はてしない石の物語#62～お義父さんの石たち「自信満々なイヤリング」～

前回「はてしない石の物語#61～お義父さんの石たち「自信をなくしたイヤリング」～」をお伝えしましたが、同じ日に見て頂いた黒い石（オニキス？）のイヤリングは全く逆のパターンでした。

まずは前回のお話がこちら。

石の勉強をしているのに、石の種類がほとんどわからない私は、この黒い石が本物なのか人工的に作られたものなのかもいまいち判断がつかず。主人の実家から石やアクセサリーを持ってくるときに、お預かりして浄化するということをお義姉さん（主人の姉）にメールで伝えていたのですが、実際に浄化した状態のものを見ていただく機会がありました。「綺麗になった状態なので、お義姉さん持って帰ってください」と伝えたところ「要らないからめぐみさんどうぞ」とのこと。なんと気前が良い！「そんなこと言わずに」と言ったら「じゃあ、これだけもらおうかな」とひとつだけ選んで持っていかれました。

その時、お義姉さんがいきさつを知っているものに関して「どこでお義父さんが買ってきたものか」「石を加工して作らせたもの」などの情報を教えてくださいました。そしてこのイヤリングに関しては「オニキスだと思うのよね」と言っていました。

そう、そのオニキスのイヤリングはK先生が手に取ったとたん「これはすごく自信満々な石だ」とのこと。「自分に自信を持ちたい、と思っている人の所に行くといいよ。すでに自信満々な人、ではなく、これからは自分に自信をもって生きたいと願っている人」とのことで、一緒に来ていた長女にどうか、とお聞きしたところ「つけてみて」とおっしゃるのでつけてみました。「いいねえ！つけたらいいよ」とのことでした。

勉強が終わる時、あらためて「いいねえ、合ってるよ」とおっしゃった後、「でも、気を付けないといけないのは、そのイヤリングは本当に自信たっぷりだから、もし身につけている人がいつまでもぐずぐずと自分に自信を持たないでいると怒るから気を付けて」と・・・「怒るってどうなるんですか？」とお聞きしたら「なくなるかもね」と。そりゃあ、大変。お義父さん（娘からしたらおじいちゃん）の形見でもあるのだから、なくなることがないように、自分に自信がもてる生き方をしてもらいたいと心から願います。長女も気合が入ったのではないかしら・・・

石が単なるアクセサリーでなく、身につける人の人生がより良いものになるように働くことができたら、双方にとってこんなに幸せなことはありません。そうであるように、これからも勉強を続けていきたいと思っています。