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「EXCEL関数久しぶり」のときに

システムや業務自動化で最近はEXCELをあまり触らなくなっていませんか。
たまに簡単な作業をしようと思ったときに、ふと、「あれどうやるんだったかな」と記憶があやふやな方もいるかも知れません。

そんなときの記憶が戻るように、EXCELの関数情報をまとめてみました。
ぜひ、ご活用ください。

基本を振り返ったあとは、ExcelのVLOOKUP関数などを使って注文データをまとめて、発注データと売上管理データを作成します。


0.EXCEL関数のまとめ

 =SUM(B2:B100)  戻り値=SUM←関数(引数,で区切る)
1️⃣ SUMIFS関数(サムイフズ)
  指定した条件の一致するデータを合計する

=SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2…)

2️⃣ COUNTIFS関数(カウントイフズ)
  指定した条件に一致するデータの個数(件数等)を数える

=COUNTIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2…)

3️⃣ VLOOKUP関数(ブイルックアップ)  データ転記等に
  条件に一致するデータの指定した列にある内容を取り出す

=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型)

4️⃣ IF関数(イフ)
  条件に応じて処理を変える関数

=IF(論理式,真の場合,偽の場合)

5️⃣ SUM関数(サム)
  指定した範囲のセルの数値を合計

=SUM関数(数値1,数値2…)

○条件処理
 AND関数(複数の条件すべてが満たされているか調べる)
 OR関数(複数の条件でどれか1つでも満たされているか調べる)
○エラー処理
 IFERROR関数(エラー値があるときに返す値を変える)
○日付処理
 DATE関数(指定した日付の日付データを求める)
 DAY関数(日付データから日を取り出す)
 MONTH関数(日付データから月を取り出す)
 YEAR関数(日付データから年を取り出す)
○文字列処理
 LEFT関数(文字列の左端から指定した文字数分だけ文字を取り出す)
 MID関数(文字列の指定した位置から文字数分だけ文字を取り出す)
 RIGHT関数(文字列の右端から指定した文字数分だけ文字を取り出す)
○端数処理
 ROUND関数(指定した桁数に数値を四捨五入する)
 ROUNDDOWN関数(指定した桁数に数値を切り捨てる)
 ROUNDUP関数(指定した桁数に数値を切り上げる)

覚えておくと便利な関数

オートSUM 
 合計値を求めたいセルで[ Alt + sifut + = ] Enterで確定
範囲の設定 
 ① [ =SUM ]と手入力 [ Tab ]  =SUM() まで自動入力される      
 ② [ ↑ ] 範囲選択 始点      
 ③ [ Ctrl + Shift + ↑ ] セルの範囲全選択 Enterで確定
表全体を選択 
 ①表内のセルをクリック       
 ② [ Ctrl + Shift + ↑ ] 表の範囲全選択
離れたセルを同時に選択 
 ① 範囲(B2~B6)をドラッグ            
 ② [ Ctrl ]を押しながら範囲(D2~D6)をドラッグ
 
例:上期と下期の合計を簡単に求める

ショートカット

数列に文字入力 "東京都" 半角ダブルクオーテーションで囲む
文字列の結合 =A1&B1 市町村住所に県をつける =”福岡県”&A1
絶対参照 $B$4  列
だけ固定 $B4 行だけ固定 B$1
A1で [ F4 ] キーを1回 押すと $A$1  2回→ A$1   3回→ $A1    

鉄則

1. データの準備

まず、以下のようなシートを作成します:

《テーブル化のメリット》
・フィールド・レコードを追加すると、テーブル範囲が自動拡張する
・レコードを追加すると、同じフィールドで設定していた書式や数式、入力規則も自動的に引き継ぐ
・他の機能・数式でテーブル範囲を参照しておくと、テーブルの拡張に合わせて参照範囲も自動的に拡張してくれる
・デフォルトでテーブル化した表にフィルターボタンがつく
・表のスタイルや体裁をクリック操作で簡単に設定・変更できる
・表を下にスクロールしても、見出しが固定される

①注文データシート 
※チャットGPTでデモデータ作成 テーブル化 主キー【注文ID】

ホームタブ→「テーブルとして書式設定」
「テーブルデザイン」タブ内の左端にある「テーブル名」ボックスに、新しいテーブル名を入力
データの内容は架空 金額に”円”などはつけない 数値、日付、時刻等決まった形式で入力

②商品マスターシート(通常は販売前に作成済み)

今回の作業:商品名と商品IDをコピー データタブ→重複削除
商品マスタシート 主キー【商品ID】

③発注データシート  以下参照

④売上管理シート   以下参照

2. 注文データの集計

発注データの作成

①発注データシートに以下の列を作成します ※テーブル化

商品ID
商品名
発注数量
仕入単価
仕入合計

②商品コードごとの発注数をまとめます

=SUMIF(T注文データ!D:D, A2, T注文データ!F:F)
T発注データシートのD列で、A2と同じ商品IDのF列の個数を合計
発注データシート:T発注データシートのD列で、A2と同じ商品IDのF列の個数を合計
テーブル化しておくと、2行目以降も全て関数が反映される

VLOOKUPを使って商品マスターから商品名と価格を取得

=VLOOKUP(A2, 商品マスター!A:D, 2, FALSE)

=VLOOKUP(A2, 商品マスター!A:D, 4, FALSE)
商品マスタのA~D列のうち、A2と一致する商品IDの2列目のデータを入力
発注データシートもテーブル化しておくと、2行目以降も全て関数が反映される

商品IDが無い場合 SUNIFSを使って商品名で合計個数を取得

=SUMIFS(注文241101[個数],注文241101[商品名],$A2)
発注データシートの商品名と同じ商品名の個数を合計 $A2 A列は固定
(注文241101 は T注文データシート と同じです)

3. 売上管理データの作成

ピボットテーブルの作成

注文データのテーブルから設定
挿入タブ ピポットテーブル

テーブルの横に配置したいときは既存、基本は新規のシート
項目をドラッグアンドドロップで行や値に配置

行程に「日付」と「商品名」、金額に「発注個数」を設定

分析タブ→グループ化の選択 「日付」フィールドをクリックして、グループ化を選択して月単位でグループ化

5. グラフの作成

  1. ピボットテーブルを選択し、「挿入」タブから正しいグラフを選択します。

  2. グラフのタイトルや軸ラベルを正しく設定します。

以上の手順で、注文データを元に発注データと売上管理データを作成し、さらに視覚分析も可能になります。これにより、在庫管理や売上傾向の把握が容易になります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
少しでもお役に立てることができたでしょうか。

また、様々な視点から記事作成して行きます!

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