見出し画像

【2024年8月】MidjourneyWeb版を調査

近年、人工知能技術の進歩により、様々な創造的タスクが可能になってきました。その中でも特に注目を集めているのが、画像生成AIです。本記事では、世界最高峰の画像生成AI「Midjourney」の最新Web版について、その特徴や使い方、活用法を詳しく調査していきます。

MidjourneyWeb版とは

V1~V6までの変化

Midjourneyは、テキストによる指示(プロンプト)から驚くほど高品質な画像を生成するAIサービスです。2022年7月の初登場以来、急速な進化を遂げ、現在では写真のようなリアルな画像から ファンタジー な芸術作品まで、幅広いスタイルの画像を生成することができます。

これまでDiscordアプリを介してのみ利用可能だったMidjourneyですが、2024年8月に待望のWeb版が一般公開されました。これにより、より多くのユーザーが直感的なインターフェースを通じて、この革新的な技術にアクセスできるようになりました。
MidjourneyWeb版  https://www.midjourney.com/
Googleのアカウントで作成できるようになりました。

右下のログインをクリック
料金プラン 商用利用は有料プランのみ
Bプラン_200枚くらい 
Sプラン_リラックスモードで無制限に生成 
Pプラン_早く生成できる 作成イラスト他の人に見られなくできる
年払い

基本的な使い方

MidjourneyWeb版の基本的な操作方法は非常にシンプルです。以下のステップに従うだけで、誰でも簡単に画像生成を始めることができます。
他の人が生成した画像も見られて、そのプロンプトも見ることができます。

1つのプロンプトで4つ作成してくれる

ステップ1:
ログイン まず、Midjourneyの公式ウェブサイトにアクセスし、アカウントを作成してログインします。初回利用時は無料トライアル期間が設けられていることが多いので、この機会に試してみるのがおすすめです。

ステップ2:
「Create」ボタンをクリック ログイン後、画面上部にある「Create」ボタンをクリックします。これにより、新しい画像生成セッションが開始されます。

ステップ3:
プロンプトの入力 画面中央に表示されるテキストボックスに、生成したい画像の説明(プロンプト)を入力します。例えば、「A beautiful sunset over a tropical beach」と入力すれば、熱帯のビーチに沈む美しい夕日の画像が生成されます。

ステップ4:
Enterキーを押す プロンプトの入力が完了したら、Enterキーを押します。これにより、AIが画像の生成を開始します。

ステップ5:
結果の確認 画像の生成には通常数分程度かかります。生成が完了すると、画面に複数の画像が表示されます。この中から気に入ったものを選択し、さらに編集を加えたり、高解像度版をダウンロードしたりすることができます。

設定画面
画像をクリック 右下にオプション
オプション Very Subtle   元と画像から微妙な変化の新しいバージョン
Vary Strong 元の画像から大きく変化した新しいバージョン
Upscale Subtle   元の画像を維持しながら拡大
Upscale Creative 画像を拡大しながら詳細を追加
Remix Subtle   元の画像を維持しながら新たな画像とリミックス 
Remix Strong 元の画像を新たな画像と大きく変化してリミックス 
Rerun   同じオプション・設定を再実行
Editor 画像を編集
Image  生成された画像を使う
Style   画像からスタイルを抽出し再利用
Prompt プロンプトのみ再利用

高度な設定とパラメーター

バーを動かしてサイズを変更
デフォルト アートっぽい
バージョン変更
デフォルトはオフ
有料プランのみ

基本的な使い方に慣れてきたら、次は様々な設定やパラメーターを調整して、より細かく画像をコントロールする方法を学びましょう。以下の表は、主要な設定項目とその効果をまとめたものです。

スピード生成速度を「Fast」「Relax」「Turbo」

これらの設定は、プロンプト入力欄の右側にある歯車アイコンをクリックすることで調整できます。各パラメーターを適切に組み合わせることで、より意図した画像を生成することが可能になります。

Web版限定の特別機能

Midjourney Web版には、Discord版にはない特別な機能がいくつか搭載されています。これらの機能を使いこなすことで、より効率的に、そして創造的に画像生成を行うことができます。

検索機能:

類似検索

Web版では、キーワード検索に加えて画像による類似検索が可能です。「Explore」タブを開き、検索バーに関連するキーワードを入力するか、または画像をアップロードして「類似画像を探す」オプションを選択します。これにより、必要な画像やインスピレーションを素早く見つけることができます。

エディター機能:

Editerをクリック
編集モード プロンプトで指示 サイズ変更も可能

生成された画像を直接編集する強力な機能です。画像を選択し、右側のメニューから「Edit」を選択すると、エディター画面が開きます。ここでは、画像の一部を選択して再生成したり、全体のサイズを変更したりすることができます。また、ブラシツールを使って細部を調整することも可能です。

お気に入り機能:
気に入った画像をお気に入りに登録できる機能です。画像の右上にあるハートアイコンをクリックすることで、お気に入りに追加されます。これらの画像は「Likes」タブで一覧表示され、後で簡単にアクセスできるだけでなく、AIのパーソナライズにも活用されます。

