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社会を変える朝ごはんSocial Breakfast主催㈱まちのプロデューサーズ≪山口ミライ共創ラボ特別インタビュー≫

社会を変える朝ごはん「Social Breakfast」とは?

環境問題、少子高齢化、地方の過疎化など、私たちは社会の中で常に何かの課題を抱えています。
それは、ある人にとっては自分事として常に意識していることかもしれないし、またある人にとっては、ふとしたきっかけがあって初めて気づくことかもしれません。
その意識や気づきがあった後、それを解決するために行動を起こすことは一見難しいように思います。

「Social Breakfast」はそんな社会のためにと一歩踏み出したいけれど、何から始めたらよいかわからない。社内外の人たちとソーシャルグットで繋がりたい。先駆者に学び、社会を新たな視点から眺めてみたい。という若者が気軽に集える場です。
イベントは毎回こんなプロローグから始まります。

株式会社まちのプロデューサーズの公式noteより

毎回様々なトークゲストをお招きして、私たちの身近にある社会課題についてお話を聞き、朝ごはんを交えつつ共に考える場となっています。
東京 虎ノ門ヒルズにて開催されていますが、2024年10月より、KDDI維新ホール(アカデミーハウス)をサテライト会場として新山口でも開催しています。

この度、2025年1月23日(木)、維新ホールにてSocial Breakfastを主催する、㈱まちのプロデューサーズの皆さんを山口にお招きし、イベントの開催が決定! 開催前特別インタビューを通して「社会を変える」のヒントを多くいただきました。

(左)代表取締役社長 横尾 俊成/(中央)取締役 コミュニティマネージャー 谷 壮史/(右)エグゼクティブプロデューサー 中 裕樹

Q:「Social Breakfast」の目的を教えてください

社会には解決されていない多くの課題があります。ジェンダーやゴミ問題など、それぞれの専門家はたくさんいますが、意外とそういったセクター同士が交流する機会がありませんでした。
そういった人たちの交流の場を作りたいというのがこのイベントをはじめた目的の一つです。

イベントの参加者同士が交流できる場となっている

もう一つは、ソーシャルキャリアのきっかけを生み出すことでした。ふとしたきっかけで社会課題に気づいた時に、次にどうしたらよいのか、最初の一歩の踏み出し方がわからない方が多くいます。そんな時に、Social Breakfastに来てもらい、新たな考えや価値観を知ったり、社会課題に対する取り組みのロールモデルを見つけたり。そこから何かをはじめるきっかけを見つけて欲しいです。
また、参加者だけでなくトークゲストにも多様な人たちとのディスカッションを通して、お互いに新たな気付きを持って帰ってもらえたらと思っています。

トークゲストと参加者のセッション

Q:まちづくりプロデューサーズとはどのような会社なのでしょうか。

僕らは「まちをざわつかせる会社」をコンセプトとしています。首都圏でも、地方でも、まちを作り上げていくプレイヤーは自治会や商店街組合など案外限られているものです。しかし、同じ人たちが集まってしまうからこそ、新たな提案や挑戦をすることが難しいこともあります。
一方でそのまちに関わりたいと思っている新住民や若者、観光客も多くいます。そんな人たちがもっとまちに関わりやすくするためにはどうすればいいのか。とそんなことを考えている会社です。
現場に行って、どうすればまちの関係人口を増やすことができるのかを考え、企業や自治体にコンサルティングをしています。時には、関係人口を呼び込むイベントを開催することもあれば、その人たちが入りやすいコミュニティを作ることもあります。

イベントのMCも代表の横尾さんが務めます

Q:Social Breakfastを始めて、何か変化はありましたか

初参加の時は学生だった方が、今では自分で事業を始めていたり。いつの間にか所属や肩書が変わっていたり。自分自身で問題意識を持つことで、変化があった参加者も多くいます。今ではゲストだけでなく、参加者の変化を見て、自分も何か踏み出そうと考える方も増えています。

学生も多く参加されているそう

社会課題は何か事前知識があったり、それについて深く勉強したりしなくとも、まずは気づいたところから始められることが多くあります。
長い人生の中で、身近な人が病気になって始めて気が付くことや、
子供が生まれて初めて感じることもあるかもしれません。
自分のことでも、他人に共感することでも、なにか気付きがあったときに一歩を踏み出せる人がもっと増えたらいいなと思います。

参加者の中には、社会貢献活動にすでに携わっている人もいれば、偶然参加してくれた学生や近隣の会社員の方もいます。Social Breakfastは0ベースで参加しても、何かをやってみようと一歩踏み出せる場を目指しています。
山口ともつながるようになり、東京の方と山口の方がつながるなど、地域を超えて発展があったことは大変うれしいです。

山口のサテライト会場の様子

Q:ゲストはどのように決めているのでしょうか

テーマやキーワードは毎回異なりますが、「周りを巻き込んでくれそうな人」というのはぶれない軸かもしれません。ご自身の活動を語るだけではなく、話すことで参加者の方に社会課題に対するこれからの関わり方や可能性を提案できる方をお呼びしています。

2024年12月3日の会では、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の日本常駐代表で一般社団法人最愛の食卓の共同創業者・理事も務める柏倉美保子さんをお迎えしました。

参加者の半数はリピーター。もう半数はゲストに関係のある人など初参加の方になることが多いです。すると、自然とコミュニティとしても常に新しい人が入り、新たな気付きも生まれやすくなります。バラバラのコミュニティを混ぜていくことは運営の中で一番意識しています。大なり小なり、その場にいるみんな新たな気づきを持って帰ってくれたらうれしいです。

Q:これからの目標を教えてください

地域にきっかけを作ることだと思っています。
現在、参加者には無料で朝ごはんを提供していますが、これも気軽に参加してほしいという意志表示です。最初は「朝ごはんが食べられる」という理由から参加するという方もいるかもしれませんが、これをきっかけに、社会課題に触れ、考え、“社会を変える”の輪を広げていきたいです。

提供される朝ごはんの一例

また、まだまだ構想段階ですが、地域と地域とがつながって情報をシェアしていくのもいいなと思っています。社会課題は地域ごとにあり、それに対するアプローチもそれぞれです。その分、成功事例も多くあるはず。この社会課題については、この地域が最先端! ということもあるかもしれません。

山口とつなげてSocial Breakfastを行っていることを皮切りに、地域を超えてつながることで、それぞれにこれからのヒントが見つかるような気がしています。

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2025年1月23日(木)19:00~維新ホールにてSocial Breakfast主催である、㈱まちのプロデューサーズの皆さんを山口にお招きしてのパネルディスカッションイベントの開催いたします!
社会のためにと一歩踏み出したいけれど、何から始めたらよいかわからない。社内外の人たちとソーシャルグットで繋がりたい。先駆者に学び、社会を新たな視点から眺めてみたい。
社会貢献活動にすでに携わっているも、偶然イベントを知ったみなさんもぜひご参加をお待ちしています。

イベント詳細/お申し込み


【山口ミライ共創ラボ とは】 
山口市産業交流拠点施設は「出会う、つながる、生まれる、広がる」をテーマに様々な機能・人材・技術・アイディアのコラボレーションを通して、地域課題の解決・改善、新しい価値・人材の創出を目指しています。令和6年度からは山口ミライ共創ラボ と題し、新たな価値観との出会いをコンセプトにそれぞれのテーマのプロフェッショナルと山口の未来について参加者の皆さまと共に考えていく機会をつくっていきます。


 

 

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