好きから逃げたくない人へ。(ブルーピリオド1巻感想)
こんにちは。女子大生のイシナです。
今回はYOASOBIの群青という曲の元になったことでも有名なスポコン美大漫画、ブルーピリオドについて書いていこうと思います。
1、どんな人に読んでほしいか
今回は私が自分の好きなことを仕事にしようという決断を後押ししてくれた大切な作品「ブルーピリオド」という漫画を紹介したいと思います。
この漫画は
好きなことに挑戦したい人
好きなことを仕事にしたい人
好きなことを嫌いになりかけている人
など、好きだからこそ!という気持ちを抱えている人にお勧めです。
2、ブルーピリオドとの出会い(わたしの場合)
わたしはフランス留学をしていたのですが、その時からずっと将来何がしたいんだろうと考えていました。
就職活動中も自分の好きなことは仕事にしたら絶対辛いし、好きなものを嫌いになってしまうと考えていました。
しかし、帰国後にブルーピリオドを読んでからは
自分の好きなことに正直になろう!やりたいならやってみよう!
と考えなおすことができ、エンタメ業界や出版業界を中心に就活を行いました。
そんな私の人生を変えたといっても過言ではないブルーピリオド。
まずは一巻の感想を書いていこうと思います。
3、ブルーピリオドあらすじ
【あらすじ】
成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!
(講談社 コミックプラスより引用)
4、ブルーピリオド名言まとめ
この物語の主人公、矢口八虎は一見チャラくて不良なのに、勉強をきちんとやり人間関係もそつなくこなすタイプ。
本人も、
「クリアするためのコストは人より多くかけている。そしてそれが結果になっているだけのことなのに、みんなが俺を褒めるたびに虚しくなる。この手ごたえのなさはなんなんだ。」
と、器用にこなせつつも自分になにもないことに焦りを感じています。
そんな八虎はある日、美術室で一枚の絵に心を奪われます。
その後、美術の先生にも
「美術は面白いですよ。自分に素直な人ほど強い。文字じゃない言語だから。」
と言われます。
場面は変わってサッカーの決勝戦を観戦し、徹夜明け渋谷へ。
早朝の渋谷に、なんかいいよなと思う八虎。
その景色のことを、心奪われた絵を描いていた先輩に、
早朝の渋谷はなんか青くみえると話します。
「あなたが青く見えるなら りんごもうさぎの体も青くていいんだよ」
そう言われた八虎は、美術の授業の課題だった「私の好きな風景」で、早朝の渋谷を描きます。
青で渋谷を表現しようとするとき、「好きなものを好きっていうのって怖いんだな」と思いつつ、書き上げた作品。
友達からもこの絵って早朝か?と、聞かれ、自分の表現したかったことが周りに伝わり、思わず泣いてしまいます。(かわいい)
「その時生まれて初めて ちゃんと人と会話できた気がした」
何にも興味を持てなかった矢虎が、夢中になれるものを見つけた瞬間です。
やっと興味を持てることを見つけた矢虎ですが、だからといってすぐに美大受験を目指そうとするほど矢虎は大胆ではありません。
時間の無駄だ。そう思いながらも絵を描く手を止められない。
そんな時。
「好きなことは趣味でいい。これは大人の発想だと思いますよ。」
「頑張れない子は好きなことがない子でしたよ」
またもや美術の先生の言葉です。
「好きなことをする努力かはね 最強なんですよ!」
そして、美術部に入ることを決意した矢虎。
俺の心臓は今動き出したみたいと前を向いている矢虎は最高にかっこいいですね。
美術部に入り、着々と美術の基礎を学ぶ矢虎。
本当に好きなことを見つけ、努力を重ねていく姿に読者は応援せずにはいられなくなります。
そして、美術予備校にも通うことになります。
そこで出会った天才、高橋世田介。
圧倒的な差を感じた矢虎は、自分はただの人なんだと感じます。
そんなとき、同級生のユカちゃんから
「悔しいと思えるならまだ戦えるね」
と言われます。
負けず嫌いで努力家な矢虎。
そんな彼の姿に、私自身とても勇気をもらい、好きなことに向き合い、努力を続けていこうと決心することができました。
八虎はこれから芸大に合格できるのか。
すでに最新巻まで読み終えているので、一巻ずつ感想をアップしていこうと思います。
ちなみに、ブルーピリオドは2021年10月からアニメも放映されるので、これからの展開がますます楽しみです!!!
ここまで読んでいただきありがとうございました。