はてしない石の物語#85~本来の姿に戻った水晶たち~
『はてしない石の物語#74~猫のすりすり「働き続けた水晶たち」~』で、石の勉強を始めてから、いろんな石やアクセサリーを癒し続けてくれた水晶たちが疲れ果ててしまったことをお伝えしました。
その後、K先生のアドバイス通りに2つの水晶を浄化しました。白い水晶は「海につけた後、3週間休ませる」というアドバイスをいただき、それを聞いた友人のマリコさんが沖縄のパワースポットの海に連れて行ってくれました。海から戻ってきてから見ていただいたところ「ここからきっちり3週間休ませるように」とのことでした。
そこまでのエピソードがこちら。
3週間休ませて持って行ったところ、先生はこの白水晶ではなく、一緒に並べた紫水晶を手に取りました。「これはどうしたんだっけ?」と聞かれたので、浄化したいきさつをお伝えしました。
そのいきさつがこちら。
話を聞きながら先生はうんうんと頷いていて「これ、前こんなに艶々してなかったよね。すごくピカピカだよね」と言ってから「働きたくてしかたないって言ってる。前はどっちかと言えば白い水晶の方が前に出て働いている感じだったけど、今は逆転したね。こっちが前に出ている」と・・・
それから白い水晶を手に取って「大地のエネルギー、地球のエネルギーがそなわって底力が加わったね。海につけたことが単なる浄化にとどまっていなくて、大地の心、地球の心が入っている。そして今は下支えのようなエネルギーとなっている。野球で言えば、紫水晶が点をとる人で、白い水晶は守備がため、という感じかな。白水晶は神様のようになって「困ったらおいで」という感じになっている。もしかしたらこれがそれぞれの本来の姿なのかもしれないね」とのことでした。「この2つはすごく仲良しになって、ペアになって働いている」とも・・・
それぞれが「本来の姿に戻った」と知り、「ああ、良かったな」と思うと同時に、浄化に協力してくれたマリコさんやメグさん、そして紫水晶を家の裏山に埋めさせてくださったイワさんの理解と協力があってこそ、と感謝の気持ちが湧いてきました。
下の写真は最初の頃の水晶たち。冒頭の写真は浄化後の写真で、透き通って艶々ピカピカしていることがよくわかりますよね。
本来の姿ではなかった、本来のパワーではなかったにもかかわらず、1年間もの間、一生懸命働いてくれたこと、その健気さや愛にただただ頭がさがります。
この2つの水晶は、お義父さんが私にくださったもの。でもその当時、石に興味がなかった私はどうしていいかわからずに引き出しにしまったままにしていたのでした。「石の勉強」をする日が来るなんて、これっぽっちも想像していなかったし、お義父さん自身もそんなこと意識の上では考えていなかったはず。表層意識を越えた何かが働いてこうして流れができていくものなのだな、と畏怖や畏敬の念を感じることばかりです。「石の世界」でも「日々生きている世界」でもきっと同じなのではないかと思います。そういうこと、ちょっと意識するだけで世界や視野が奥行きと広がりを見せてくれるような気がします。