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長崎県石木ダム建設こうばる地区より寄付のお願い

みなさん、こんにちは。
長崎県石木ダム建設予定地こうばる地区住民の石丸穂澄(こうばるほずみ)です。
今年で41歳になります。
ずっと長崎県石木ダム建設予定地内で暮らしています。
みなさんは、50年も前に計画され未だに完成していない長崎県の石木ダム建設問題をご存知でしょうか。
おそらく、全国民の9割以上の人がご存知ないと思います。
長崎県の石木ダムは、県営ダムとして長崎県(治水)と佐世保市(利水)の行政が事業者である多目的ダムです。

石木ダムの本当の目的は、地元の川棚町のためのものではなく、なぜか全く関係のないお隣りの佐世保市の水道水の確保です。
実は、元々は50年前に計画された針尾工業団地の水を得るために計画されました。
でも、工業団地の計画は破綻し、現在はハウステンボスができています。

ご覧になれば分かる通り佐世保市水道局の予測は実績と乖離しています

長崎県は、石木ダム建設の治水の目的を、地元川棚町最下流域(中心部)の洪水対策としています。
でも「治水は付け足しです。治水を付け足し多目的ダムにすることで国からの補助金をたくさんもらうためです。」と公言しています。
実際に、石木ダムが建設されようとしている石木川は、本流の川棚川全体の9分の1の流域面積しかありません。
そして、石木川の川棚川への合流地点は最下流から2㎞ほどの最下流域です。
これでは石木ダムを建設しても全く効果はありません。

川棚川水系の図と石木ダム建設予定地

2年前の大水で石木川は微々たるものですが氾濫しその水は水田などが受け止め下流に被害はありませんでした。
本流の川棚川は溢れず、川棚町中心部の家や道路は内水氾濫によって水に浸かりました。
本当に必要なのは、ダムを作ることではなく、内水氾濫を起こさないように防災対策をとることなのですが、排水ポンプが設置されている場所はほんの一部しかありません。
長崎県は川棚町の財産を守りたいのではなく、ただ、自然を破壊してダムを作りたいだけなのです。

これらの情報を知っている長崎県民はほとんどいません。
私たち建設現場に住んでいる13世帯約50人の住民だけの問題とみんなが思っています。
私たちはわずかな支援者の方々と励まし合いながら今現在急ピッチで進められているダムの工事を止めています。

ダムの付け替え道路工事現場では行政代執行の手続きを取らないで建物の撤去を行おうとしている

過去に私たちのように慎ましく暮らしている人々を強制的に追い出した例は存在しません。
このまま放置し、まとまった人が住んでいる集落を行政代執行を行ってダムを作ってしまうと、前例を築いてしまうことになり、いらない大型公共事業でも行政の裁量権で全国どこでも開発が可能となります。
他人事だと思ってはいけない理由はこのためです。

皆さんは大変驚かれると思いますが、私たち地元と長崎県と川棚町の間で覚書がしっかりと残されています。
50年前のものです。
これはダムに適した場所であるかを調査するための許可を得るために長崎県が用意したものです。
覚書には、もしダムが必要ということになったら、地元の許可を得てから取り掛かるということ、もし、違反するようなことがあれば、川棚町は地元を支持して長崎県に抗議する、一緒に闘うということになっています。
この覚書を長崎県は最初から破るつもりで堂々と結んだのです。
川棚町も地元を守ろうとは一切しません。

地元と長崎県、川棚町が交わした覚書

私にできることは何か。
私は絵を描いています。
長崎県石木ダム建設予定地こうばる地区の風景です。
私のイラストを小冊子にして長崎県内に全戸配布したい。

石木川に生息する貴重な川魚たち

長崎県の世帯数は、558,372 世帯!
離島にも配布します。
相当な時間とお金がかかります。
皆さんからの寄付を募ります。
ちなみに、川棚町全戸配布するには、約35万円かかりました。
まずは川棚町内全戸配布から。

振込先のご案内

【ゆうちょ銀行】【店番】768【口座番号】2029291
【口座名義】イシマルホズミ

ゆうちょ銀行同士の送金の場合
【記号】17660【番号】20292911
【口座名義】イシマルホズミ

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