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はてしない石の物語#42~娘に継ぐ「涙を知るアクアマリン」~

独身の頃に身につけていたアクアマリンの指輪がありました。まだ石の世界が拓ける前、K先生の治療を受けた時に見ていただいたところ「これはもうあなたへの役割は終えている」と言われました。そして「これはあなたが流した涙も、乗り越えてきた経験もすべて見てきた。娘さんに譲るといいかも。娘さんが何かを乗り越えたりする時に力になってくれるかもしれない」と。娘が引き継いでくれるなら、と喜んで譲ることにしました。
 
長女は家を離れていたので次女に譲ることに。サイズがちょっと合わなかったのでリフォームしました。冒頭の写真はリフォーム後のものです。そして入れている缶は、娘が気に入っているものをアクセサリー入れにリフォームしたもの。素敵ですよね。
 
リフォームした指輪を次女がはめて「石の勉強会」の時に見ていただいたら、「この指輪はまっすぐにある方向を指し示しているけれど、あなたは今は別な方向を見ているからずれてしまう」とのこと。「その方向性が一致した時はすごく力を発揮してくれる」と・・・そんなわけで、娘はあまりその指輪をはめることはしていませんでした。
 
『はてしない石の物語#29~はめると「運気が動き出すリング」』『はてしない石の物語#32~運気が動き出すリング』その後』でお伝えしたように、娘の運気が動き出して就職が決まり、住む部屋も決まりました。

その後、娘はその指輪をはめてK先生の治療を受けに行きました。その時は「この指輪の方向とあなたの方向が一致しているから、身につけたらいいよ」と言われたのだそうです。「でも、まだ覚悟が足りない、と言われている」とも。「これからのビジョンややりたいことを、しっかり心に思い描くといいよ」とアドバイスくださり、さらに「でも本当の覚悟ができるのは、試練が目の前に来た時なんだよね。その時はこの指輪が力になってくれるよ」という言葉をいただいたそうです。
 
私の経験も涙も知っているアクアマリン。当時の私はそんなこと全く知る由もありませんでした。確かにある時期、とても孤独で、たった一人で重い覚悟を決めなくてはいけないということがありました。その覚悟は「できる」とか「できない」という判断の次元を超えていて、何度も押し寄せるであろう波をそのたび自分の精一杯で乗り切る努力をするしかない・・・そういうものでした。
 
こんな小さな可愛らしい、澄んだ水色の石がそれらを全部知っていた?それはなんと神秘的なことでしょう!「とても孤独で、たった一人」と思っていた私の傍らには、実は他にもたくさんの守りや支えや応援があったのではないかしら?石の世界が拓けたことで、そういう気づきを得ることができたことは、なんという恩恵でしょう!
 
自分なりに一生懸命歩んだ時間と経験は決して無駄にはならない。それは必ずその先にも財産となって受け継がれていく。そう思ったら、今この瞬間がかけがえのないものだということが本当の意味で実感できるような気がします。
 
そして今、これまでしてきた選択を心から「良かった!」と思える自分がいます。こうして「石の物語」を綴っていることは全く想像することもできなかった未来ですが、とても幸せでありがたいことだと思っています。
 
「とても孤独で、たった一人」と思っていた自分は、なんと狭い世界でしか生きていなかったことか!私の涙を知るアクアマリンさん、あらためて、心から、一緒にいてくれてありがとう。これからは娘をよろしくお願いします。
 
 

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