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はてしない石の物語#59~泣いていたエメラルドのお話

母が孫たちに譲ってくれたアクセサリーの中にエメラルドの指輪がありました。K先生に見ていただいたところ、困り果てたような表情になってしまいました。そして「これ、泣いているんだよね。私はこんな色ではないって」とおっしゃるのです。「泣いている」と言われたのは初めてのことでした。
 
浄化方法もしばらくの間定まらず。水晶にかざしたり、お香にかざしたりしながら「うーん」と首をかしげていて。「この浄化は年単位でかかるかもしれない」と・・・「年単位!?」と驚いてしまいました。「とりあえずだけど、まずは紫水晶に2か月置いてみて。その後また様子を見ることにしよう」ということになりました。それが2024年1月11日のことでした。
 
その後見ていただいたのは2024年3月29日。今度は「歪んでいる、というメッセージがくるんだよね」とのこと。「もしかして、これを身につけていた時のお母さんは哀しいことや辛いことがあって、ネガティブな気持ちが強かったのかもしれない」と。「水の結晶の本を本読んだことある?」と聞かれ「あります」と答えたら「あの本に、良い言葉をかけると水は美しい結晶になって、ネガティブな言葉をかけると結晶が崩れるとあるけど、あれと同じ現象が起きている」とのこと。そして今回は「めぐみさんが毎日良い言葉をかけ続けたら、輝きが戻るよ」という見立てでしたが「でも、輝きが戻ったらそれでいいのかな?」と先生は考え込んでいました。そして「もし、輝きが戻ったらお母さんに一度返すといい。そしてお母さんにもめぐみさんからポジティブな言葉をかけ続けるといいよ。そしたらお母さん変わるよ」と言ってくださいました。それは私にとって希望の灯りとなりました。
 
(※補足説明:水の結晶の本とは江本勝さん著作、何冊か出版されていますが「水は答えを知っている~その結晶にこめられたメッセージ」など)
 
毎日指輪に話しかけること約3週間。2024年4月19日に再び見ていただいたところ「いいねえ!めぐみさんのエネルギーが宿ったよ。これからどんどん輝きだすからもうお母さんに返して大丈夫」と言っていただきました。はじめは浄化には年単位で時間がかかるかも、ということでしたが、3か月ほどで浄化できてホッとしました。これまで「結晶が崩れている」という事例がなかったので、先生も浄化にどれくらいかかるのか見当がつかなかったのではないかしら。
 
実は、ポジティブな言葉をかけていた3週間の間に母からもポジティブな言葉が聞かれるようになっていました。それはとても嬉しいことでした。輝きが戻り始めた指輪は「私がつけるにはまだ早いから、しばらくはまだつけていて」と母に返しました。
 
その後、母からは「ポジティブ」というよりも「とても美しい言葉」を聞くことができて感激するということがあり、胸がいっぱいに。その後も良い言葉を聞くたびに、心から「素敵!」と伝え続けています。
 
指輪をした母の写真を撮影し、K先生に見ていただいたところ「お母さんのところに戻って石がすごく喜んでいる。これからもお母さんの意欲が出てきたら後押しし、褒めてあげて。そして楽しいことに誘ってあげて」という言葉をいただきました。
 
今の私には母に対して「母親」のような気持が芽生えています。親子関係はある時期に立場が逆転する、ということが起きるのかもしれませんね。「母の良いところが伸びていきますように。それによって毎日が楽しいものになりますように。生きている喜びを味わえるようでありますように」そんな気持ちでいます。
 
このように石やアクセサリーを通し、水も石も、人の発するエネルギーにより美しくもなるし崩れもするのだということを、実体験として知ることができたことに感謝しています。これは人に対してももちろん同じことが言えるのでしょう。ということは、自分に対してポジティブな言葉をかければ、自分の細胞や心が美しい結晶を形作るということ。その事実は何という希望でしょう!
 
このエメラルドのお話が、読んでくれた方たちの人生を美しくしてくれることを心から願います。

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