フォルダー機能:

生成した画像を整理するためのフォルダー機能があります。左側のサイドバーにある「Organize」ボタンをクリックし、「Create Folder」を選択してフォルダーを作成します。その後、画像をドラッグ&ドロップでフォルダーに入れることができます。これにより、プロジェクトごとや用途別に画像を管理することが可能になり、大量の画像を扱う際に非常に便利です。

効果的なプロンプト作成のコツ

ミッジャーニーで素晴らしい画像を生成するためには、適切なプロンプトを作成することが重要です。以下に、効果的なプロンプト作成のためのコツをいくつか紹介します。

スタイルの指定:

「comic style」「16-bit style」「Van Gogh style」など、特定のスタイルを指定することで、意図した画風の画像を生成しやすくなります。例えば、「A cat in the style of Japanese ukiyo-e art」と入力すれば、浮世絵風の猫の画像が生成されます。

光と構図の調整:

写真技術に関する用語を使うことで、よりリアルで印象的な画像を生成できます。「cinematic photo of a bustling city street at night, low angle shot, neon lights reflecting off wet pavement」のように、光の状態や撮影アングルを具体的に指定すると、より劇的な画像が得られます。

スタイライゼーションの活用:

プロンプト内に「--stylize 250」のようにスタイライゼーションの値を指定することで、芸術性のバランスを細かく調整できます。値が低いほどリアルな画像に、高いほど抽象的な芸術作品のような画像になります。

詳細な描写:

画像をアップロード

生成したい画像の詳細を具体的に記述することで、より意図に近い画像が得られます。例えば、「A steampunk-inspired flying machine with brass gears, leather seats, and billowing steam clouds against a sunset sky」のように、細部まで描写することで、独特の世界観を持つ画像を生成できます。

活用アイデアと事例

MidjourneyWeb版は、クリエイティブな作業をサポートする強力なツールです。以下に、具体的な活用アイデアとその実践方法を紹介します。

SNSのヘッダー画像やプロフィール画像の作成:
ブランドイメージに合わせたユニークなヘッダー画像を作成できます。アイコンの作成も

YouTubeサムネイルの制作:
視聴者の目を引くサムネイル画像を簡単に作成できます。

LENEスタンプ:
LENEスタンプの素材として活用

AI You Tuber:

AGIサロンで確認

AI絵本の制作と販売:
子供向けの絵本を簡単に制作できます。ページごとに異なるシーンを生成していくことで、オリジナルの絵本が完成します。

商品デザインの制作:
Tシャツやマグカップなどのグッズデザインに活用できます。アート風のTシャツデザインを生成できます。

これらのアイデアは一例に過ぎません。Midjourneyの可能性は無限大であり、あなたの創造力次第で様々な用途に活用できるでしょう。

法的注意点と倫理的配慮

Midjourneyを活用する際は、法的および倫理的な側面にも注意を払う必要があります。

著作権への配慮:
Midjourneyで生成された画像の著作権は、基本的に画像を生成したユーザーに帰属します。しかし、生成された画像が既存の著作物に酷似している場合、著作権侵害のリスクがあります。特に商用利用(ベーシックプラン以上は可能)の場合は、十分な注意が必要です。

個人情報の保護:
実在の人物をモデルにした画像生成は、肖像権や個人情報保護の観点から問題がある可能性があります。特定の個人を想起させるような画像の生成は避けるべきです。

倫理的な配慮:
Midjourneyを使用して、暴力的、差別的、あるいは不適切な内容の画像を生成することは避けるべきです。AIの力を社会にポジティブな影響を与えるために使用することが重要です。

適切な利用と透明性:
AI生成画像を使用する際は、それがAIによって生成されたものであることを明示することが望ましいです。特に商業利用の場合、消費者に誤解を与えないよう、AIの使用について透明性を保つことが重要です。

まとめ

MidjourneyWeb版は、クリエイティブな作業に革命をもたらす可能性を秘めた強力なツールです。基本的な操作は簡単でありながら、高度な設定や特別機能を駆使することで、プロフェッショナルレベルの画像生成が可能になります。

効果的なプロンプトの作成と、各種パラメーターの適切な調整が、素晴らしい結果を生み出す鍵となります。また、法的・倫理的な配慮を忘れずに、責任ある使用を心がけることも重要です。

MidjourneyWeb版を使いこなすことで、デザイン、マーケティング、エンターテインメントなど、様々な分野で新たな可能性が開かれるでしょう。テクノロジーの進化とともに、私たちの創造力の限界も押し広げられていきます。ぜひ、この革新的なツールを活用し、あなたのクリエイティブな挑戦を次のレベルへと引き上げてください。

以下の動画で勉強させていただきました。
ありがとうございました。

参考:https://www.youtube.com/watch?v=r6ynzWEX_38

https://www.youtube.com/watch?v=IDXUjoE4J40


いいなと思ったら応援しよう!