はてしない石の物語#90~「子育てと同じ」と教えてくれたペンダント~
「はてしない石の物語#57~『エメラルド色の祈り』その後②~」で登場した高校時代からの友人「チズさん」。
それがこちらのお話。
とっても愉快な人で、彼女がK先生の治療を入れた日に、「久しぶりに会いたい」と思って私も予約を入れたことがありました。私が最初でチズさんが後、だったのですが、チズさんは自分の番になったら「今日はめぐみさんが来ているから、アクセサリー持ってきた!治療終わったら一緒に見てもらおうと思って」と、じゃらじゃらとアクセサリーをぶらさげたお人形を持ってきていました。思わず笑ってしまいました!
チズさんは治療はさっさと終わらせて残り時間でアクセサリーの状態を見てもらいたいと思ったようなのですが、そうは問屋が卸さず。治療に時間がかかりほとんど時間は残りませんでした。「先生!時間がなくなります!」と途中で訴えていましたが、先生は「本業は治療家なんだから治療させてよ」と・・・そんなやりとりを聞いていた私はずっと笑いっぱなしでした。
そんなわけで時間はなかったので「浄化が必要そうなものだけ教えてください。持ち帰って浄化して石の勉強の時にあらためて持ってきます」と伝えて、いくつか持ち帰ってきました。(その時、とっても面白い、というか、とても勉強になることがあったのですが、それは次回に・・・)
持ち帰ったアクセサリーは塩水で浄化した後、それぞれ水晶と紫水晶に乗せておきました。(どちらが合うかは、ダウジングで調べました。)「石の勉強会」で見てもらったら、全部浄化ができていました。その中のひとつ、小さな真珠が2つ連なったペンダントがとても面白かったんです。先生はそれを見て「これは双子の姉妹みたいだね」と。私は「それだけ仲が良いということか」と思ったのですが、すかさず先生が「でも、喧嘩するんだよね」と・・・「喧嘩したら、どうしたらいいんですか?」とお聞きしたら「放っておく。放置。喧嘩したいだけさせたらいい」とのこと。「余計な口出しは無用。ただ喧嘩している時に連れ出すとますます揉めるからそういう時は身につけない方がいい」というアドバイスをいただきました。「でも、先生はおわかりになるでしょうが、どうやったら今は仲が良いとか悪いとかわかるんですか?」とお聞きしたら「そこだよね、ちょっと待ってね」としばらく見ていましたが「喧嘩している時は、いつもより曇ったり暗く見えたりする。輝いているかそうでないかで判断したらいい。今は仲が良いよ」とのことでした。
なかなか難しい注文ですが、きっとチズさんはそういうことを判断する目を養う時にあるのかもしれません。そうでなければ、こんな事態にはならないでしょう。面白い!チズさん頑張れ・・・
先生と「子育てと同じですね」と話しました。親はついつい仲良くさせようとしてしまうけれど(兄弟姉妹だけでなく友達とも)、喧嘩して仲直りして、という経験は互いに我慢するより、ずっとずっと心を豊かに成長させてくれるように感じます。大人が「この経験から子どもたちは何を学ぶのだろう」と考える視点をもつことの大切さを感じました。表面的に何事もなかったかのようにふるまうこと、それを強いることは、あまり良いことがないように思います。大人ができることがあるとすれば、子どもたちが学ぶ前に手出しして貴重な学びの機会を奪わないこと。そのためには子どもたちより少しでも深く広い視点で物事を見ることができるようになっていることが大切だと思うのです。私たちはそれができているでしょうか・・・この双子の姉妹のペンダントから私はいまだにいろんなことを考えさせられています。
こんな風に、石やアクセサアリーからたくさんのことを教えてもらい、たくさんの学びの機会をいただいている、そんな日々が続いています。そのことに心から感謝している毎日です。
これが今年最後の物語になると思います。新しい年を迎える前に、「石の物語」が「今の自分」を振り返る機会となったらいいな、と思っているところです。
どうぞみなさま、良い年をお迎えください。2025年が素晴らしい1年となりますように・・・