はてしない石の物語#31~ついてきた「生まれ変わりたかったお守り」
2023年11月11日、両親と妹家族と一泊旅行に行きました。その晩は女子会となり(私の娘たち、妹、妹の娘)、「石の話」で盛り上がりました。石の勉強を始めてから妹や姪と直接「石の話」をするのは初めてのことでした。
それぞれが自宅に戻った翌日の11月13日、姪のワコちゃんからメールが届きました。
『石の話をしたからなのか不思議なことが起きました。中学生の時にもらったターコイズのブレスレットが今回旅行にもっていったリュックから出てきました!けっこう気に入っていたのにいつの間にか失くしていて(多分高校生の時には失くしていたような・・・)そんなブレスレットがリュックから出てきました!どこで買ったか覚えていないお守りと一緒に。何か意味があるのかな?』
ワコちゃんは現在は社会人。高校時代にすでに失くしていたブレスレットが出てきた?石の世界が広がってから、かくれんぼしたり、出現したり、いろんなことが起こります。
そのブレスレットとお守りをK先生に見てもらいたいと送ってきたので、勉強会の時に見ていただきました。それが2023年12月14日のこと。ブレスレットに関しては「これはおもちゃのようなものかもしれない。浄化が必要だから浄化してみて。そしたら何かメッセージを受け取れるかも」とのこと。そしてお守りに関しては「うーん。これは処分かな」と。「処分」と言われたのは初めてのことで、びっくりしました。
先生も何とか処分しないで済む方法はないかと見てくれましたが「やっぱり処分するのがいいようだ」と。「これはワコちゃんのお母さん(私の妹)をひっぱっている。あまり良くない影響がある」とのことでした。私が処分して良い、とのことだったので、どのようにしたらいいかお聞きしたら「『どんと祭』で燃やしてもらったらいい」とのことでした。
「どんと祭」という風習がないところも多いかもしれませんね。1月14日に正月飾りや1年を通して守ってくれたお守りなどをお焚き上げしてもらうお祭りです。「なるほど、ただ処分するよりお焚き上げはいいな」と思い、それまでは封筒に入れて少しお塩も入れてお預かりしました。あまり良くない影響があるらしい、ということだったので「どんと祭」の日が来てお焚き上げしていただいたときはホッとしました。(こうして書いてみて気が付いたのですが、処分と言われてから「どんと祭」まではちょうど一か月だったのですね)
ブレスレットの方は引き続き浄化をし、浄化の期間が終わって見ていただいたところ「これはとっても純粋だね。ついている紐を着せ替えたりして身につけて、一緒に楽しんだらいいよ」と言っていただきました。そこでずっと気になっていたことを聞いてみました。「処分と言われたお守りは、このブレスレットが連れてきてくれたのでしょうか?」と。先生はブレスレットを再度見てくださって「連れてきたわけではない。あのお守りは生まれ変わりたかったみたい。このブレスレットがとても純粋だからついていったら何とかなるかもしれない、と思ったようだよ」とのこと。「生まれ変わりたかったのに、どんと祭で燃やしてしまって良かったのでしょうか?」とお聞きしたら「それが一番良かったと思うよ」と言っていただき胸をなでおろしました。
(冒頭の写真はブレスレットです。お守りの写真は載せていません)
妹にK先生が読み取ってくれたメッセージをメールで伝えたところ、こんな返信が届きました。
『生まれ変わりたかったんだね。安心しました。何となく悪いだけじゃかわいそうだったから。次は誰かと楽しい石人生を贈れるといいな』
このメールを読んで私はハッとしました。「どんと祭」を待つ間、私にそんな優しい気持ちがあっただろうか?妹に良くない影響があると言われて、少しでも早くお焚き上げしたくて「どんと祭」の日を待っていた、という感じだったと思います。それに比べて妹はなんと優しい気持ちを持っているのだろう!自分にとって良くないものであったらしいというのに・・・私もせめてもっともっと祈りをこめてすべての行為を行えばよかった・・・
初めて「処分」と言われたお守りは大切なことに気づかせてくれました。良くない影響を与えてしまうものであっても、その奥にはまた別の願いがあるのかもしれない、ということ。物事は表面だけでは本当のことはわからない、ということ。だからこそ、どんなものでも「ぞんざいに扱ってよい」ということはないのだということ。
これは何よりも大切な教えだったかもしれません。お守りに手を合わせお礼を伝えたいと思います。「大切なことを教えていただきありがとうございます。お焚き上げすることばかり考えていたことを許してください。次の石生がどうか幸せなものでありますように・・・」