00〜16:30  牡蠣剥き 休憩あり
16:00〜18:00 牡蠣を海から上げる
というのが流れです。
ハードそうですね笑
天候が悪く海が荒れると時間をずらし早朝に牡蠣をあげに行くそうです。
牡蠣の養殖の時期以外はナマコの採取などを行います。


自分がインタビューを終えて思ったのは漁師さんは自然とともに生きていると言うことでした。牡蠣漁師たちは牡蠣ばかり取っているわけではなく、季節に合わせた食材をとって食べて売って、天候が悪ければ時間をずらして仕事をします。都会から来た者としてこういう働き方、生き方があるのだなと新鮮に感じました。

以上です。ありがとうございます。

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