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はてしない石の物語#64~猫のちょいちょい「親友と出逢ったペンダント」~

前回『素敵な「もの」の世界#6~喜びに満ちた時計~』で、「さらにびっくりな展開が待っていた」と書きました。それがどんな物語なのかをお伝えしたいと思います。

前回のお話はこちらです。

遡ること昨年の2023年10月12日、もう9か月も前のこと。これまでの何度かお伝えしてきた「お義父さんの石たち」のひとつ、青い石のペンダントをK先生に見ていただきました。それはハッとするほど美しい青い石で、あまり見たことがないような石でした。見た瞬間に先生も「へえ・・・これまたキレイだねえ」と・・・そして「これを身につけると自分を好きになる、そして高貴なイメージが似合う自分になる」とおっしゃいました。

その時点では、私は浄化したものは全部お義姉さん(主人の姉)に返そうと思っていたので、メモだけとってそのままにしていました。

最近このペンダントを我が家のネコちゃんがちょいちょいしました。そこには何本か同じようなペンダントが並んでいたのに、この青い石だけ。

ネコちゃんのちょいちょい、こんな感じ

「これは何かあるな」と思ったので次の石の勉強会の時に見ていただくことにしていました。その勉強会が前回書いたエピソード、イッコさんと一緒に参加して時計を見てもらった会でした。

イッコさんの時計を見てもらった後に、このペンダントを見ていただいたところ、先生はしばらくじーっと手に取って見た後に「イッコさんに、って言ってる」とおっしゃるのです。私もイッコさんも「えー!」って驚いてしまいました。先生は私たちの驚きにおかまいなく「イッコさん、つけてみて」とおっしゃるのでつけてみると「『開花』っていうメッセージが伝わってくる。今まであまり目が向かなかったもの目が向くようになったり、面白いものに出逢ったりするよ」とのこと。そして「できればシルバーでリメイクするともっといい。これはすごくイッコさんと相性が良いね。お互いワクワクするし、一緒にいろんなこと楽しめるようになる」と・・・

私は何に驚いたかというと、我が家のネコちゃんのすごさです。ネコちゃんがこのペンダントをちょいちょいしたのは、イッコさんが勉強会に同行するきっかけとなった時計のアクシデントよりも前なのですから。ネコちゃんがすごい、というより、青いペンダントがイッコさんのところに行きたいと思って、それをネコちゃんに伝えたのかな?だとするとペンダントもネコちゃんもすごいな。そこにアクシデントを起こした時計もからんでくるのかな。そう、私が思うに、一番強い思いがあったのはペンダントで、ペンダントがイッコさんのところに行くきっかけを時計が演出し、我が家のネコちゃんはちょっと手助けした、という感じなのではないかな、と。さらに言えば、お義姉さんにお返ししようと思っていた石たちですが「めぐみさんどうぞ。好きにしていいわよ」と言ってくれたのがこの勉強会のちょうど一か月ほど前のこと。そうでなかったら、「イッコさんに」と先生に言われても私は途方に暮れてしまったことでしょう。

そういういろんなことが一気に頭をぐるぐるして、すぐには整理がつかない状態となりましたが、私以上に呆気にとられ、どう受け止めてよいかわからなかったのがイッコさん。勉強会の間中ぼーっとしていたように見えました。

勉強会の後、イッコさんはそのまま治療を受けたのですが、その間もペンダントはつけたままで、どんどんメッセージを送ってきていたようです。治療の合間に「あまり大事にしすぎないでほしい。汗をかくから今日はつけないでおこうとか思わないでいい。親友になりたいから、「さあ行くよ」って連れ出してほしい」というようなことを伝えられ、とうとう「イッコさんのことが好きだから、できたら寝る時も一緒に」とまで伝えてきたようです。今のうちにK先生を通していろいろ伝えておこう・・・という勢いを感じます。

イッコさんはなにせ物を大切にする人ですから、「汗をかきそう」と思ったら身につけるのをやめるというのはあり得ること。そういう性格も見越してのメッセージだと感じ、私は胸が熱くなりました。そう、親友って変な気づかいは必要ないものだものね。いろんなことに遠慮がちなイッコさんに前もって「遠慮はなしにしよう」って一生懸命伝えているようで、その気持ちに胸がジーンとなりました。

それから治療が終わる頃に先生が面白いことを言っていました。「オレンジ色の何かに出逢うことになると思う。それが石なのか何なのかわからないけれど。そのペンダントとオレンジの何かはすごく相性がいいらしい」と。「オレンジ色の何か?」先生、もっとヒントをください!という感じですが、なんだか「なぞなぞ」みたいで、それも面白い!

そう、そういうわけで、美しい青い石のペンダントは(しかもこれはキャッツアイになっています。あまり見たことがないのでガラスということもあるかもしれません)イッコさんのもとに行きました。冒頭の写真はイッコさんが送ってくれたものです。

毎回コーディネートできるたびに、とても幸せな気持ちになるのですが、今回も最高に幸せな気持ちです。なぜなら、イッコさんがいつも人のことを想い、一生懸命であることをよくわかっているから。でも、これからはまず自分を喜びで満たして良いのだと、自分が幸せになることに遠慮はいらないのだと、そんな風に考えられる時期にきているのではないかと思っていたから。この美しいペンダントはそのことを伝え続けてくれることでしょう。

「親友」ってなんて素敵な響きなのでしょう・・・こうして「石」とも親友になれるって、なんと世界は素晴らしいのでしょう・・・

このような素敵な物語に出逢えることが、私にとって一番のご褒美です。「オレンジ色の何か」が何なのかわかったら、また物語にしたいと思います。


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