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【半年で偏差値70!?】一石七鳥の英語“暗証例文”勉強法
「どうやったら短期間で英語が得意になるのか?」
「英語の勉強をしているはずなのに、成績がなかなか上がらない…」
「何度も勉強しているのに身に付いている実感がわかない…」
こういった悩みを抱える受験生や英語学習者はとても多いですよね。実際、日本では学校の授業で英語を何年も学んできても、「文法や単語を覚えても話せない」「テストで点数が取れない」という声をよく聞きます。さらには暗記が苦手で挫折を経験してしまう方も少なくありません。
今回ご紹介するのは、短期間で英語の偏差値を70以上に伸ばし、かつ将来的にも使える本物の英語力を身につけるための勉強法「暗証例文学習」です。最小限のステップで最大限の効果を生み出すこの学習法を知れば、今までの「文法と単語だけを詰め込みがち」な英語学習のマンネリから抜け出すきっかけになるはずです。
なぜ例文暗唱が英語上達のカギになるのか?
ノーム・チョムスキーの言語理論
言語学の権威であるノーム・チョムスキー博士は、人間の脳には本来「どんな言語でも使いこなせるだけの能力が備わっている」と説いています。これは、世界に6,000を超える言語が存在していても、赤ちゃんとして生まれた環境次第でどの言語でも習得が可能であることを裏づけています。
この能力を引き出す“きっかけ”となるのが、一定数の“フレーズ”や“文”を覚えることです。ある程度の文やフレーズを「丸ごと」覚えることで、脳は自然と文法や使い方のルールを組み立てていきます。たとえば赤ちゃんは理論的な文法を学ばずとも、周囲が話す日本語や英語を耳で聞き、声に出して真似するうちにいつの間にか話せるようになります。
理論だけでなく“使える”知識を優先
日本人が英語学習で陥りがちなのが、「学校で文法を一通り習ったのに、なぜか実践で使えない」「単語や熟語を覚えても、実際の会話や文章を書くときにうまく使いこなせない」というジレンマです。
多くの場合、授業や参考書で文法項目を分割して学ぶため、その知識がバラバラに頭に入ってしまい、いざ使うときに素早く組み立てるのが難しくなります。しかし、暗証例文学習では「フレーズ」を一括で覚えているため、文を作り直す作業が格段に少なくなり、結果としてスピーディーに英語を出せる状態を目指せるのです。
さらに、暗証例文で培ったフレーズを使いまわすことで、単語や熟語もより強固に記憶に残りやすくなります。言い換えれば、理論は最低限を理解すればOKで、それよりも「使える知識」として体にしみこませることが成功への近道になります。
暗証例文学習法の具体的ステップ
暗証例文とは、英語の例文を丸ごと覚えてスラスラ言えるようにする学習法です。ここでは、実際に塾生が取り組んでいた方法を参考に、より詳しくステップを解説します。
例文集(英訳と和訳が対になったもの)を準備する
日本語と英語が1対1で対応している例文集が理想です。
1冊あたり数百例文程度が目安。実際の例では600ほど覚えることで偏差値を大幅に伸ばしたケースもあります。
例文数が多すぎると挫折する可能性があるので、最初は無理しすぎない範囲で選ぶと良いでしょう。
例文の理解を深める
まずは日本語→英語の対応関係を丁寧に把握します。文法の塊ごとにチェックし、表現の対応をきちんと確認することが大切です。例:「きちんと頼めば」→「if you ask nicely」というように、普段の感覚では結びつかない表現もあるため注意して吸収しましょう。
いきなり丸暗記を始めると混乱しがちなので、ここでは少し時間をかけて文構造を理解しておくことがポイントです。
音読・暗唱トレーニング
例文を繰り返し音読し、日本語を見ただけで英語がスラスラ出る状態を目指します。音声化することで聴覚・発話の感覚も鍛えられ、定着率が高まります。
言えなかった例文には印をつけて仕分けし、言えるようになるまで何度も練習します。最初は1文ずつ確認していきましょう。
慣れてきたら1日あたり数十〜数百文を一気に復習する形に切り替えます。高速で音読できるようになると、学習時間を圧縮しながら効果的に定着を図れます。
応用練習(ライティング・スピーキング)
暗記したフレーズを組み合わせながら英作文を練習します。頭の中で覚えた表現同士をつなげることで、自由度の高い文章が書けるようになるでしょう。
自分で書いた文章を口に出してみると、スピーキングの練習にもつながります。また間違いに気付いたらその都度修正できるのもポイントです。
例文を元に微妙に単語を差し替えたり、時制を変えてみたりすることで応用力が身に付き、より自然な英語表現を習得できます。
成績アップと実用的な英語を手に入れる
短期間で偏差値70!実際の体験談
実際、この暗証例文を取り入れた受験生が、半年でセンター試験(現・共通テスト)の英語の点数を5割から9割へ一気に伸ばし、目標大学に合格した例があります。暗証例文学習を導入した当初は苦戦しながらも、例文数が増えるに従って文法や単語が頭の中でつながり始め、問題を解く際にもスムーズに文章が読める・書けるようになったそうです。
これこそ、理論だけではなく“体にしみついた”英語力の賜物と言えるでしょう。さらに、暗証例文により多くの表現を瞬時に引き出せるようになったことで、英語を聞き取る力も急上昇したという声もあります。
将来の英語力にも直結
「テストの点数を上げたい」という目的はもちろん、例文暗唱によって身に付けたパターンやフレーズは、スピーキングやライティングにダイレクトに活かせます。英会話や留学、さらには仕事でのメール作成や海外出張など、様々な場面で“とっさに出る”感覚を養うことができるのです。
暗証例文のメリットは長期的に見ても大きく、一度定着したフレーズはなかなか忘れません。むしろ、ある程度のフレーズを覚えると、そこから新しい単語や表現を自然に追加していく土台も得られるため、学習効率がぐんと上がります。
まとめ:暗証例文で英語学習の“壁”を突破しよう
まずは例文を覚える
文法はあとで補強すればOK。最初はフレーズを丸暗記することが重要。
目標の例文数を決め、毎日少しずつでも継続しましょう。
例文を徹底的に音読・暗唱する
日本語→英語がすぐ口に出るようになるまで繰り返します。
仕分けマーク(◎○△×など)を活用しながら自分の弱点を把握し、確実にステップアップする。
覚えたフレーズを実際に使う練習をする
ライティングやスピーキングに応用して、さらに定着を図ります。
小さな成功体験を積み重ねることで、学習意欲も維持しやすくなります。
文法をいくら学んでも「使えない」状態になりがちな英語学習を、「一気に偏差値70」に持っていくほど伸ばせるのが暗証例文学習の強みです。ぜひこの方法を日々の学習に取り入れてみてください。短期間でも驚くほどの成果が得られるはずです!