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はてしない石の物語#84~話を聞いていたリング~

前回2回にわたってお伝えした「親友に出逢ったペンダント・その後」のお話。この話にはちょっとした?続きがあります。その続きの前に、まだこちらをお読みになっていない方は読んでみてくださいね。

「親友に出逢った」青い石のペンダントの濃―いセッションが終わった後、私が購入した緑色の石のビンテージのリングを見てもらうことに。それを出した途端、K先生は「これは今の話を聞いていたらしい。すごく羨ましがっている」と・・・「え?何を?」とお聞きしたら「素敵にリフォームしてもらったことがたまらなく羨ましいらしい。自分もそうしてもらいたいって」と。「え?そういうこと!?」と戸惑ってしまいました。
 
とりあえず気を取り直して「まず、これは私がはめていいでしょうか?私に合いますか?」とお聞きしたところ「リフォームしてくれたら働くって」と。いやあ、そうなの?そうでないとダメ?あなたも素敵だと思うけど・・・?と頭の中はぐるぐるしてしまいました。隣にいたイッコさんも私を気の毒がって「デザイン、素敵よね」と。でも、どうも断固としてリフォーム望んでいるらしい。「自分も自分らしくなりたい」と主張しているらしい。
 
そうよねえ、青い石の話はすごかったものね、泣いて喜んでいたものね、私でも羨ましくなるかも・・・そう観念した私は「ゴールドが合いますか?シルバーが合いますか?」と聞いてみました。「これは男性のエネルギーが強くて、ゴールドが合う」とのこと。でも、さらにじっと見て「女性のエネルギーも少しあるんだよね。そちらはシルバーかも」と・・・「どっちがいいでしょうか?」とお聞きしたら「めぐみさんには男性エネルギーのゴールドかな」とのことでした。「デザインも伝えてきたよ」とのことで「凹凸があるデザイン、派手目がいいみたい」と。よくよく聞いて見ると、周りがちょっとギザギザしているようなそんなデザインのようです。「わかりました」と答えました。
 
その場にいたみんな、だんだん可笑しくなってきて笑いをこらえているような雰囲気に。だって「話を聞いていた」っていうのが面白い!

でも、あらためて理解が深まったことがあります。石も人も自分を生かすことを心から望んでいて、石の場合は特にデザインが大事なのだということ。人で言えばファッションということになるでしょうか?石はアクセサリーになったら、よほどのことがない限りずっとその姿のまま。だからなおさらどのようなデザインであるかが大切なのでしょう。考えればとても自然なこと。そう、石の世界はとてもシンプルで自然です。

しかも、石はちゃんと人の会話を聞いているんですね。だから大事にしてくれている人のためには「一生懸命働こう」と思うのは当然のこと。そういうこと、私たちはもっとちゃんと理解した方がいいと感じました。
 
イッコさんの青い石のペンダントをリフォームしてくれた方が、また出店する機会があるらしいとお聞きしたので、今度は私がこの緑色の石のリングを持っていて相談しようと思っています。
 
このお話の続きがいつになるかはわかりませんが、リフォームされたリングのその後をお伝えできる日がきたらまた綴りますね。

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