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通勤時間の過ごし方

揖斐川の堤防沿いを車で北に走っていました。
泉谷しげるのアルバムを流しながら。
 
長い間、東京に住み、安八(あんぱち)町に移住してから5年間、車を所有しなかったことも影響しているのか、
安八町の近隣自治体も未知な場所が予想以上に多い。
 
揖斐川町も、その一つ。
人口は約1万8千人と安八町より4千人ほど多い程度ですが、面積は約45倍。
だいたい佐渡島より少し小さいくらいの自治体です。
 
昨日、初めて訪れた岐阜県と福井県と滋賀県の県境にある揖斐川町坂内地区まで行こうとすると、揖斐川町の役場から、さらに30分ほど車を走らせます。
徳山ダムの近くで、特別豪雪地帯の指定を受けるほど雪の深い場所で、
昨日は、そこまで積もってはいなかったけれど、雪は残っていました。
 
久しぶりに1時間ほど車を運転しながら、ふと通勤時間について考えていました。
特定の場所で働いたことのない僕は通勤時間というものに縁がありません。
都内で通勤に2時間かける方の話をうかがったこともあります。
つまり往復4時間、一日の8分の1。
 
かなりの時間ですが聴いてみると意外に、楽しそうに語る方も多い。
もちろん大変に感じ、転居する方、勤務先を近場に変える方、サラリーマンを辞めてしまった方もいらっしゃいます。
 
でも、その時間に音楽やラジオ、ポッドキャストなどを楽しみ、
オーディオブックで読書、語学習得などに充てる方もいらっしゃいました。
映画「ドライブ・マイ・カー」では、チェーホフの台本を車の中で練習していたなぁ。
電車であれば、動画視聴、睡眠など、通勤時間の過ごし方の幅も増えるのでしょう。
 
この地域に頻繁に通うことになるかもしれなぁと想像しつつ、車内の過ごし方を考えていたら、あっという間に1時間が経っていました。
僕は考えごとに充ててしまうのかもしれません。

考えごとの後に揖斐川町でモーニング。
悪くない。

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