「美術学生イトウの微熱」感想
こんにちは。
漫画をこよなく愛する女子大生イシナです。
漫画の感想第一弾は、就職活動中にふと見つけたこちらをご紹介します。
就職活動中といえど、学生の本分は勉強ということで、卒業論文についての研究を進めなければいけないのですが、、
勉強と違って正解のない答えを探すのが研究であり、そういう正解のないものを探すのが大の苦手な私は、就活を言い訳に研究をおざなりにしていたんですね(←いや、はよやれって感じですが)
そんな私に卒論を書く意欲を取り戻させてくれたのがこの漫画。
「美術学生イトウの微熱」(著 イトウハジメ)
新宿のルミネエストで偶然発見した一冊。
試し読みができたので何気なしに開いてみると、修士論文の最終審査を受けようとする女性の描写からスタート。
(http://matogrosso.jp/binetsu_ito/01.htmlより引用)
もっと読み進めると、子育てをしながら修士号取得に向けて励む女性や、実際に授業を受けている男性2人の姿など、ページを開く手が止まらない。
これは買うしかない。と思いました。
私が基本的にマンガを購入する時は、LINE漫画かTwitterで仕入れた情報を基に買うことが多いのですが、電子コミックが発達する前は、試し読みができるならば読んでみてビビッときたものを買っていました。
今回感じたものは、そういう昔に感じたビビっと感と同じもので、どこか懐かしさも覚えつつ、
これは今買わなければ!!あとで買おうと思ったものは買わない!!
と、思いすぐに購入を決意しました。
家に帰ってじっくり読んでみると、買って大正解の内容でした。
こちら、あらすじを載せておきますね!!
「研究とは まだ答えのないことに 答えを探して地図を作ることだ」
「不意に方向感覚は狂っていく」
この言葉、研究をしている人や卒論を書いた人には刺さるのではないでしょうか。
私も絶賛卒業論文に向けて自身の研究を進めている最中ですが、大学に入ってからというものの、答えのないものを探し続けることにとっても苦労しています。
このテーマで卒論を書けるのか?この仮説は本当に正しいのか?
なんでこの研究をやる意味があるのか??
こんなことを考え始めるんですね。
大学生ですらこんななのだから、修士課程・博士課程へと進み、研究に力を注いでいる人たちはよりそう思うでしょう。
私自身、卒論を書いていると漠然とした不安が突如襲い掛かることがあります。
この漫画は、そんな研究をする上で乗り越えなければいけない壁であったり、研究あるあるを描いたエッセイなんですね。
さらに、この漫画を読んでいて一番この人すごすぎ!!って思ったのが、カノちゃんという女性です。
彼女はもちろん大学院生なのですが、一児のママさんなんです!
さらに、お昼には節約のためにお弁当を持ってくるという堅実ぶり。
研究と子育てを両立させるママさんなのです。
ママとして子育てにも奮闘しつつ、自分のやりたいことにも向き合っている彼女を見ていると、私も頑張るぞ!!と思えてきますよね。
そんなこんなで、偶然発見したこちらのマンガですが、実はこの漫画には前作があるらしく、私は先に続編を読んでしまっていたみたいです。
こちらの青春の方も読んでみたので、またnoteに感想を書こうと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!
次回のnoteも読んでいただけると幸いです!